「鈴森一」さんのページ

総レビュー数: 84レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月07日

何が描いてあるかがすぐに想像できる、分かりやすいタイトルのマンガです。お色気シーンはもちろんありますが、タイトルの割には少なく、むしろ人情ドラマの部分が心に残ります。

風俗の世界に堕ちてきた女性が、風俗店に勤める経験を通して何かをつかみ、風俗から足を洗っていく…という展開の話が多いです。
雑誌の読者層(中高年男性)を意識したつくりなのか、出てくる風俗嬢は気がよくて騙されやすい女性が多く、いわゆる悪女みたいなタイプはほとんどいません。また、客とが結ばれる…ということもよくあります。
胸にジーンとくる話も時々あります。
風俗という、男から見たファンタジーの世界を、現実以上にファンタジックに描いている印象を受けました。

潔く、1話だけを楽しむようにお話がつくられています。

雑誌で1話ずつ読むにはそれなりに面白いですが、コミックスでまとめて読んだ時に「読んでよかった」と思えるほどの魅力はないと思いました。

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[投稿:2011-04-12 02:08:03] [修正:2011-04-12 02:08:03] [このレビューのURL]

4点 女優

倉科遼原作、和気一作画という「女帝」を生んだコンビによる作品です。
舞台は、倉科遼氏におなじみのネオン街・・・・ではなく、芸能界です。

倉科氏原作の作品は、どこか似通ったものが多いですが、本作もそんな感じです。

倉科作品を何作か読んだことがあれば、だいたい先の展開が読めてしまいます。(逆に、読んだことのない人には新鮮で面白いと思います。)

それでも、一女性の半生(10代から40代半ばまで)を描き切っているのはさすがですね。

最終話で一女性の半生が完結し、読んでよかったという気持ちになりました。

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[投稿:2011-04-03 20:04:52] [修正:2011-04-03 20:08:26] [このレビューのURL]