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今見ても絵やギャグにほとんど古さが感じられない。これが80年代の初頭に描かれたものなのだから、やはりこのセンスはズバ抜けている。漫才ブームとほぼ同時期と言うことを考えれば、当時の漫才がすでに古臭くなってしまっているのに対して、「ひばりくん」の世界はまったく色褪せていないのだから、いかに普遍的かつ不変的なセンスを持っていたかが分かるというもの。

作者が文庫版のあとがきで、「時代の意志とか気分とか、何か大きな力で動かされた。自分の力だけで創られたものじゃない」というような事を書いているが、まさにそんな評価がふさわしい。

「マカロニほうれん荘」や「うる星やつら」もそうだが、計算だけじゃなく、その時代の雰囲気とか価値感、作者の年齢といったものの相乗効果による化学変化があって始めて作り出される奇跡的な作品のひとつなのだと思う。80年代という時代の中だからこそ創られた漫画と言える。

今でも続編希望の声は多いだろうが、たぶん、今、作者がやる気を出しても、若さや青さを含んだ「未完成であるがゆえの勢い」とか、当時の「空気感」まで再現することは不可能だろう。

以下、作者あとがきからの引用。

ひばりくんはそんな僕を見下しもせず、買いかぶりもせず、いつも超然とそこにいて「描けるんだったら描けば。ボクはいつでもいいよ」。ひばりくんはいつも僕にそう言って、凛とした笑顔をたたえているのです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-02 17:29:53] [修正:2008-02-02 17:29:53] [このレビューのURL]

読むべし

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-02 16:47:25] [修正:2008-02-02 16:47:25] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-02 09:48:39] [修正:2008-02-02 09:48:39] [このレビューのURL]

「初心者〜中級者のために麻雀を基礎から教えて強くする」
というのがコンセプトの、今まで多くの人が望みながら実際にはありそうでなかった麻雀漫画。
説明そのものに終始するいわゆるハウツー漫画とは違い、作者の「こうすれば強くなるんだ!」というメッセージが
強烈に伝わるため、たとえその麻雀論が多少強引であろうが読み手に素直になるほどなと納得させる
心地よい作品に仕上がっている。まさに長年麻雀漫画を牽引してきた作者の為せる業。
現在レクチャーするネタがなくなった為か麻雀女子プロ界を中心としたストーリーにシフトしているが
漫画そのものもしっかり読ませてくれるので今後も期待できる展開になっている。

麻雀できる人、特にルール覚えたてで負けてばっかりな初心者の人
にぜひお勧めの作品。実際強くなると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-31 00:55:15] [修正:2008-01-31 00:55:15] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ほんとにまあ鬼頭先生はよくここまで理不尽な話を思いつくもんだなと感心する。
正直な所普通ならこんな話は思いつかない。
やはり鬼頭先生は天才だと思う。

他のレビューにて、
「キャラについてあまり深く掘り下げられて描かれておらず感情移入し辛い」
というのがあったが、
今思うと確かにそんな所はある。
物語の進行上子供達は次々死んでいくわけだから、一人一人にそこまでの背景を詰め込めないのは仕方ないのかなぁと。

しかし、8巻で変わる。
カンジ編は"ぼくらの"の中でも屈指の出来だと思う。
カンジの、これまで戦ってきた仲間に対する気持ち。

「あいつらは立派だったよなあ」

この一言。
これで思わず泣きそうになった。
なんら死ぬ理由のない子供達。
しかし自分達が戦わなければ全てが消える。

子供たちは、抱えきれないほどの恐怖や不安とも戦ってきた。
寛士のあの一言の意味は凄く重かった様に思う。
本当立派です。彼らは。しかし救いがない。

作者が伝えたいのは命の重さではないかと私は思う。

戦闘描写も深い。一切情報の無い未知の敵との戦いは必見。
様々な思考が交錯して、引き込まれる。
戦いは次第に熾烈になっていく。同じく敵も強くなっていく。

続きが待ち遠しいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-30 21:43:58] [修正:2008-01-30 21:43:58] [このレビューのURL]

駄目な奴そうで、
そこまで駄目じゃない奴・・・?

爆笑はあまり無いんだけど、
クスッと笑う事がある。
そもそもこれはギャグ漫画じゃないのかな。
よく分からない・・・。

アフロ・田中の日常です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-29 16:14:49] [修正:2008-01-29 16:14:49] [このレビューのURL]

それぞれのエピソードの奥深さが素晴らしい。かなり専門的な知識を素人にも理解しやすく、かつしつこくなりすぎないように料理して物語に溶け込ませてるのがすごい。
かといってコテコテの雑学ものでもなく、情のあるドラマとサスペンスが随所に散りばめられてるから飽きが来ない。エンドレスで話が繰り返されるのではなく、世界情勢の変化に伴ってゆったりと時間の進行を感じさせてくれるのも良い。

これだけの内容を基本1話完結方式で惜しげもなく投入できる引き出しの多さにはただただ感心。このとてつもなく幅広くて深い知識はいったいどこから生まれてるのだろうか。ああ、それにしても、褒めるところしか見つからない…。

登場人物のさり気なく気が利いたセリフや、行動の1つ1つが「知ること」の楽しみと「生きること」の素晴らしさを教えてくれる。
これを外して浦沢直樹は語れません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-29 12:06:38] [修正:2008-01-29 12:06:38] [このレビューのURL]

5点 ARIA

決して悪い漫画ではないと思うけど、果てしなく退屈だった。たとえるならアルコールの抜けた甘い白ワインという感じ。平たく言うと物語に酔うことができない。

設定に関して言えば、せっかくテラフォームされた火星が舞台なのに、風景がまんま古き良き地球のコピーというのがもうひとつ腑に落ちない。こう言うのは無粋かもしれないけど、わざわざ遥か火星まで開拓に行って時代遅れの街を作る理由はどこにあるのか…と思ってしまう。

雰囲気は底抜けに良く、僕があまり好きになれなかったのは単に絵柄が好みじゃなかったという部分も大きいと思う。
合う合わないはあるとして、一度読んでみるだけの価値はある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-29 11:09:08] [修正:2008-01-29 11:09:08] [このレビューのURL]

作者が描きたいものを描けてる作品な気がします。

ただ、華やかさがなく地味すぎるかなぁと。
嫌いでもないし好きでもない、評価しにくいタイプの作品でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-28 23:51:45] [修正:2008-01-28 23:51:45] [このレビューのURL]

歴史は勉強不足で予備知識が情けないくらい無かったけど、
全然楽しめました。
個人的にはヤンマガの良心・・・笑

この漫画の説明をするにおいて、
このキャッチフレーズが秀逸すぎる。



「戦国史上、最も失敗して、挽回した男」

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-01-28 23:36:32] [修正:2008-01-28 23:36:32] [このレビューのURL]

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