「あおはな」さんのページ

総レビュー数: 150レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年11月03日

岡崎律子さんの主題歌と死が相俟って、アニメが「伝説化」している作品。
アニメ版「時をかける少女」と奥 華子が不可分一体の関係になってしまっているのとおなじである。
そんな本作において、漫画原作で何を語ろうか?

人の弱さ、すれ違い、葛藤が際立って焦点が当てられている本作では、その部分をじっくり自分の速度で体感できることが、本作を漫画で読む意味かも知れません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-24 06:16:22] [修正:2011-02-24 06:16:22] [このレビューのURL]

7点 HELLSING

現段階にいたっては、作品の内容自体に目新しいものは無いのかもしれない。

でも本作にレビューを寄せられているほとんどの方が述べられているとおり、本作の特徴は「台詞の妙」であり、本作が不朽である所以はここにあるといってよいでしょう。

「決め台詞がある」って漫画では最重要項目のひとつだと思います。
コレがない漫画には、私はレビューをほとんど寄せないくらいです。(だから私のレビューって薀蓄漫画、ほのぼの漫画、雰囲気漫画が少ないのですが)

本作はその代表格じゃないかな?

ネタバレになるからあえて台詞書きません(意地悪じゃないから)
全10巻ですし、読んでみてくださいな。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-19 15:15:02] [修正:2011-02-19 15:15:02] [このレビューのURL]

この作品のアイデア・・・

「絶対『三国無双Orochi』みたいなゲームやってるときに浮かんでるよな」

本作を読んでいるときに一番最初に感じてしまった印象・・・

でも発想が面白いから、全然ありです。爽快感もあり。

伏線の張り方も相変わらずお見事ですね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-19 15:07:55] [修正:2011-02-19 15:07:55] [このレビューのURL]

自己の敗北や挫折の原因を他人のせいにしたり、そもそも敗北を認めずに戦っているふりをしていた少し前までの自分には、この作品の面白さが、はっきりいって全然理解できず、単なるヒューマニズムと志向の二項対立にしか写っていなかった。

上記に述べたことがひとつの具体例でありますが、本作品は「敗北を知らない人」「これから知る年齢の人」「敗北の原因を省みない人」「敗北したことすら認めず戦っているふりをしている人」には理解が難しい(というか全く分からないかわかっていないふりをするかのいずれか)作品であると思います。

年齢で区切るのはおかしいけれど、20歳代前半までの人は経験すらしない事柄が含まれているという点でオススメではありません。

逃げないことも重要だけど、弱さを認めて逃げてきた人生を精算することも勇気だということ。そしてそれもまた選択肢の一つに過ぎないということ。
本作品から読み取れることは事のほか多いことに最近気がつかされる。

連載が成功している漫画家がなぜこの観点に気がつき得たのかが非常に興味深い。

おそらくそれは、いまでこそ成功しているが、幸村先生の週刊誌時代の苦悩と挫折が関係しているのかもしれないが、我々はそれを知ることができない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2011-02-19 14:54:11] [修正:2011-02-19 14:54:11] [このレビューのURL]

最終巻の盛り上がりでこの点数。

「今川義元について新解釈」という触れ込みで語られることが多い本作ですが、概ね本作で語られている今川義元がデフォルメを除いても実像に近いと思います。

彼は武田信玄や北条氏康が同盟を結ばなければならないと考えるほどの、優れた政治力を誇った戦国大名の一人ですから。

むしろ「小氷河期」が戦国時代を生んだという大胆な提言から始まる本作全体の展開と「貨幣」を通じて描かれる「虚と実」の拮抗が本作を面白いものにしているのが(おはずかしいことに)最終巻ではっきりしたので、ちょっと点数高めです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-02-15 08:25:19] [修正:2011-02-15 08:25:19] [このレビューのURL]

鬼頭先生が講談社から久々に発表された作品なので、気になって読んでみた。

・・・久々にでたか・・・このカラー。

でも「なるたる」の頃に比べると、やはり軽やかさが増したのは間違いない。
例えれば、「時をかける少女」がアニメ映画でリニューアルされた時の雰囲気?

でも感じ方も学園系なのでそれに近いんだもの。

どろどろさが影を潜め、引き換えに洗練さが増していく鬼頭先生の最近の作品に期待が大です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-15 08:16:42] [修正:2011-02-15 08:16:42] [このレビューのURL]

正直に言えば「まだよく分からん」の一言です。

でもなんか良い。らしいということだけは分かる。

それが何なのかよく分からない。

何かとお別れするときに感じる「あの感じ」です。

多分、私の読解力不足なんだろうから・・・いまのところこの点数で。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-15 08:10:16] [修正:2011-02-15 08:10:16] [このレビューのURL]

フィクションなのに妙にリアル。
この点同じノリでも「同・級・生」や「あすなろ白書」とは全く異なる。

2巻完結でなければ正直そういうふうには感じないだろうけれど。

実際問題、こういう経験してきている人にはコレが意外とリアルだと分かってしまうのがつらいところなんですよねえ。
種田があのようになるところを除いては、意外とほんとありがちというか。

でも作者は「違う側の人間」というアンチテーゼというか矛盾というか・・・そこがすごいんですけどね。

こういう猶予期間に似たゆるい期間を体験したことがある人には、実体験に照らし合わせる形で、体験していない人にはそれなりの形で、そして登場人物の年齢にまだ達していない皆様には・・・うーん。この場合本作をフィクションとして?

ああ、そういう意味で全ての世代に読めるのか。
そして体験の数や密度などに応じて感じ方も全く異なる万華鏡のような作品。

結構すごいのかも。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-03 19:08:13] [修正:2011-02-03 19:11:23] [このレビューのURL]

センゴク全15巻と比較して、さらにさらにマニア度とゴージャス度が増した本シリーズ。

おそらく本シリーズは本能寺の変までを記述していくのであろうと思われますが、前シリーズに比べるとテンポがかなり遅くなっています。

わたしは個人的に本作における執拗かつコアなこだわりが大好きなので点数は前シリーズと同等にしていますが、本作は誰にでもオススメできるレベルを超えてしまっていますので、まず最初にセンゴク15巻をお読みになったほうがいいとおもいます。

仙石が主人公ということは、徳川幕府まで記述することができるわけですが、このテンポだと・・・

なんだか、ベルセルクやヒストリエと同じ傾向になる予感がついに現実のものとなりつつあるのを感じる今日この頃です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-03 16:55:36] [修正:2011-02-03 16:55:36] [このレビューのURL]

一言でいうと非常に細かいところに着目しているマニア向け歴史漫画。

いちいちフルネームで人物紹介のスーパーが表示されるアタリかなり個人的にはやられてしまう。

戦術解説が細かく長いわりに本作全15巻は全く長さを感じさせないテンポ感を感じます。

終盤の姉川の戦いから小谷攻略までの部分は良いですね。
浅井長政のキャラについても今までのイメージと違う描き方がされていて面白い。

ただ、キングダムのような痛快な感じはないので、人によってはまどろっこしいと感じる可能性がおおきい作品であるともいえます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-02-03 16:47:15] [修正:2011-02-03 16:47:15] [このレビューのURL]

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