「フクポル」さんのページ

<所持歴:全巻。現在は売却>

賛否が分かれてるのに興味を持ち、読んでみました。

高評価を付けてる皆さんのレビューは「なるほどな」とは思いましたが、
自分はというと、高評価は付けれませんでした。

設定がどうとか、ストーリー・キャラがどうとかそういうんじゃなく、
理解出来ないって訳でもないけど、単純に読み難い。
故に、たとえそこにどんな深い意味合いが込められてるとしても分かり辛い。
が、読み難い作品というのは他にもあり、例えば士郎正宗作品などはそれに該当すると思いますが、
そちらは(決して理解出来てるとは言いませんが)凄く好きな作品です。
それなら何故、こうも違うのか。
それはもう自分に「合う・合わない」という感覚的なものなんでしょう。
そんな自分なので、ラストも
「全ての犠牲の上に立ってる」
ということが全く感じられず、
単に
「究極の我侭」
としか捕らえられませんでした。


戦争や、それによって引き起こされる悲劇、理不尽な死など、かなりデリケートなものを扱っていて、
それらを真面目に描いてるとは思いました。

でも、残念ながら自分には合わなかった。
なので、「ちょっと買って損したかなぁ」なんて思ってしまい、
評価も5点から4点に変更。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-03-27 23:02:54] [修正:2010-02-07 16:49:42]