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9点 羊のうた
「吸血」という行為を、男女の、父娘の、姉弟の「愛」の表現として昇華させているのが良い。
血の欲求と理性の葛藤、一般社会からの隔離、希望の無い生活等、暗くて救いの無い物語と、冬目先生の独特の絵が見事に調和した傑作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-29 21:13:44] [修正:2006-10-29 21:13:44] [このレビューのURL]
7点 WORKING!!
WEBコミ探してたら、たまたま見つけた漫画です。
登場人物はどれも個性的かつ変人。
一応常識人っぽい人もいるけど、出番殆どなしでかわいそうだ。
変人と、いっても、破天荒な奴らの集まりじゃなくて、
ちょっと変わった人たちの集まり、見たいな感じ。
訂正)やっぱりかなりの変人達でした。私はどういう風に見て、「ちょっと」と思ったのでしょうね。自分でも分りません。
ギャグのテンポが良い。
ほぼ1話完結(ギャグマンがでは普通だが)だし、
4コマなので、だらだら感がなく、スムーズに読めるところが、Good
キャラの絡みが絶妙。
主人公が突出して、出てくるわけではなく、ワグナリアのメンバーは満遍なく出てくるので飽きは来ない。ただし、上記の通り、ある人は出番が少ない。
個性的な人たちばかりなので、絡み方(弄り方)が若干固定気味なのですが、それでも、自然に笑いが出てきてしまうくらい、面白い。
滅茶苦茶な話じゃなくて、かなり変な日常を描いている感じ。
ただ、滅茶苦茶じゃない、と書いたが、ギャグとはいえ、ちょっと常識はずれすぎる点もある。
訂正、考えが変わった部分があったので削除。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-28 17:15:48] [修正:2006-10-28 17:15:48] [このレビューのURL]
競馬漫画と言われるが、「ホームドラマ」と言ったほうがしっくりくる。主題は間違いなく人間ドラマであり、テーマは恋愛だけでなく親子、兄弟、友人といった人間同士の関係、心情の揺れ、人格の成長といった点にも及ぶ。
そして凡百と違う最大の点は、そのさまざまな人間ドラマを、どれかにだけ偏らずすべてをきちんと描ききっている点だ。
例えば一般的なヒューマンドラマは、ストーリーの進行とともにどれかひとつに重心が移っていくことが多い。次第に恋愛中心になったり、友情ドラマになったり。そしてだんだんに消えていくキャラがいて、最終回にだけ再登場したりする(笑)。
ところが本作では、主人公の成長、とりわけ恋愛と仕事での成長を中心にすえつつ、両親が最後まで一定の距離感で登場する。青春モノで両親といえば、たいてい主人公の成長に立ちはだかる最後のカベであり、乗り越えた後は切り捨てられるのが普通だが、本作は家族の絆は最後まで保たれる。そして両親同士の葛藤なんかも忘れずに描かれていたりする。
こうした様々に織り成された人間関係は、全体としてお互いに邪魔しあうこともなく、無駄な部分もない。ホームドラマとしては間違いなく一級品であり、作者の「心配り」には関心せざるを得ない。
こうした人間ドラマが縦軸とすると、競馬は横軸だ。だがこの横軸もハンパな描き方ではない。
生産者の世界、競馬関係者の世界がどれも徹底したリアリティで描かれている。作者のこだわりだろうが、とにかく「そこまでこだわるか」と思うほどの描きこみである。ほのぼのしたトーンの中にも厳しい生産界の状況をきっちり描き、「北海道」「牧場」「馬」といった言葉に都会人が抱く甘いロマンははっきり否定される。これがストーリーを地に足が着いたものにしている。
登場する牧場や競馬関係者、馬、レースにはだいたいモデルと思われるものがあり、競馬ファンにとってはそれを探すのもまた楽しい。最後の有馬記念は、あのレースを参考にしたとしか思えないし(笑)
ちなみに後半のヒロインについては議論があるところだが、自分は肯定派。たしかに当初の魅力はなくなっていくが、作者はそれでも徹頭徹尾、ずっと同じ時間が流れていくことに執着していたのだと思う。競馬漫画でなくても描けた人間ドラマを、あえて競走馬生産という舞台で描いたのは、次代に血をつないでいくという競馬の世界に、家族の姿を重ねたかったんじゃないだろうか。
