「あおはな」さんのページ

ついに堂々完結。
非常にハートフルで全てのストーリーにしっかり落としどころをつけて締めてくれました。

少年系の漫画(しかもダークファンタジー)を月刊誌系でこの年月にわたっての連載という意味においては、今後現れううのか否かというほど稀有な漫画であるとおもうので点数高めにつけました。

最初はベタなイメージで、読むのを完全に敬遠していたのですが、いざ先入観を捨てて拝読してみたところ意外に面白い。多分「等価交換」をベースにした主張(哲理)がよく練りこまれていて、本作品のイメージ以上に深いからなんでしょうか?

最終巻のホムンクルスの親玉と神(らしき方)との対話は深い。
最終巻の作者の挨拶も、当たり前すぎて深い。

あとやけに長期化する昨今の少年系漫画のなかにおいてはまさに適量というべき長さでまとめてくれたところもうれしいです。
読んで損をしたという感覚にはなりにくい作品なのではないでしょうか?

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-11-21 18:59:09] [修正:2011-02-02 19:17:35]