シガテラのレビュー
8点 チャドさん
この作者の作品の中では1番好き。
大体日常にあり得るリアルな作品を書いてるように思うが、読み終わった後の余韻が1番深かった。
「確かにリアルな生活ではそうなんだけど、漫画でもそうなのか」と。
幸せの裏にあるなくした思い出。
余計キレイに見える。
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[投稿:2008-02-09 00:00:17] [修正:2008-02-09 00:00:17] [このレビューのURL]
6点 たにやんさん
別のレビュアーさんも仰ってたけど、
主人公が不条理に不幸!
でも最後はうまくまとめた。
レイプは放ったらかし?
無理矢理ハッピーエンド??
面白いんですけどね。
作者はツンデレですね。
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[投稿:2008-01-25 19:09:12] [修正:2008-01-25 19:09:12] [このレビューのURL]
10点 背番号18さん
古谷作品は全て好きで特にシガテラは一番好きだが人に勧めるのに
どこか気が引ける作品。なんか恥ずかしいような。。。自分はもうすぐ
30才だが、だから余計この作品の人物や話に共感できる。もの凄くリアル。
だからこそこれを見られるとなんか自分を見られている感じで恥ずかしい。
内容は、青春マンガで、犯罪や恋愛、友情といった青春マンガで扱うテーマを
網羅している。ニュースでやってるような犯罪に自分が巻き込まれる可能性も
多いにあるし、加担する可能性だってある。そう思うと怖い。。。
だけど恋人や恋愛の大切さ、素晴らしさを見ると救われる。
最終話は本当に秀逸です。マンガの中で一番好きなラストです。
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[投稿:2007-11-08 23:52:17] [修正:2007-11-08 23:55:00] [このレビューのURL]
9点 とみーさん
中盤の数々の名言、迷言はもちろん最終回が秀逸すぎます。古谷さんにしか描けない。
人生ってそんなもの。何で破局したのかなんて考えるのは野暮です。初恋の人と結婚というだけで現実でも話題になるじゃないですか。
大人になるってこういうこと。主人公荻野は自分が不幸のかたまりだといわれ傷つき、悩む。しかし、カレも大人になると気づいてしまう。俺だけじゃないと… 人類皆、他人と触れ合えば、幸せはもちろん不幸ももらってくると。そう「シガテラ」を人と接すればもらってしまうのだと。
そんなことに気づき、彼はそのような事を真剣に考えることをやめる。だから不安定じゃなくなる。そして、カレの言葉で言えば「つまらない奴」になった。
作品中、大人荻野が恋人に言った最後の言葉は「ずっと一緒にやっていこう」というものだったと思う。青春時代の「君をずっと幸せにするよ」ではないのだ。なぜらなば、彼は大人になったのだから・・・
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2007-07-26 00:28:44] [修正:2007-10-16 23:15:30] [このレビューのURL]
7点 ぷたりうさん
この作品は「ヒミズ」とセットで読むべき作品だと思う。
この作者は「どのように自分という“理由なき”存在を引き受けるか」という問いをテーマにしているようにみえる。
初期のギャグ作品にもかいま見られるこのテーマは,青年期に一番鋭く問題化されるが,基本的には生涯続く問いであろう。
そのテーマをかなりはっきり提示したのが「ヒミズ」と「シガテラ」。主人公の家庭環境はまったく正反対であり,結末がその生い立ちに起因するかのように明暗を分けているのが気になるが,2人ともここではないあちら側の世界にジャンプできるか,落ちるかという危うい状態の中で葛藤している点は共通。白黒はっきりした場所に身をおけない,つねに決定的なリスクと隣り合わせの現代に生きる若者の不安や所在なさを描いている。
しかし,これらのテーマは今まさに「青春ど真ん中」にいる人には伝わりにくいかもしれない。現代に生きる30歳以上の人ならば,これら一連の作品を客観的に読むことができ,より共感できるのではないか。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-10-14 11:40:38] [修正:2007-10-14 11:40:38] [このレビューのURL]
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