そうなると、やはりヒロインは少女から母に変化せざるを得ないわけで、そうじゃないと命をつなぐ物語にならない。このストーリーでは、ヒロインはああなるしかなかったとも言える。まあ、恋人が母親になり、昔の魅力がなくなっていくという過程もリアルといえばリアルである。
とにかくあらゆる面においてリアルにこだわった作品であり、ほのぼのしていながらも下手な夢は見させてくれない。そこを楽しめれば最高の一作といえるだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-28 01:37:38] [修正:2006-10-28 01:37:38] [このレビューのURL]
6点 マテリアル・パズル
王道。
ギャグ出身なだけあって、つっこみ具合がいいし、テンポいい。
逆にギャグじゃないと知ってから食わず嫌いして読んでなかった自分が恥かしい。
うん、おもしろかったです。
魔法のすごさがわかるし、単純に力が強いほうが勝ちとはなりにくいし。
放神演技とハンターハンター混ぜた感じといったら変?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-26 14:06:06] [修正:2006-10-26 14:06:06] [このレビューのURL]
8点 へうげもの
もう、大好き!
佐介大好き!
数寄者な主人公は戦国時代、信長の直臣。
大名というわけでもないがしたっぱでもなく、秀吉、明智光秀などとも面識がある、いい距離感。
物語そのものも、本能寺の変のあたりにしぼっているし、時代背景が抜群。
そしてなにより主人公含め、キャラクターの魅力が相当すごい。
お宝に目がない方々が血相を変えて右往左往。
国一つより茶碗が欲しい。それが数寄者。
あほや! ホンマモンのあほや!
野心もあり、物欲もあり、みなさんあほや!
それがまたかっこよく見えてしまうから困る。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-26 13:56:37] [修正:2006-10-26 13:56:37] [このレビューのURL]
8点 銀魂
この漫画のギャグは良質なコントを見てるみたい、繰り返しのネタだったり総ボケのネタだったり、本当に面白い、それを助長するような巧みなセリフ回し、作者もいってますが人間臭い喋り方がうまいです、
あと感動シーン、最初の頃の危篤のジジイの話とかは相当よかった、男臭い人情ものがおおくて渋いです、
後はキャラ、みんなそれぞれのボケを必ずもっているのがいい、それに結構書き分けも巧い、だけど主要キャラとそれ以外の民衆キャラとかの画風違いすぎないか…?
唯一の欠点は設定が安定してないこと、まあギャグ漫画のようなもんだからいいっちゃいいのかもしれませんが…、かなり気になる
今人気が出てるから読んでみようは大正解です、ぜひこの漫画で笑って泣きましょう
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-16 23:44:05] [修正:2006-10-16 23:44:05] [このレビューのURL]
8点 寄生獣
この漫画は一見グロ漫画だけど凄く凄く深い。
だから何度読んでも核心にはなかなかたどりつけない。
とりあえず…俺はどうせ一人では絶対に生きれないから自分が頼ってる全ての存在を前よりも大事にしようと思った。
死ぬまでには理解したい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-13 01:04:13] [修正:2006-10-13 01:04:13] [このレビューのURL]
9点 花の慶次−雲のかなたに−
まさに漢ですね。
かっこいいです、登場人物が慶次に魅せられるように、読んでいるこっちも慶次の生き様に魅せられてしまいます。
見終わった後は気分爽快、爽やかな気分にさせてくれます。敵はあんなにグロい死に方するのに(笑)
しかしあんな前半でラブラブだったお松さんが少しかわいそうな気もしますが。
読み応えはたっぷりです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-10-10 16:01:00] [修正:2006-10-10 16:01:00] [このレビューのURL]