からくりサーカスのレビュー
6点 臼井健士さん
「うしおととら」と比較すると、どうしても見劣りしてしまいますね。
「うしおととら」のときのように素直に感動出来ないシーンが多いです。
鳴海がゾナハ病の発作を抑えるために、無理矢理にでも相手を「笑わさなければいけない」という設定にそれが象徴されていると思います。話の流れの中で素直に感動を受けるのではなく、強引に感動させられるような展開の数々・・・・。勝が属していたサーカスもそうです。「集団」としての存在意義が、人を自然と楽しませるのではなく、意図的に「人を楽しませようとすること」が目的というところに顕著。
主人公が別行動をとっているので展開が遅いのも難点です。鳴海の成長が比較的自然な流れなのに対して、勝の成長は強引。黒賀村でのモテまくりも解せません。小学生に中・高校生の女子が夢中になったりなんて山田南平先生の「オトナになる方法」だけで十分でしょう・・・・って感じですよ。ホント。
なにせ前作でいきなり「歴代漫画の頂点を極めるような作品」を出してしまったため、いくら藤田先生でもそれを超えるような作品を描くのは難しいだろうなと思っていました。だから他の漫画家たちのような、才能の枯渇が原因で「トンデモナイ駄作」になっていないだけでも十分評価出来ると考えたほうがいいですね。20巻以上続いているヒット作を2本持っている作家だって珍しいはずですし。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-07-31 07:29:52] [修正:2012-01-03 09:56:23] [このレビューのURL]
9点 まいさん
バトル漫画 残酷な描写はあるが全体でみれば王道の少年漫画 複線が見事につながっていくさまは壮観 この作者の描く笑顔はとてもあたたかい
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-07-16 20:43:43] [修正:2010-09-09 19:49:25] [このレビューのURL]
9点 カレーさん
問いかけから物語が始まり、いっきに話に引き込まれてしまいました。
3巻までの「勝の幕」から、「からくり編」と「サーカス編」に物語が分かれます。
まったく雰囲気の違う二つのストーリーが絡み合い、また一つへとなっていく。
その構成のダイナミズムに圧倒されっぱなしでした。
これでもかと広げた伏線を見事に何度も回収して見せる。
さらにキャラクターも非常に魅力的で、藤田氏の描く人間の温かみに涙が止まりませんでした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-16 17:03:18] [修正:2010-01-16 17:03:18] [このレビューのURL]
9点 十歩神拳さん
全体で見たら全く必要のない話やグダグダな展開も結構多いのですが、面白い時は10点でも足りないくらい面白いし、爆発力が桁違いです。
また、42巻にも及ぶ長いストーリーを通してこれほど重厚で壮大なドラマを練り上げたことは驚異的だと思います。
サハラ砂漠での熾烈極めるしろがねたちの死闘や壮絶な展開の連続には、それまで私がリアルタイムで読んでいたどの漫画より凄まじい興奮や衝撃を覚えて、毎週鳥肌が立ちっぱなしでした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2009-11-30 11:49:19] [修正:2011-04-13 10:50:52] [このレビューのURL]
6点 covさん
うしおととらが大好きで、その流れで集めました。
うう〜ん・・・・・・・・・・・
惜しい!
感動させるための設定が無理矢理なような・・・
前半は9点だけど、後半は5点くらいかな・・・
(読み直して再評価)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-15 23:53:23] [修正:2009-12-15 15:44:48] [このレビューのURL]
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