「佐々木裕健」さんのページ

9点 蟲師

「蟲」の存在は単なるファンタジーではなく、現実に存在する「理性や科学だけでは理解しきれない何か」を象徴しており、それゆえに、この作品の持つ空気自体が、現実と非現実の挟間のような、独特のものをかもし出している。

これと似た世界観に『もののけ姫』があるが、これは大変動きの大きい話であるが『蟲師』はこれほど動きは無い。にも関わらず面白く退屈しない。静かなのに退屈しない物語。これは狙ってできるものではない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-12 21:00:40] [修正:2007-06-12 21:00:40]

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