「為亀」さんのページ

良質な漫画だと思います。
欲を言えばもっと世界観を書き込まないと不自然な感じがする設定があると思います。私の場合は特に気になりませんでした。
作者がどういう意図をもって書いたかは判断つきませんが、人間や生命自体の定義に対する問いかけが多々なされていると思います。
人間と動物を区別するもの、生命と無機物を区別するものは本当にあるのでしょうか。
答えは千差万別だと思います。ところで、人類の機械技術は日々進化しています。脳にチップを埋め込む治療法も実用化され、考えただけで動く義足、義手などもつくられている中で、「人間とはどうして人間で、どこまで人間なのか。」そういう視点からも人間の機械化について考えなければならない時がすぐ近くまで来ているのかもしれません。
蛇足ですが、私の中で五巻までなら8点の評価です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-11-03 11:43:32] [修正:2006-11-03 11:43:32]