「dollbox」さんのページ

この作品の評価は最後のシーンによるところが大きいです。
美しくて、切なくて、夢と現実が一瞬わからなくなるような名演出。
このラストは山本直樹の演出家の才能が見事に生きている。

ただ作品全体を見直したときに感じるのは、これって山本直樹っぽくないよねってこと。
エロ描写が薄いのだ。(これはペラいって意味の「薄い」じゃなくて、「濃くない」の意味なので誤解しないでね。)
山本直樹のさまざまな持ち味が結晶した「ビリーバーズ」に比べると、「僕らは〜」はどうも社会派漫画というカテゴリーにいってしまう。
僕は思う。山本直樹のジャンルはあくまで「エロ」なのだ。核にはあの「エロ」がなきゃ山本直樹は本当の山本直樹にはならないのだ!(すいません、かなり偏見入ってますね(笑))

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[投稿:2006-02-05 12:30:15] [修正:2006-11-12 00:37:07]