「鈴森一」さんのページ

7点 奇子

ムラ社会のとある地主の家族の物語です。
ドロドロを絵にかいたようなお話で、とにかく善人が出てきません。
しかし、昼ドラのような下世話な感じはなく、高尚で文学的な香りが漂っています。
漫画なのに、小説を読んでいるような気分になりました。
作品としての質は極めて高く、作者の力量を感じます。

登場人物たちがあまりに救いようがなく、読後感はよくなかったですが、人の業について考えさせられました。

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[投稿:2010-07-05 00:01:02] [修正:2010-07-05 11:34:23]