「American418」さんのページ

総レビュー数: 227レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年04月28日

対談本というか、「作者とその道の達人たちとのガチのぶつかり合い」
といった感じ。少なくとも、そこらへんのインタビュー漫画とかは
一線を画しているというか、何か違うものがあるというか。

漫画としても読みやすいし、絶望に効くかどうかは分からないけど
色々なジャンルの人たちの話を聞くことができるのは
色々と面白いと思います。

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[投稿:2006-02-10 09:04:01] [修正:2006-04-20 02:17:23] [このレビューのURL]

ゲットバッカーズよりはまだマシな漫画。

昔のジャンプネタが非常に多いんだけど、マガジンのマンガ家ってなんでそんなにジャンプネタが好きなんだろう?

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[投稿:2005-05-25 09:01:48] [修正:2006-04-18 01:31:39] [このレビューのURL]

拷問SMサーカス小屋を舞台にした「家族愛」や「人間の本質」を鋭く抉ったオカルトミステリもの。

・・・何故「SMサーカス小屋」が舞台なのだかがまったく意味不明なんだけど、そこが巻来さんらしいし、まあ良いかと。
だいいち、そこを突っ込んでもそういうのばっかり作者はえり好みをして描いているわけだしなあ。
趣味悪いよなあ。そういう発想は普通出てこないって!

「ゴッドサイダー」に比べると、禍々しさやグロさもパワーアップしたけど(だって青年誌だし。それに増刊だから誰も読まないから作者は好き勝手できると思うし)、根底には人間愛や誠実さといった作者らしい精神的美徳も含まれています。

最初のうちは、見かけのグロさにちょっと引くかもしれませんが、独特の世界観にはまると一気に最後まで読んでしまうことは間違いなしです。

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[投稿:2005-12-12 16:14:37] [修正:2006-04-16 16:01:39] [このレビューのURL]

たしかに、作者が時代考証など怠っている場面や、「ちょっとこれはどうなんだろうか?」という場面もあることもたしか
かもしれないません。

しかし、日本で実際に起きた原爆投下という事実や、
戦火の人々の心の動きや、戦争の悲惨さなどを
(作者の目というフィルターを通してはいるけど)
今の日本人たちがその過去の歴史に触れることが
出来るという意味では、もはや単なる漫画という垣根を
越えてしまっていると思います。
やっぱり、それだけ多くの人に読まれているってことは、
それだけのパワーがある作品だって事で良いんじゃないんでしょうかね。

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[投稿:2005-12-19 08:44:10] [修正:2006-04-16 15:57:54] [このレビューのURL]

あだち先生の久々だと思う打ち切り作品。

「内容は・・・どんなのだったっけ?」と今でも思い出せないほどの印象に残らない漫画でした。あと、かってに改蔵のとあるキャラがエキストラで出ていたのは笑えましたが、それだけです。

女の子が将来的にハリウッドの女優になって…という話だった
(それだけしか覚えていない)んだけど、いろいろな意味で消化不良な結果に終わってしまったと思いました。

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[投稿:2005-05-28 11:55:34] [修正:2006-04-16 15:55:29] [このレビューのURL]

この前勢いだけで漫画喫茶にて全巻読んでしまったわけだけども。

この漫画をほかのものに例えるのであれば
「喫茶マウンテンの甘口メロンスパ」。
最初の一口二口食べるには良いけど、次第に食っていると
あまりの甘さにぶっ倒れそうになる、そういう感じ。
(ちなみにメロンスパは完食出来なかった)
メロンスパを食っていると舌がおかしくなってくるみたいに、
「ふたり〜」を読むと頭がおかしくなってくる。

何だかすっげえ投槍になったけど、こんな感じ。

しかし、何故かふとまた読みたくなってしまうのである。
末期症状なんだろうか…。

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[投稿:2006-02-12 14:57:34] [修正:2006-04-15 17:03:22] [このレビューのURL]

面白いが、位置付けが非常に微妙な漫画でした

キャラクターは本当に魅力的だし、パピヨンみたいな魅力的変態さんもいっぱいいます。
(そういう点では、変態が嫌いな普通な人とか、「るろうに」ファンにはあまりお奨めできません)

バトル面が安直で迫力が無いし、ワクワクしないのは
「少年漫画」としてはあまりにも致命的だったと思います。

しかし、最後らへんでは今までのバトルの印象を払拭し、
前には見られなかったキレがありました。
終わり方が終わり方だけに、伏線の回収とか納得いかないところも
少々ありましたが、作者さんの熱意といい、怒涛の展開や読後感の良い締め方に好印象を持ちました。

