「左手」さんのページ
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「良い漫画には漫画としての"喜び"がある」
点数は高めですが、それぞれの漫画には必ず面白い所があるのでそこを自分なりの読み方が伝われば嬉しいです。
気になること&共感してほしいこと:女性漫画家の描く漫画の登場人物で漫画家や小説家など物書きが出てくる確率が異常。
赤ちゃんと僕の藤井君の母、彼氏彼女の事情の井沢、モテキのオム先生、だぁだぁだぁの漫画家、こどものおもちゃのサナの母、姫ちゃんのリボンの姫子の母、水色時代の主人公など。
これの現象は作中のキャラクターに自分を投影しているのだろうか・・・

5点 め〜てるの気持ち
「説明不足=不安感+リアルさ」
GANTZにもいえることですが、話の説明不足が全体に妙な不安感を与えています。キャラの心情を言葉では出さずに特徴のあるリアルな絵で表現をしていることから来るのでしょう。
め〜てるの気持ちのストーリーはすごい面白いというわけでもなく、30歳童貞ひきこもりに夢を見せるだけの気持ちの悪い内容です。
しかし、読者には母になった23歳のはるかの心情が語られず、本人の行動でしかその気持ちを憶測できない。行動の説明が完全にスッポリと抜け、私からするとはるかはキチ外にしかみえず、この漫画はサイコホラーです
途中のひきこもりのプロや最後の展開が急なのには行き当たりばったり感がして、不完全さが出ていますが、その不完全さが奥浩哉作品に絵と共にリアルさを醸し出しているのではないでしょうか。
3巻しかないので、さらっと読めるので、オススメです!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-04-15 12:06:21] [修正:2011-04-15 12:06:21]