からくりサーカスのレビュー
10点 ぱるてさん
文句なしの10点です。100点満点で100です。今のところ私のベスト1です。
絵柄、巻数の多さで敬遠してる人は勿体無いです。それを補って余りある、名セリフ、名シーン、重厚なストーリーがあります。
出先でふと読みたくなった時は、ネットで名シーンを検索して満足感を得ます。それぐらい好きです。
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[投稿:2017-08-24 21:25:30] [修正:2017-08-24 21:25:30] [このレビューのURL]
8点 チーズカバオさん
藤田和日郎の漫画はどれも独創的で刺激的だが、あえて最高の作品を挙げるなら私はからくりサーカスを選ぶ。
かつて、これ程までに漫画的表現技法の限界を超えた作品を見たことが無かったから。
数多くの名シーンがある本作の中でも、特に凄まじかったのはルシールの最期の、見開きのセンターカラーである。
残念ながらコミックスではモノクロページになっているが、当時のサンデー紙面で見たあのシーンは、究極のカラーページの使い方としていまだに心に焼き付いている。
作品全体を総じて見れば無駄もあるし、正直あまり面白いとは思えない展開も少なくないが、それでもこも作品が漫画の凄みの本質を描いていたことは間違いない。
鬼才・藤田和日郎の真骨頂を存分に体感できる逸作である。
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[投稿:2017-08-13 20:47:01] [修正:2017-08-13 20:47:01] [このレビューのURL]
9点 p-mcgoohanさん
詳しい内容や褒めるべき点の多くはもう述べるまでもないので割愛。
個人的には、「いかに生きるか」よりも「いかに死ぬか」を深く感じた作品。
ファンタジックな展開のある作品であるが、この作品では死んだはずのキャラが何やかんやで生き返ったという夢要素は全くない。
そのため、死んでしまえばもう終わりである。
そしてこの作品では主軸となる味方の多くが死んでいく。
にも関わらず、彼らの多くは「安らかに」死んでいく。
それは、「死ぬ前に命を賭けてでも何かを守り抜こう」という強い意志と信念を持ったからこそだろう。
劇的に死んでいく多くのキャラたちに対し「何てカッコイイ死に様なんだろうか」と、ある意味で変な感動を覚えた作品はこの作品ぐらいである。
ちなみに、個人的に一番好きなキャラはルシール・ベルヌイユです。
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[投稿:2017-05-13 07:12:47] [修正:2017-05-13 07:12:47] [このレビューのURL]
6点 punpeeさん
小学生の頃、この漫画の為だけに少年サンデーを買っていた。
単行本でいう1巻?5巻くらいのところで、それから漫画を読まない時期が続き、
社会人になった頃に、完全版で全部買い直した。
ところが、中盤の鳴海サイドの話が主流になっていくにつれ、
ステレオタイプ過ぎるキャラクターに魅力を感じれず、物語に入り込めなかった。
うしおととらも同様に、キャラクター自体に魅力を感じる事はあまり無かった(特に女性キャラ)のですが、
からくりサーカスは、特にそれが人間ではなく機械だったというのもあり、余計に感情移入出来なかったかもしれない。
展開は良くても、大人のキャラがそこでそのセリフや演出は冷める。。。っていうのが多かったです。
うしおもとことん暑苦しく、臭かったですが、まぁ子供だし熱血主人公だし…って感じで許容できました。
ストーリー自体は良いと思います。
いつも壮絶な過去を持ち出し、物語に重みと深みを乗っけてくる手法は流石です。
が、個人的に前述理由より、からくりサーカスよりうしおととら派です。
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[投稿:2016-06-28 21:47:54] [修正:2016-06-28 21:47:54] [このレビューのURL]
9点 念仏さん
私の周りに、この作品を好きだと言うと、「うしおととら」の方が好きだという人が非常に多い。
ここでのレビュー評価も、うしとらの方が若干高く、レビュー数も多い。確かに面白いと思う。
しかし、私は「からくりサーカス」の方が好きだ。
長編だが、感動する場面も多く、初期から出ている敵キャラですら愛着が湧き、散り際で泣けた。
勢いと少年誌特有の読みやすさは前作だが、読み応えと深さではこの作品に軍配だと思う。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-05-11 15:37:31] [修正:2016-05-11 15:37:31] [このレビューのURL]
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