「佐々木裕健」さんのページ

総レビュー数: 58レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年06月12日

こじんまりとまとまった、フツーの大学生の生態が見事に表現されている。小市民のモラルをあざ笑う美女によって、居心地のよいサークルが崩壊していく様が、ものすごくリアルであり、個人的には何かすがすがしいものすら感じてしまった。(大学生活を順調に、楽しく過ごせなかった人間のルサンチマンさえも感じてしまった)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-18 00:48:16] [修正:2007-06-18 00:48:16] [このレビューのURL]

この作品に限らず日本橋ヨヲコ作品は、私にとって評価の難しい作品である。

面白いし、個性的だし、ストーリー展開は誠実だし、技術もある。

夢中になって読める作品ではあるのだが、時々、気持ち悪くなることがある。

日本橋の作品には全て、作者の個人的な思い入れやナルシズムが強烈に詰まっており(他の作品とリンクさせたり、作品世界の登場人物の中だけでカップルにしたり結婚させたり)、その臭い、まるでジンギスカンのけもの臭さのような臭いが、鼻に付き、吐き気をもよおすことがある。

この臭いは脱臭すればよいと言うものではないし、また作者の性質からして不可能でもあるのだろうが、この臭いのために、私は素直にのめりこんで感動することを妨げられてしまうのである。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-13 06:19:02] [修正:2007-06-13 06:19:02] [このレビューのURL]

「もてない男の恋愛」を近未来の世界と融合させ、今までの恋愛ものからは取りこぼされてしまったものを上手にすくい上げている。

作者の力量、経験の不足から、物語が進むにつれむちゃくちゃになってきたが、それでもこの作品で描こうとしていたこと自体が極めて今日的、それでいて誰も正面から手をつけてこなかった題材であり、未熟な状態で生まれてしまったことが惜しまれる。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-12 20:22:20] [修正:2007-06-12 20:22:20] [このレビューのURL]

オタクと大学と青春を上手にミックスしている。

『五年生』を見る限り、作者はオタクでも何でもなさそうだが、的確でもあり、でも侮蔑心のなさそうな描写は好感を持てる。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-12 19:52:06] [修正:2007-06-12 19:52:06] [このレビューのURL]

7点 アカギ

作者が波に乗ってきた頃に始まった連載。
10巻くらいまではその調子でテンポも良かったのだが、さすがに最近の展開は遅すぎる。
それでもクオリティーまで下がっているわけではないところが、この作者のすごいところではあるが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-06-12 18:51:15] [修正:2007-06-12 18:51:15] [このレビューのURL]

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