藤子・F・不二雄 異色短編集のレビュー
10点 チンプイさん
他の漫画家が30冊かけて表現する事を藤子先生は30ページで書ききる。
『ミノタウロスの皿』で味わった複雑な絶望感が素晴らしい!
絵がファニーだから中和されてるけど、とんでもなく残酷な話を描いている。
ブラックユーモアって仮面は被っているが、ありえない密度で人間の本質を切り込んでくる。
藤子先生って子供だけじゃなく大人も育ててくださるんだよなぁ
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[投稿:2013-12-22 05:51:12] [修正:2013-12-22 05:51:12] [このレビューのURL]
8点 fujiokaさん
藤子F不二雄作品というと、ドラえもん、パーマン、キテレツ大百科など、
基本的には子供向けのものが多く、彼の作品の中では子供に教えるような道徳的な内容や倫理観を含んでいるものが多いと思われます。
そんな藤子作品の中でも異色と言われているのがこの短編集ですね。ある意味藤子作品の真骨頂とも言えるでしょう。
普段子供たちに教えるような道徳的観念を
ひっくり返したらどうなるのか?
それをつきつめるとどうなるのか?
その考えは本当に正しいのか?
一つ一つのストーリーの中で、物事に対する考えをあらゆる角度から掘り下げ、私たちの価値観や常識は本当に正しいのかを追及しています。
中にはメッセージ性の高いものもあり、深く考えさせられてしまうものも多いです。
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[投稿:2012-04-04 02:04:13] [修正:2012-04-04 02:07:19] [このレビューのURL]
7点 columbo87さん
藤子先生は短編集がすばらしいなんてよくいわれますが、本当そうですね。
それまでと毛色が違って、実験的で自由でバイタリティにあふれたものばかり。
この短編集はどれも心理的にグロテスクな感じで不安にさせる作品でした。
大人って醜いわ!いやよ!
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[投稿:2011-08-10 14:32:59] [修正:2011-08-10 14:32:59] [このレビューのURL]
9点 ユルルメさん
天才が書くブラックユーモアはもはや芸術の域。
読後はトリックアート展に行った帰りに近いトリップ感
不条理を見て、腐れ条理を理解する ってゆうの
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[投稿:2011-07-23 17:07:10] [修正:2011-07-23 17:36:29] [このレビューのURL]
9点 ガタカさん
お前らのパラダイム全否定!マンガ。笑
不条理で醜くくも美しい世界に引き込まれます。
オシャレな毒吐かせたら天才だねこの人は。
「間引き」と「ミノタウロスの皿」が好きでした。
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[投稿:2011-05-27 14:41:52] [修正:2011-06-09 12:33:07] [このレビューのURL]
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