「鈴森一」さんのページ

10点 愛と誠

ものすごく面白いです。

「君のためなら死ねる」
この言葉に、ストーカー的な怖さではなく、一途な熱い恋心を感じさせる作品です。

「ストーカー」や「草食系男子」などという言葉が市民権を得た今の時代では絶対に書くことのできない、熱い熱い感情が作品の中で渦巻いています。

安易な離婚の多いこの時代、一人の相手と一生を添い遂げるためには、この作品に出てくるような一途な気持が必要なのだと感じました。

そうであるからこそ、「愛と誠」を作品として再評価するきざしが見られないことは残念でなりません。

ツッコミどころも満載ですが、それを楽しみつつ、作品のもつパワーに圧倒されていくことは間違いないのです。

ぜひ読んで、熱くなってください。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-04-07 22:53:33] [修正:2010-07-04 07:59:33]