へうげもののレビュー
8点 columbo87さん
歴史物、戦国の世で数寄の世界を極めんと心にきめる主人公のお話。
信長から秀吉、そして家康まで、歴史上の人物を大胆に解釈し表現し描いており、さらに山田芳裕先生の絵柄の迫力も加わって見事な世界が創り出されています。キャラクターの魅力、人間関係が絶妙であり、濃い登場人物の中でも主人公のキャラが食われていない所も、山田先生の意外な巧さなのだと感じます。
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[投稿:2011-06-01 11:05:08] [修正:2011-06-01 11:05:08] [このレビューのURL]
8点 s-fateさん
新刊が出ると、つい読み返してしまいます。最初のころの物欲丸出しの古田織部(左介)の姿が爆笑ものです。古田織部というと、織部焼きの人?くらいの知識しかありませんでしたので、爆笑できるとは思いませんでした。ここで出てくる「名物」は現存するものもあります。正直骨董に興味はありませんが、これだけ必死こいてでも欲しい、と思えるものなら、一度見てみたいと思わせる描写は白眉です。
利休と会ってからは、求道の人、創作の人という面が強くなってきて古田から前半ほどの滑稽さは失せていきますが、反面他の登場人物も物語を引っ張って行くようになり、面白いことに変わりはありません。マンガ的な面白さと史実とのバランス感覚がすごくいい。史実に沿って進めば、このあとも結構波瀾万丈なはずですので、この先も期待できると思います。
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[投稿:2010-02-13 01:55:17] [修正:2011-03-27 03:03:29] [このレビューのURL]
8点 あおはなさん
千利休が粛清されてされてしまうところまでの描写は文句なくよかった。
それ以降は幾分のトーンダウンは否めず。
ただ、こっから盛り返していくことは十分に期待できる作品。
着想が新しいと思います。歴史漫画としてはかなり異質な作品かと。
笑いあり、泣きあり、かなり楽しませていただいています。
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[投稿:2011-03-18 19:27:17] [修正:2011-03-18 19:27:17] [このレビューのURL]
9点 ぺぺさん
こういう史実をデフォルメしたお話が好きである上に作者の作劇も好みである。(度胸星終了に怒るものの一人である!)
武をとるか美をとるか二律背反の古田織部の物語・・・この漫画で面白いのは一寸先は闇の男たちの関係性であろう。
常に腹に一物抱え、ストレートに付き合うことの出来ない戦国時代。
秀吉なんか相当にたいした男だが、利休の激情と冷静には劣る。
この漫画に乗れたのは個人的に利休のキャラクターだと思う。
何故か強いし(体格もいい)ポーカーフェイスで激しい感情の持ち主、そして美しきものに対する慈愛。
織部と利休の師弟の別れの回は、コンビニで立ち読みして泣いた。
大げさだが、漫画史上屈指のコマ割りだと思った。
(この回に渦巻く感情はただただ静謐だ)
正直なところ、利休の死以降トーンダウンしている気がしないでもないが、これからラストへ向けての展開に期待したい。
ちょっちゅね。
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[投稿:2011-01-26 19:45:20] [修正:2011-01-26 19:45:20] [このレビューのURL]
8点 幻想さん
この漫画は素直に面白いです。
歴史モノなんだけれど良い意味でノリが軽くて読みやすい。
テンポ良く進んでいくストーリーやところどころで感じる作者のセンスの良さなど楽しんで読むことができました。
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[投稿:2010-12-12 23:58:05] [修正:2010-12-12 23:58:05] [このレビューのURL]
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