「American418」さんのページ

[ネタバレあり]

これは、雁屋哲の漫画です。
作者の思想がかなり強烈なほど出ています。
自身が在住しているオーストラリアを過激に持ち上げ、
逆にアメリカと日本の事をしょっちゅう批判したりしています。マックを持ち上げ、Windowsを「それはないだろ」と思えるほど
徹底的に貶していたりしています。

この漫画では、北大路魯山人をベースにしたとされている
海原さんのキャラクターがあまりにも強烈すぎます。
移動中に渋滞に巻き込まれた時に
「なんという混み方だ。必要もない連中が車に乗るからだ!
馬鹿どもに車を与えるなっ!!」と発言したり、
弟子が古備前の名品高い皿を割った時に
「この皿一枚ほどの価値もないおまえが!死ね!死んで償え!」
とか言ったりしています。
ともかく、そんな海原さんなどのキャラクターの強烈さがこの作品の一番の肝なのではないのでしょうか。

しかし、最近では長期連載になって話自体がマンネリになっていたり、ネタも尽きてきているし、海原さんみたいな強烈だったキャラクターが、ヌルくなったりして面白くなくなったりしています。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-05-19 12:53:58] [修正:2005-05-19 12:53:58]