HUNTER×HUNTERのレビュー
10点 カメオさん
生きることに役立つ何かを得るという漫画があるとしたらこの漫画はその対極にあると僕は思っていた。
「おもしろい」「楽しい」「わくわくする」「熱い」
そんな結局何にもならない感情をこれでもかと刺激する少年漫画。
何にもならないから僕らは楽しむことができるし、読みたいと思うのだ。この漫画もその範疇から漏れることなく最高峰のエンターテイメントを僕らに与えてくれていた。
でも虫編からのHUNTER×HUNTERは何かが違う。
今までの少年漫画が与えようともしなかったモノを与えようとしている。僕らはそんなモノは少年漫画に求めていないはずだ。
なのにどうしても読みたいと思う気持ちが止まらない。
どんなに長い休載を挟んだって再開すれば「待ってました!」とページをめくる。
やっぱりそんな感情を「少年漫画」と言うのだと思う。
HUNTER×HUNTERは少年漫画の限界を超えているわけではない、広げ続けているのだ。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2007-10-06 01:24:43] [修正:2011-08-17 21:07:29] [このレビューのURL]
10点 拙僧若輩にてさん
神マンガ、その一言に尽きる。
内容、構成、表現力、どれをとっても申し分無く、子供から大人まで幅広く楽しませ、40の父親が小学生の息子と本気で語り合うことができる、稀有な作品であると言える。
それが可能なのはやはり、作品全体がしっかりとした理論、設定に支えられているからだろう。
大人になるとどうしても目ざとくなりがちで、作品に無理や矛盾があると白けてしまいがちになるが、この作品にはそういった粗がほとんど無く大人でも安心して読むことができる。
新技一つから勝利に到るロジックまで丁寧に作り込まれ、読者に決して「それは無いわ」と思わせない、その綿密さこそがこの作品の傑作たる所以であると言える。
また、キルアと父の約束や、勝てぬと悟りながらも会長という立場にいる責任ゆえに王に挑んだネテロなど、少年が大人の男になるために必要な「男の生き様的要素」を所々に含み、少年漫画の鑑であると私は思う。
重度の肝硬変で先の長くない私の恩師に「せめてHUNTER×HUNTERが終わるまでは生きていたい」と言わしめた傑作。
一人の人間に生きる目標を与えた、まさに神マンガである。
冨樫先生には、命を削りながら待っている人がいることを知って頂き、どうか最後までやり遂げる勇気を持って頂きたいと、私は切に申し上げたい。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2011-06-09 17:37:26] [修正:2011-06-09 17:37:26] [このレビューのURL]
10点 ガタカさん
少年誌では最高峰。てか自分の中では最高。
なーんでこんなワクワクすんだろ。悟飯、オラワクワクすっぞ!!
会長VS王とか
興奮しすぎて逆に読めなかったわ
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2011-04-27 01:23:06] [修正:2011-04-27 01:23:06] [このレビューのURL]
9点 zeebra2001さん
「幽遊白書」の頃から追いかけてきた自分にとっては、前作を超える期待度と誰にも
予想出来ない意外性を突いた傑作だと思える作品。「レベルE 」で培った“表現”と話を
盛り上げる“伏線”は未だに健在なのが凄い。単純で娯楽に走った陳腐な作品が並んでいる、
週刊少年ジャンプの中で「心理戦」や「表現の限界」に迫ろうとする芸術作品を描けるのは
冨樫義博しかいない。しかし、現在では遅筆に重なって休載が多く、せっかくテンションが
上がって展開を待っている読者を置いてきぼりにしている感が否めない。そのうち、誰も彼に
期待しなくなり、離れていくのではないかと心配になってしまう。いずれにせよ、破綻せずに
作者が望む結末で完結してほしい。また休載の度に、作者は信じている読者も忘れないでほしい。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2010-03-23 12:53:13] [修正:2010-03-23 12:53:13] [このレビューのURL]
1点 ひとぺさん
ネーム同然で本誌に掲載してコミックスで修正とか、見開き全部がトーナメント表になってるとか、なんかそういうのが嫌いです。週刊で連載することがすごく大変なのはわかるけど、ジャンプ本誌に自分の漫画が掲載されることを夢見て頑張ってる人や、
いま連載中の漫画家の先生方に失礼な気がする。どんな事情があるのか解らないけど。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2008-03-30 18:12:14] [修正:2008-03-30 18:12:14] [このレビューのURL]
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