「左手」さんのページ
- ユーザ情報
- 1988年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 30146
- 自己紹介
-
「良い漫画には漫画としての"喜び"がある」
点数は高めですが、それぞれの漫画には必ず面白い所があるのでそこを自分なりの読み方が伝われば嬉しいです。
気になること&共感してほしいこと:女性漫画家の描く漫画の登場人物で漫画家や小説家など物書きが出てくる確率が異常。
赤ちゃんと僕の藤井君の母、彼氏彼女の事情の井沢、モテキのオム先生、だぁだぁだぁの漫画家、こどものおもちゃのサナの母、姫ちゃんのリボンの姫子の母、水色時代の主人公など。
これの現象は作中のキャラクターに自分を投影しているのだろうか・・・

7点 I”s <アイズ>
「少年漫画的恋愛漫画」
王道恋愛漫画とはなにか!自分だけでなく、恋人の夢までも叶えようとする献身さである。ただ相手のことが好きなだけでは、両者の気持ちの問題なだけで、恋人同士になったあとの自分もしくは相手がどうなりたいのか、が究極の問題である。例を挙げるとご近所物語を始め、様々な少女漫画に見られる。
しかし、それらの例は少女漫画であり、I"sは全てが一貴の一人称で語られる少年漫画である。特に夢のない一貴と芸能界で活躍をする夢を追う伊織との差が注目すべき点である。自分の思いと逆行したり、伊織の夢を応援するために嘘を付き、自ら別れを告げたり、相手を想うことと相手の夢を応援することの狭間で葛藤する一貴に共感せざるを得ない。
最後の「夢つかんだね」の台詞がこの漫画の全てを表しているといえる。絵の上手さは言うまでもなく、葛藤の描き方がすばらしい。
青春を過ぎた人もまだの人も相手のことを想う気持ちは普遍のものです。一番好きなキャラはいつきちゃんで、オススメです!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-04-11 00:11:30] [修正:2011-04-11 00:11:57]