MONSTERのレビュー
7点 noriさん
相変わらず表情の書き方が丁寧で感情を表せてる。
モンスターはひとつひとつのエピソードを追っていくとどれも
すごく温かみがあって読んでるだけで和やかな気分になれるものが多い。
特に刑務所にいる息子に会いに行く親子とのエピソードや
グリマーがらみのエピソードなんかは素直に感動できる。
ただ全体的な構成を見るとややまとめきれなかったかなという感じはする。
浦沢直樹は壮大を話を描くより、マスターキートンのような短編完結ものがむいてるんじゃないかなぁ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-28 10:38:22] [修正:2005-03-28 10:38:22] [このレビューのURL]
10点 朔太さん
1、2巻で追う者テンマを紹介した後は、中段あたりまでは1話読み切りとしても十分に堪能できるプロローグ集にも感じます。
最後まで「ヨハン」と「Monster」を遠い記憶のような存在に置いて、テンマをはじめとして追う者の物語として毎号十分に堪能できました。連載誌の宿命として、謎は謎のまま捨て置くわけにはいかず、最後にはその正体は明かされねば読者は承知しないでしょうから、気の毒にも最後は混とんとした世界が残ってしまいました。
Monsterが生まれた過去の経緯には必ずしも意味はなく、浦沢直樹氏の本意として、人間がMonsterに生まれ変わる世界とそれに抵抗する人々との葛藤、戦いを物語にしたかった、とでも解釈致しますが、いかがでしょうか?
いずれにしても、シナリオに関係なく欧州の背景や人情話は楽しめましたし、謎のMonsterの存在に恐怖を感じさせる演出効果ならびにところどころに散りバラめられた人情噺は、まさに浦沢ワールド全開で、素晴らしい名作と言えます。
<追記>
3度目の再読です。すごいです。1巻からどんどん引き込まれます。
初期の設定が半端なく素晴らしい。双子の生い立ちが複雑すぎて、1回目では本当には理解してなかったかもです。
ああ、浦澤直樹氏は漫画家としても一流ですが、小説家としても一流になれたかもです。
生涯忘れえない作品になりました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2016-03-05 17:24:02] [修正:2020-10-02 17:57:51] [このレビューのURL]
6点 そうすけさん
面白かった。
しかしちょっとだけ拍子抜けというか、もやっと感が残る。
全18巻のうち、17巻ルーエンハイムから唐突に舞台がひとつの村に収束していくので、ああこの辺で連載まとめる気になったんだな、とか邪推。
最後に田舎の村が滅びる(滅んでないが実際あんなとこもう住みたくないよね)のはキートンでもみたなあ・・・
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-09-02 00:03:03] [修正:2016-05-06 20:17:39] [このレビューのURL]
7点 テムさん
語るべきストーリーをうまく構成し、
ミステリアスに描いているというのではなく、
謎こそがストーリーの主軸という漫画のような気がする。結果として。
それでも面白いと思うけれども、
どこかで体験したような既視感を覚えたのもまた事実。
口コミや周りの評判に乗せられて読んだため、
どこか挑戦的に読んでしまったような気がするのは否めないけれど。
でも十分、面白いっす。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-03-27 16:57:26] [修正:2015-03-27 16:57:26] [このレビューのURL]
9点 デビルチョコさん
どんどんストーリーに引き込まれて夢中になって読み続けた。
ドイツやチェコの街並みも丁寧で、ラストのストーリー展開も良かった。
欲を言えば、
「施設」でどんな事が行われていたかというシーンをもっと読みたかった。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2015-02-15 10:38:58] [修正:2015-03-04 19:54:17] [このレビューのURL]
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