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7点 バジリスク-甲賀忍法帖
山風なんだからしょうがない。
ストーリーが破綻していようが、展開が唐突過ぎようが、そもそも山風自体がそういう狂った作家なので。
むしろ限りなく原作に忠実で山風ファンとしては嬉しい限り。
『おお!このシーンをこう描写するか!』と膝を打つ事も多々。
面白くないと思った方は、山風が合わないだけなので諦めてくださいとしか良い様が無いです。
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[投稿:2007-11-29 14:06:39] [修正:2007-11-29 14:06:39] [このレビューのURL]
7点 あたしンち
そもそも絵日記漫画が出発点の作者であるが、その延長で、閉じられた世界観の中で描いているところが功を奏している。基本は郷愁系絵日記漫画であり、さくらももこのスタンスに近いものを感じてしまう。
新聞漫画の限界で、結婚シリーズ等で見せた毒が少ないのが残念。
標題は「あたしンち」であり、主人公はみかんなのだと思うのだが、どう見てもお母さんの独壇場。とはいえ、お父さんやユズピー、ケン、新田などの脇役も秀逸。(モデル実在の予感がする。)
爆笑ネタはそう多くないが、値段程度には楽しめるアベレージヒッターといった感じの作品。
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[投稿:2007-11-26 00:13:56] [修正:2007-11-26 00:13:56] [このレビューのURL]
2点 日本沈没
原作(小説)を筆頭に、さまざまに表現されてきた「日本沈没」。それだけ衆目を集めるテーマなのだと思う。
ハードボイルドに「科学」と「日本」を追い求めた原作版、重厚な人間ドラマだった旧映画版、とりあえずSFXのリアリティには驚愕させられた新映画版と、それぞれの語り手はそれぞれの切り口で見せようとして来た。もちろん限られた制約の中での表現であるため、それぞれが一長一短を持つ。
漫画版はそれらの悪いところをすべて集めたようなもの。話の軸が定まっておらず、猥雑な絵柄の割には軽薄な印象しか受けない。小松左京作品特有のストイックさが微塵も感じられないのは、「解釈」では済まないように思う。
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[投稿:2007-11-24 23:48:28] [修正:2007-11-24 23:48:28] [このレビューのURL]
下ネタの王者ターちゃんって感じ。
下ネタは結構苦手なんだけど、何でかこの漫画ではそんなに嫌じゃなかった。それよりも、動物の習性だとか豆知識的なものを使ったギャグでクスッと笑えるのがよかった。ジェーンら女の子(?)たちもかなりいいキャラしていて、結構楽しめた。
でも、どうでもいいけどジャングルじゃないよね・・・
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[投稿:2007-11-23 13:55:44] [修正:2007-11-23 13:55:44] [このレビューのURL]
7点 ヒストリエ
いや、これ大作。
まず、時代設定の時点で成功している。
これは漫画にこなれてないと手が出せない領域だわ。
頭がいいキャラクターというのも作者の技量を試される。
それに手を出すのもまた…
ついでにストーリー展開も見もの。いい意味で裏切ってくれる。
狂気を描かせたらNO.1なんじゃないだろうか。
普通の価値観と普通じゃない価値観の共存できているから押し付けないし、けんかしない。
人物は当たり前として狂気を行っているのだ。
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[投稿:2007-11-22 00:06:11] [修正:2007-11-22 00:06:11] [このレビューのURL]
8点 ハチワンダイバー
おっぱいにやられた。
とにかくおっぱい勝負にやられた。
このテンション大好き。
強さの具合が、どうしても「将棋」という深い競技だから図りづらいのもある。
雁木の構えといわれてもピンとこないところもある。それだけが悔しい。
もちろん、将棋初心者でも楽しめる内容になっている。
むしろ、よく説明しているし、説明しないでもすごさがわかる描写をしている。
だが、エアマスターを知っている私にとっては全力でハチワンを楽しまなければもったいないのだ。
まあ、何はともあれアホだ。
アホでないと困る。
何度も何度も読んでしまうヨクサクぱわーに勝てる気がしない。
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[投稿:2007-11-21 23:40:39] [修正:2007-11-21 23:40:39] [このレビューのURL]
8点 無能の人
ネタとしてはねじ式やゲンセンカンの方が有名かも知れない。映画化された点を除けば実に地味な作品。
作品終盤で語られる井月は、安政年間から明治半ばまで伊那谷を漂泊し、芭蕉や西行にあこがれたまま野垂れ死んだ。やがて昭和の世には、山頭火もまた伊那谷を訪れる。漂泊の人は漂泊の人にあこがれ、彷徨い続けるのが宿命なのだろう。つげ氏もまた同じなのかも知れない。
井月の話が淡々と語られ、それまでの作中の喧噪が浄化されてゆく。陰鬱な話の筈なのに、なぜか清々しい結末。井月の辞世の句で締めくくられた後は、自分もまた無能の人にあこがれる穏やかな読後感。
つげ作品の頂点と感じた。
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[投稿:2007-11-20 00:40:31] [修正:2007-11-20 00:40:31] [このレビューのURL]
3点 D.Gray-man
ジャンプで好評を博し、アニメ化までされた作品ということで興味を持ち、読んでみましたが、はっきり言って面白くありません。
何が面白くないのかと言えば、全てにおいて中途半端だからです。キャラが中途半端。世界観が中途半端。一つひとつのストーリーの進め方や話の引き方が中途半端。漫画の方でも表現方法に個性がなく、ただ人気が出てしまったからそれっぽくダラダラと続けているだけの作品といった印象です。
一方でアニメの方も、表現方法を極力和らげ、子供が見ても安心できるように、無難な作品作りをしているだけといった印象を受けました。
おそらく、この作品の人気が出てしまった理由というのを、例えて言うならこういう事なんじゃないでしょうか。ある普通の学校のクラスに1人だけとびきり顔の良い男の子がいるとします。
そしてその子は、当然クラスの女子からモテモテです。なぜなら他の男子はみんなブサイクで他にいい男がいないからです。しかし、その子も他の男子からして見たら全く普通の印象でしかありません。
つまり、見た目の良さだけで、周りが無駄に持ち上げ過ぎてしまった作品なんじゃないかと思います。いずれにせよ、傍から見てて痛い作品だなと思います。
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[投稿:2007-11-17 20:35:27] [修正:2007-11-17 20:35:27] [このレビューのURL]
8点 交響詩篇エウレカセブン
アニメ未見。
前半はやや置いてけぼり感があるものの
コミカルな部分もあり面白いです。
しかし何といっても後半の盛り上がりが最高。
レントンの成長やドミニクの決心によるカタルシスや
緊迫した展開で一気に読んでしまいました。
というかドミニクがもう……もう……
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[投稿:2007-11-15 23:46:13] [修正:2007-11-15 23:46:13] [このレビューのURL]
7点 ピューと吹く!ジャガー
風邪をひいたときとか、休みの日早起きしすぎたときとか、ちょっとした合間にパラパラ読むのが一番だと思います。
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[投稿:2007-11-15 21:02:25] [修正:2007-11-15 21:02:25] [このレビューのURL]