シガテラのレビュー
5点 butcherさん
これまたいったいこの漫画何が描きたかったのだろう。
レビューを書く前に内容を話すと
いじめられっ子の主人公『荻野』がバイクの教習場で出合った女性と付き合うところから物語がすすみ始める。
毎日いじめられながらも免許も取得し、かわいい彼女とも付き合え、幸せの絶頂にいた荻野。
さらになぜか急に荻野を虐めていた張本人、『谷脇』からイジメを辞めると宣言される。
不思議に思いながらも気にすることなく日々を過す荻野。
そんなある日、知り合いから谷脇が行方不明になったと聴かされる。
要約するとこんなもん。
ストーリーはインパクトがあったんだけど完結までに収まらないところが残念。
広げた風呂敷をまとめきれず終わってしうという打ち切りっぽさがどうにもならなかった。
結局謎は謎のままでなんともモヤモヤ。
最後も今までの流れを消し去るかのようなアッサリ後味。
なんだよそれ!もっとドロドロしていこうよ!
だけどさっき言ったようにインパクトがあった。
拉致された谷脇が拷問されているシーンは背筋がさぶかった。
嫉妬、復讐、欲望。人間と人間のいやらしい部分が強く印象強かった。
だけど結局中途半端な感じになってしまったのが悔やまれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-09-05 00:20:36] [修正:2005-09-05 00:20:36] [このレビューのURL]
5点 ムキッキーさん
最近読み直し、レビューと点数を修正しました。
この漫画は評価がまっぷたつに割れそうです。
人間の「底」の部分の描写が結構えぐい。
日常的でリアルな怖さをよくここまで描けるなと。
精神的に、特に女性には辛いエピソードが多く
物語全体に流れる諦念のようなものをサクッと描いている様で
読んでいて心にグサリと刺さる感じがします。
はっきり言って読後感はあまり良くない。
南雲さん、現実にいそうな親しみやすさが好感が持てますね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-07-08 14:59:05] [修正:2005-07-08 14:59:05] [このレビューのURL]