「あおはな」さんのページ

総レビュー数: 150レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月03日

グリフィスがフェムトになる「蝕」までの完成度の高さはすごい。その後はどんどん精密になっていく画力を除いて、あらゆる意味でトーンダウンしてしまいますが、なぜか連載が再開されると読んでしまう作品。もうなんだか完結しない雰囲気すら漂うのですが、漫画の世界における一種のお祭り騒ぎ的な勢いで今では懲りずに読んでいます。

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[投稿:2010-11-14 12:34:33] [修正:2010-11-14 12:34:33] [このレビューのURL]

あらゆる意味で純粋に完成度が高いです。絵は極上。あえて言えば説明的に過ぎることでしょうか?私はそれも込みでありと考えていますが。

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[投稿:2010-11-14 12:27:04] [修正:2010-11-14 12:27:04] [このレビューのURL]

「バクマン」や島本作品等に代表される「漫画家を目指す主人公の成長と知識漫画」ということを期待して本作品をお読みになれば肩透かしを喰らうかもしれません。
もちろんそういった記述がないではありませんが、本書で述べられているのはどちらかと言えば業界的、技術的なものではなくてメンタル面の心構え的なものが多いです。(「漫画は修練するものではない。覚醒するものだ」など)
「狂気について」の記述が漫画精神論のオブラートに包んだ本作の隠れたテーマのひとつであろうことが関連しているんでしょう。(巻末の戸川純の「赤い戦車」歌詞のセレクトが松本大洋「ピンポン」の「血って鉄の味がする」とフィードバックしてしまうときがあります。)

作者の哲学的な主張がにおいすぎている本作以前の日本橋作品を読んでおられる(ある種かなりマニアな部類の)読者の皆様はこのアタリの意味がかなり理解していただけるのではないでしょうか?そういった意味で日本橋作品は松本大洋、古谷実後期作品、バガボンド(井上先生)蒼天航路(王先生)シグルイ(山口先生)の系譜に限りなく近いといえるかも知れません。

日本橋先生の作品は「交錯する人間心理の神経質なほどの描写」「スクランブル(三角関係など)における「退き」の美学=ダンディズム」(からくりサーカスの勝の恋愛論みたいな)「主役が誰だか分からなくなっても読めてしまう漫画セオリーの掟破り」などかなり際立った独特な特徴があります。本作は3巻というコンパクトさでそれらが凝縮された良作であると思います。「家族」「繋がり」についての執拗なまでのこだわり、でも必要以上にべたつかない。そしてなにか不思議な余韻が残ります。

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[投稿:2010-11-13 15:34:40] [修正:2010-11-13 15:48:46] [このレビューのURL]

初代カバチタレは意外と読めます。行政書士の業務についてというより法律知識の浅い部分を包括的にサラって行くかんじで楽しめる人には楽しめる。ただ本作に影響されて行政書士を目指すなんてばかなことは絶対にやめましょう。もしあなたが行政書士になったとして本作のようなことが全て行えると思っているとしたら本当にえらい目にあいます。はっきりできません。弁護士法72条違反(非弁行為)で弁護士に刑事告発されます。その他にも「供託」は本来相談に乗ることすらグレーです。場合によっては司法書士法と弁護士法に違反します。本作はあくまで「娯楽」ですから。

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[投稿:2010-11-06 20:15:07] [修正:2010-11-06 20:15:07] [このレビューのURL]

漫画としての面白さと価値はいまだに失われているとは全く思わないのですが、もし今から初めて本作品をお読みになる方が法律的な知識を得る目的でいわゆる薀蓄まんが的に本書をお読みになろうとするならば注意が必要なことこの上なしです。本作の法律知識は法改正などで現在では完全にその効力を失っているものが多い。例えば抵当権に基づく短期賃貸借やテキ除はいまでは代替制度が制定され存在しません。また金利やみなし金利についても全く現在は異なります(武富士が破綻した理由ですわ)このあたり結構注意して読まないとえらい赤っ恥かいちゃう恐れありです。

