「鈴森一」さんのページ

何が描いてあるかがすぐに想像できる、分かりやすいタイトルのマンガです。お色気シーンはもちろんありますが、タイトルの割には少なく、むしろ人情ドラマの部分が心に残ります。

風俗の世界に堕ちてきた女性が、風俗店に勤める経験を通して何かをつかみ、風俗から足を洗っていく…という展開の話が多いです。
雑誌の読者層(中高年男性)を意識したつくりなのか、出てくる風俗嬢は気がよくて騙されやすい女性が多く、いわゆる悪女みたいなタイプはほとんどいません。また、客とが結ばれる…ということもよくあります。
胸にジーンとくる話も時々あります。
風俗という、男から見たファンタジーの世界を、現実以上にファンタジックに描いている印象を受けました。

潔く、1話だけを楽しむようにお話がつくられています。

雑誌で1話ずつ読むにはそれなりに面白いですが、コミックスでまとめて読んだ時に「読んでよかった」と思えるほどの魅力はないと思いました。

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[投稿:2011-04-12 02:08:03] [修正:2011-04-12 02:08:03]