しかし、打ち切るには非常にもったいない作品だったよなあ・・・。他に打ち切る作品はいろいろとあった筈だろうに。

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[投稿:2005-05-10 14:50:47] [修正:2006-04-10 11:53:50] [このレビューのURL]

竜頭蛇尾的世紀末絶体絶命危機漫画。

これまでの漫画などで描かれる「終末」は、
何らかの形でケンシロウみたいな感じのヒーローが現れ、悪役をぶっ倒し、壊滅的状況を打破するパターンが多かったけど、これは違う。
なんというか、絶望的。
どうしようもない空気。
死との恐怖につねに曝されながらも、
必死こいて生きる3人(一人は狂って人間じゃなくなってしまうけれど)

で、作品の冒頭のシーンは怖いし、迫力がある。
あれは当時(小学生)読んでいて頭がぶっ飛ぶくらいの衝撃だった。

父親が買ってきた漫画を勝手に読んで、
「うわー、これ面白そうや」
と思ったのが運のつき。
あまりの怖さ泣き、絶望的な空間に驚き、
「はたして3人は脱出できるのだろうか・・・」
と疑問に思いながらも
「問題の本質って何なんだー!」
と同時にやきもきさせられました。
重苦しい雰囲気に耐えられなくなって、3巻までしか読まなかったのですが、もっと精神的に
大きくなってからそれから続きを読み始めたわけだが・・・。


その後、ずーっと絶望と閉塞と狂気が続いていって、で最後に「圧倒的な絶望の先にある希望とは?」と読者に問いかけて終わるんだけれども、「えっ?あまりにもそれは突き放しすぎなんじゃないのか作者は?」とガックリした。

「自然の驚異もたしかに怖い。しかし、本当に怖いのは人間なのだ」というメッセージ性は良かった。
でもさあ、いくらなんでも文字を詰めすぎだと感じたし、
終盤での世界観の広がりをまとめられなかったラストといい、
あまりにも説明口調すぎる所といい(「究極の恐怖」がどうのこうのといきなり語られても困る)といい、あまりにも話の練りこまれなささというものが見えてしまったと思った。

色々な意味で残念な作品。
なお、映画版は駄作らしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-05 09:30:43] [修正:2006-04-10 11:48:21] [このレビューのURL]

エニックス系の雑誌を読んでいなくても、
「少年ガンガン」を知らなくても
この作品を知っていると言う人は多いですね。
たぶん、アニメでこの作品を知った人も結構多いと思います。

ストーリーはしっかりしているし、この物語の底にあるテーマはかなりシビアで少年漫画らしくないけれども、この作品を支える上では重要な設定となっています。

それは「等価交換」。
何か過去に犯した過ちをそう簡単には戻せないというもの。この主人公であるエルリック兄弟も、 過去に大きな過ちを犯し(それは読めば分かるのであえて言いません)、それを償うために旅を続けているということです。
単純な少年漫画で終わっていないところが、多くのジャンルの人々を引き付けているのではないのでしょうか。たしかに、パッと見は普通の軽そうな少年漫画ですが、少年読者でもなくても読み応えがあるとは思います。「死」や「命」など重いテーマを主に扱っているのですが、所々でコメディやギャグ(これは人々にとって好き嫌いが分かれるかもしれない)があるので、
よい感じに中和されています。

非常に読み応えがあって、アクションシーンも格好よいし、漫画として洗練されて非常に完成されている作品だと思います。一読必見です。

とりあえず、あまり引き伸ばさずにきっちりと終わってほしいと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-12 08:35:11] [修正:2006-04-01 14:46:20] [このレビューのURL]

今までの作品では寺沢さんは「笑い」ということをあまり前面に押し出すことはしていなかったけれど(「ミスター味っ子」での大袈裟すぎる
反応は例外として)、この作品ではコメディチックな要素を全面的に押し出していると思います。

普段はグータラで本当にしょうがない高野だけれど、事件が起きると食のウンチクを基準として(その薀蓄も非常に面白く、興味深い)事件をあっというまに解決してしまう様は馬鹿馬鹿しくも面白く、さらに出てくる食べ物(コロッケとかラーメンとか)を美味しそうに食べる様子といい・・・。

あっ!こりゃたまらん!よだれが・・・
という作品ですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-04-01 14:31:40] [修正:2006-04-01 14:31:40] [このレビューのURL]

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