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[投稿:2010-11-06 20:05:49] [修正:2010-11-06 20:05:49] [このレビューのURL]

押切先生の現在の連載作品。押切先生の作品の中では間違いなく本作が最も面白い。連載当初およびコミックの序盤では相変わらず幽霊あんど妖怪系のギャグで進んでいったので「またこの展開かな」と読んでいたのですが、途中からストーリーがしっかり明確になってきて、主人公の男の子の出生の伏線についても気になるようにしっかり描かれています。いい意味で裏切られた作品。押切先生、鬼頭先生、日本橋先生、オノナツメ先生などは作品を重ねるごとに内容も画力もどんどん良くなっているのでとても追いかけたく作家さんたちです。

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[投稿:2010-11-06 15:46:17] [修正:2010-11-06 15:46:17] [このレビューのURL]

でろでろの押切先生ということで読んでみた。いじめの描写もかなり過激だが、復讐ターンに入ってからの描写は「それやりすぎだろ」というくらい。もう見た目が普通の女の子じゃなくなってるし。ただ復讐の転換点になるシーンの描写は初読では鳥肌がたつレベルのものでした。本作品はでろでろのノリで手に取ると全く作風が違うのでえらいことになります。全く受け付けない人がいるジャンルであることは間違いないから。あとコレを一時期所有していた時、書店で「楳図かずお」のコーナーに並んでいたのでなかなかみつけられなかったです。漫画専門のかなり大型書店で・・・確かに押切先生のジャンルはそちら系と言えばそうですけどね。

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[投稿:2010-11-06 15:38:14] [修正:2010-11-06 15:39:51] [このレビューのURL]

松本次郎先生のブログで「狂人」として後姿が紹介されている押切先生。妖怪系ギャグとしてオムニバスで展開されていきます。面白い部類には入りますが、5巻くらいでお腹一杯になってくるのは否めず。18巻通しで読むのはその筋のマニアさん中心でしょうか。

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[投稿:2010-11-06 15:30:10] [修正:2010-11-06 15:30:10] [このレビューのURL]

序盤のテンポのよさは、ほのぼの漫画のなかにもスピードとスリルと起伏の明確さがあってよかった。後半ももちろん読めますがね。小鉄のキャラはアニメでも漫画でも最重要項目の1つですが、それ以外の話もいいですね。細かいところで申し訳ないけれど、ラスト周辺に不満は残ります。最後の写真。アレ主要キャラとみなされている人が・・・???アイツを主要キャラと捉えていたのは私だけなのでしょうか???あとどうでもいい話、私は通算6年ほど大阪市内に在住していて、この漫画の舞台になった地域にも在住していましたが、この漫画のような光景はゼロではないがもはやほとんどないです。特定の地域にはあるけど、むしろ一番得したのは、レンタルショップ「アメリカ」東住吉店のコミックレンタルとジュンク難波店の漫画館でした。

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[投稿:2010-11-06 12:17:58] [修正:2010-11-06 13:08:38] [このレビューのURL]

分かる人にしかわからない記述があまりにも多すぎるこの漫画。あからさまに万人向けではないです。でもスイマセン。分かる人にだけ異常に面白い漫画なもんで、あくまで個人的、全くもって個人的な点数ということで。理由1・この漫画のネタが全てわかるギリギリの世代。2・私、舞台になっている学校を知りすぎてます。3・作者やエヴァの庵野さんつまり先輩です。つまりあまりにも「身内ネタ」な漫画。本当に分かる人を除いてはきつい可能性があまりにも大きい漫画です。主人公のキャラクターに親近感が湧いたひとや漫画家を目指している人なら読んでおいて損はないとおもいますが。

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[投稿:2010-11-06 12:25:07] [修正:2010-11-06 12:26:48] [このレビューのURL]

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