「鈴森一」さんのページ

総レビュー数: 84レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月07日

2020年12月16日現在、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の興行収入が300億円を超え、歴代1位の「千と千尋の神隠し」に迫りつつあります。おそらく数日以内に1位になることでしょう。

オリコンの年間本ランキングでは、2020年のコミックの単巻別売上ランキングで、「鬼滅の刃」の既発刊分の22巻が、1位から22位までを独占しています。
(23巻は2020年12月発売のため集計対象外)

そんな歴史に残る大ヒット作を、中年のおっさんである私が、個人的な主観でレビューします。


読み始めた時にまず最初に思ったのは、「この設定は○○という漫画に似ている」と思うところが何か所もある、ということです。

過去のヒット作(特に少年ジャンプのヒット作)をよく研究し、うまく取り入れていると感じました。

既視感のある作品ですが、そこで「パクリだー」等と批判的にならずに、読み進めていくと・・・・すごく面白いです。

歴代のジャンプバトル漫画では、この作品がナンバーワンだと思いました。


王道を行く娯楽作品であり、ストーリーもわかりやすく、小学生から老人まで楽しめます。
自分はいい年齢のおっさんですが、泣いたり笑ったり…とても楽しみました。

ストーリー展開がスピーディーで、さくさく進みます。そして、引き延ばしもなくサクッと完結します。
各キャラのエピソード等の中には、本編で十分に語られていないものも多々あり、そこに読者の想像力が働く余地が生まれます。
それだけキャラクターがしっかり立っているということですね。
2次創作がさかんなのも納得です。


とにかく読んでよかったです。面白かった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2020-12-16 18:23:15] [修正:2020-12-16 18:24:44] [このレビューのURL]

私は精神的に非常に落ちている時に、マンガ喫茶でこの本を読み、元気を貰いました。

現代の企業戦士に向けた寓話だと思いました。

マンガ喫茶で、たまたま手にしたのがこの本で本当によかったです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-17 18:53:42] [修正:2014-11-17 18:54:35] [このレビューのURL]

最初に…未読の方へ。
この作品は「太陽の黙示録」の続きなので、「太陽の黙示録」を読破してから読まないと、意味がわかりません。お気をつけください。

柳舷一郎と宗方操がそれぞれどのように国を運営していくか、そして個性や信条の違いから、対立が避けられない2人(2国)の行く末は??そして日本の未来はどうなる???というところが見どころです。

結末は、ネタばれになるので書きませんが、個人的には、非常によかったです。

「太陽の黙示録」を読破した勢いで、一気に読むと感慨もひとしおではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-03-28 23:59:44] [修正:2011-03-28 23:59:44] [このレビューのURL]

9点 男坂

「伝説」の「未完」漫画です。

最終回が、いわゆる「俺たちの戦いはこれからだ」的なノリで、ブツリと終わっています。打ち切りってやつですね。

いろいろな伏線が張ってあったのに、回収することのないまま終わります。

圧巻です。

ある意味トラウマになります。

ツッコミどころを探しながら読むのが好きな人は、必ず読むべきです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-12-22 23:20:16] [修正:2010-12-22 23:20:52] [このレビューのURL]

一話完結の受験バトル漫画です。
毎回様々な受験戦士が主人公に挑戦してきます。
受験戦士達にとって100点を取るのは当たり前のようで、彼らはいかにライバルより速く答案を書きあげるかというところでバトルを繰り広げます。
「なぜそんなことでバトルをするのか?100点取れる力があるなら合格すればいいだけで、勝負する必要はないじゃん。」
というツッコミはナンセンスです。
受験戦士の無駄な熱さを楽しみましょう。
「答案二枚返し」などの様々な技が飛び交って非常におもしろいです。
試験でバトルをする、という発想は今でも斬新だと思います。
ツッコミどころを楽しめる人にはオススメです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-01-11 22:34:46] [修正:2010-01-11 22:34:46] [このレビューのURL]

漢たちが熱いです。

私は友人とたまたま入った喫茶店でこの漫画を読みました。

当時、私も友人も社会人2年目でした。

2人ともいたくこの作品に影響されました。

そして、私と友人の間で「サンクチュアリごっこ」が流行りました。

具体的には、
1.ポケットに手を入れ、すっと立って流し眼で見る。(主に写真撮影時に活躍。一人が北条、もう一人が浅見)

2.会話の語尾に「そうすれば、日本も少しは面白くなる」とつける。

3.何かにつけて「死ぬほど痛いッス」と言う。

4.坂道や階段を昇るとき、「俺、上に上がらなくっちゃいけないんス」と言う。

5.カンボジアをやたらと話題にする。

6.眠い時に、「もう、眠っていいか」と聞く。返事はもちろん「あぁ」

などなどです。

私が小学生の時の「北斗の券ごっこ」や「キャプテン翼ごっこ」のように、二十歳を過ぎ社会人になった大人を「ごっこ遊び」へと駆り立てる、そんな漫画です。

ところどころストーリーの破綻が見られるし、中だるみもあります。
ただ、「物事の考え方が変わったりするほどの力」は確かに持っています。

ということで、点数に悩みました。
作品の完成度としては5点です。
ただ、心に与えた影響力の大きさを考慮して9点としました。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2010-01-10 12:41:21] [修正:2010-01-10 12:41:21] [このレビューのURL]