「フクポル」さんのページ

<所持歴:全巻>

ありえない。
面白い・つまらないということではなく(そういう意味では面白い部類の作品ですが)、物語が投げっ放し状態で未完の為、物凄い消化不良感があります。

元々ひぐらしシリーズは出題編4編とそれに対応する回答編4編、全てをひっくるめて初めて謎が分かり1つのストーリーとして完結します。その為(特に出題編は)、各編のみでは多数の謎が残ったままとなるのですが、そういう演出ですし、1つの話としてはきちんと完結してるんで問題ないです。
が、本作は違う。伏線や物語の中枢に関わるであろう人物を次々登場させておきながら、それらに一切触れることなく突然の「完」。それも、誌上で「次号に続く」と書いてあったのを消して、「完」という文字を入れた、そんな感じの終わり方です。出題編でなく単体で完結すべき外伝的作品でこんなことされちゃたまったもんじゃない。
作者側に問題があったのか出版社側に問題があったのか、事情は知る由も有りませんが、これで単行本化とは・・・

結局、全3話(これでも単行本化で加筆)という超ショートストーリーとなってしまい、1冊としてはあまりに薄っぺらい為か、前作「鬼曝し編」の後日談が収録されてます。(単行本としては極普通のページ数ですが、現壊し編はその内半分の量しかありません)
また、その後日談も前作を知らなければ何のこっちゃか分かりませんしネタバレ大なので、見るのであれば前作を読んでからをお勧めします。

ひぐらしシリーズは本編・外伝含め複数の作家がコミカライズしてますが、
その中でも本作者は一番の画力を持ってると思ってます。
それだけに非常に残念。
コレクターアイテムとして以外は価値を見出せません。

「鬼曝し編」の後日談は(前作既読前提で)6点
「現壊し編」は、まだ連載が続いてる状態であったなら、以降の期待を込めて7点ですが、この状態で完(未完終了)なので評価に値せず。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-02-21 13:35:15] [修正:2010-01-26 23:53:38]