シガテラのレビュー
6点 papico84さん
。コワイ場面もあってメリハリあります。
古谷実さんは、モテない男の子に美女の彼女って設定が好きですよね。
あれだけ南雲さんとの日々を描いておいて
「人生ってこんなもんだよなぁ〜んー」
って 最終回でした。
あーあー、そんなもんだなーって現実的すぎて心に残った。
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[投稿:2008-07-27 20:50:35] [修正:2008-12-16 00:16:36] [このレビューのURL]
5点 kenkenさん
男(特にモテナイ系)側の描写は卓越しているのにどうして女キャラを描くのがこんなに下手なのか
といっても画力は高いのでルックスは文句なし、仕草や性格なんかも可愛く描かれている
でもそれは「いいとこ取りしすぎ」だし、そのくせ男の描写がリアルすぎるためバランスがとれてません
男は現実にいくらでも良そうな造型なのにヒロインだけがアニメやゲームのキャラみたいな状況になってて読んでて非常に違和感を感じます
読みやすさは天下一品なので暇があればどうぞ
当時からあまり好きな作品ではなかったが、後年の作品を見ればこれでもまだ完成度は高かったようです
稲中〜グリーンヒルは大好きなんですけど…
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[投稿:2008-11-13 13:49:12] [修正:2008-11-13 13:49:12] [このレビューのURL]
4点 右から左へ。さん
いじめられっ子が、かわいい女の子に出会う。彼女としてつきあっていくうちに人生が変わっていく。そういった境遇が本当に現実のものなのか、自分がこんなに幸福でいいのか、と悩む。そして、人としても、大人に成長していく。あらすじはこんな感じ。
うーん、ありえない。はじめは誰しもがそう思うだろう。だが、読んでいくうちに、徐々にだが話に入り込める。それは、南雲や高井、谷脇などの登場人物が充実しているためである。現実的ではないストーリーの中に、彼ら登場人物の現実的なストーリーが挟み込まれているからこそ、徐々にだが、こういった話に入り込んでいけるように設計されていると感じた。また、恵まれた環境の中でも悩み続ける主人公に、はじめはグジグジする男だなぁ、とイライラしながら読んでいたが、最終巻まで読み進めていくと何となく主人公の考えが理解できるようになっていった。
しかし、あくまでそこそこ面白いという程度であった。何と言うか、徐々に話に入り込めるんだけど、それでもどこかで突き放して話を眺めている自分がいた。こんなのありえないよ、と。それに加えて、ラストが微妙だった。あれだけ話を展開、進展させておいて、最後にあれはないだろう、と感じられた。また、他のレビュアーも述べるように、レゲエの同級生や胃がんの男の話は邪魔。話に関係してこないので、話の腰が折られている。
ダメ出しをすれば色々と出てくるが、全体的にみればそれなりにまとまっている漫画だ。エンターテイメントとしても、考えさえられる漫画としても、中途半端な印象だが、よく言えば軽く流しながら楽しむことができる。立ち読みが最適か。ちょっと微妙だが暇つぶし程度にはなる漫画。4点。
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[投稿:2008-10-23 16:30:43] [修正:2008-10-23 16:30:43] [このレビューのURL]
8点 a6a6さん
面白い時と面白くない時の差が激しい。
胃ガンの男とかレゲエヘアーの女とか、
よく分からないキャラが突然出てきて、ストーリーの進行に何の影響も与えずに突然終了する。
こういうのは読むだけ無駄な感じ。
逆に面白いと思わせる部分はきちんとストーリーが進んでいる時や、南雲さんとか谷くんが何を考えてるのかよく分からない所。
全く先が読めないので気になる。
また5巻の初めや6巻の終わりあたりの主人公が悩んでる場面も良い。
南雲さんの行動は演技なのか疑って読んでいたのだが、ようやく特にそうではないのかなと思ってきたころにあの最終回。
時間がすっ飛ぶ最終回って夢が無くなった感じがして基本的に嫌いなんだけど、
この漫画においては時間の経過に意味を持たせてて、後腐れが全くないのもよかった。
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[投稿:2008-04-28 19:19:15] [修正:2008-04-28 19:19:15] [このレビューのURL]
9点 電光石火さん
初レビューになります。
何がいいって、何が起こるかわからないところ。
世に出る物語のルールというか最後の砦を 割と簡単に破るあたりがすごい。 俺の今まで呼んできただいたいの話は、読み進めていくにつれてだんだんと外堀が固まってきて、こういう方向性で話が進んでいくんだろうと予想できるんだけど、彼の作品はそこにちょいちょい予想だにしない毒が混入されている感じ。
シガテラは最後まで読んだら、うわーリアル…と思うしかない。
普通の漫画だったら、主人公が浮気じみた行動を取ったらその因果で、ばれて酷い目にあったり、金蔵とか新林のあたりは大事件として描かれたりするんじゃないのか。
特に金蔵。あれは…やるか普通?
でも、あえて物語的なわざとらしい盛り上がりを避けてリアルに描くことで、現実世界で起きたら多分こんなもんなんだろう、って逆に納得させられちゃうよね。
んでもってラストですわ。
描き方としては、直接的な場面を避けて匂わせておいて、最後の最後で登場人物たちのその後を読み手に知らせる、っていうオーソドックスな感じだったけど。やはり毒を混入してましたね。
あれだけ二人の歩みを描いておいて、
ここへきて!っていうね、うん。
もう何を言っているのか分からないね。
でもあのラストがあるから作品が評価されたんでしょう。
初めて恋人ができたとき、「この人と結婚して一生一緒にいるんだ」と思い込んでいた。それは数年後には儚い思い出に変わるけど、あのときの想いや言葉に嘘はなかった。
自分のことと重ねてしまう人も多いんじゃないかな。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2008-04-12 21:59:50] [修正:2008-04-13 00:22:13] [このレビューのURL]
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