「American418」さんのページ

[ネタバレあり]

この漫画は、少年誌で「推理もの」のプラットフォームに挑んだ作品としてかなり意味を持つ作品だったと思います。自分も、最初読んだときには「凄い作品が現れた!」とかなり感動しました。

しかし、原作者がどのような事情があったかどうか知らないけど変わってしまった後は、子供向けの毒のない作品になってしまったのが非常に残念です。


以下ネタバレ
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パクリが多いのは、作品の性質として仕方がない(それでも「13日の金曜日」の「ジェイソン」をそのままパクった時は唖然とした)とは言え、
犯人自白→過去の出来事を泣きながら、怒りながら話す(回想シーン)金田一、「あなたが殺して被害者が喜ぶとでも思っているのか?」と言う→悔いて犯人が自殺(たまに犯人は加害者を一緒に巻き込んで死ぬ)→それだけじゃ救いが無いから、最後はどうにか救いのある展開になる

というパターンが多かったのは安直なんじゃないのか?反則なんじゃないのか?と思いました。(それでも後半では犯人が自殺することはあまり無くなったが)

なお、道化師さんが非常に怒っていた島田荘司さんの「占星術殺人事件」の安易なトリック丸パクり(原作では単なるトリックではなく、その事件そのものの大きな鍵となっている)が読みたくない人は、「異人館村殺人事件」を飛ばして読んでください。

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[投稿:2005-05-17 14:55:35] [修正:2005-10-23 09:03:55]