ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングマガジン > シガテラ

6.69点(レビュー数:33人)

作者古谷実

巻数6巻 (完結)

連載誌週刊ヤングマガジン:2003年~ / 講談社

更新時刻 2010-03-10 19:25:26

あらすじ 未来永劫の約束なんてない!!

高校2年生にもなって純情で、
未来を少しだけ夢見ていて、
普通に女の子にあこがれを抱き、
自由も不自由もない日々の中、
少しずつ毒に冒されていく‥‥。

シェア
Check

シガテラのレビュー

点数別:
26件~ 30件を表示/全33 件

7点 ぷたりうさん

[ネタバレあり]

この作品は「ヒミズ」とセットで読むべき作品だと思う。

この作者は「どのように自分という“理由なき”存在を引き受けるか」という問いをテーマにしているようにみえる。
初期のギャグ作品にもかいま見られるこのテーマは,青年期に一番鋭く問題化されるが,基本的には生涯続く問いであろう。

そのテーマをかなりはっきり提示したのが「ヒミズ」と「シガテラ」。主人公の家庭環境はまったく正反対であり,結末がその生い立ちに起因するかのように明暗を分けているのが気になるが,2人ともここではないあちら側の世界にジャンプできるか,落ちるかという危うい状態の中で葛藤している点は共通。白黒はっきりした場所に身をおけない,つねに決定的なリスクと隣り合わせの現代に生きる若者の不安や所在なさを描いている。

しかし,これらのテーマは今まさに「青春ど真ん中」にいる人には伝わりにくいかもしれない。現代に生きる30歳以上の人ならば,これら一連の作品を客観的に読むことができ,より共感できるのではないか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-10-14 11:40:38] [修正:2007-10-14 11:40:38] [このレビューのURL]

9点 雄男さん

伏線を投げたまま回収してないという意見が多く見られるけど、私は作者は意図的にこういう方法を取っていると思う。
確かに時折挟まれるエピソードは、その人物の主人公たちへの未来への繋がりを想起させる。
けれど実際は何もない。
それがまさに現実だと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-09-14 18:36:17] [修正:2007-09-14 18:36:17] [このレビューのURL]

「さくらの唄」に近いものを感じたな。
いじめ、友情、裏切り、恋愛、暴力、性、趣味、色んな青春要素を詰め込んでいた漫画だった。たまに笑えるシーンもある。「あじゃぱああああ」とか。文字にすると全然面白くないなw

作者は途中から主人公・荻野を落とす事で物語を展開させていこうとしたんじゃないか?と思ってしまう程、中盤からの荻野を襲う出来事は不条理だ。彼女がレイプされて、それが展開される事も無くそこで終わったのも不思議だった。

つまりこれは、作者自身「なるようになれ!」的な漫画だったんじゃないだろうか?俺はそう思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-08-26 13:56:53] [修正:2007-08-26 13:56:53] [このレビューのURL]

7点 パンダマンさん

[ネタバレあり]

 シガテラっていうのは、熱帯地方の魚がもってる毒の事
もともと持ってるわけじゃなく、毒もってる海藻食って毒化しちゃうんだと思った。確か
 そんな魚食うと軽い食中毒になったりする

 この話は、社会人とかになってる年齢、まぁ大人なわけですがその人にとっては「過去」の話で、今青春まっさかりな人には「現在」の話です
 なんて言ったらいいか、青春時代の象徴の話というのか
 主人公は、まっとうに生きようとする自分の分身
 話には、ショッキングな事や悪いヤツ、友達、恋人なんかいますが全部は象徴として描かれている
 でもそういうの経験してないと、これは「現在」なんです

 いや、まぁつまり大人の人が観ると、イィィィヤァァァと思うほど後悔した事や、失敗したこと。汚れちまったーという経験。もうフトンにくるまって忘れちまいたいけど忘れられない過去の事。そういうのが描かれているんです。もちろん恋や受験やセックスとか、モンモンとしたのもね

 なんで作者がこういうの描きたかったのかわからないど、まぁこんな作品もあってもいいか
 この作者にしか書けないし
 ただ非常に理解されにくいと思う
 主人公を見ていると滑稽で面白いのだが、自分に置き換えると笑えなくなる

ナイスレビュー: 3

[投稿:2006-11-30 07:13:07] [修正:2006-11-30 07:13:07] [このレビューのURL]

7点 ごまあぶらさん

[ネタバレあり]

これには相当びっくりしました。
大事なシーンの後、当たり前のように「なかったこと」になっているんです。
クスリで眠らされてレイプされる話の後、その話に出てくる人たちは一回も出てこないし、それ自体何の関わりもなく過ぎ去っていくのです。
そのようなことがたくさんあって進んでいきます。

中身は最初の巻から引き込まれていきました。
日常を書いているはずなのに、気付いたら非日常にいる。そんな毎日。
空気がBECKに似ていると思ったときもありました。ただ、こっちは残酷すぎます。

人間の嫌なところを書いて、否定して、自分のいいようなところだけを肯定して、主人公が一人の人間として偶像をかき消していて。
抉るのがほんとにうまい作者でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-06-29 14:39:10] [修正:2006-06-29 14:39:10] [このレビューのURL]

PR


シガテラと同じ作者の漫画

古谷実の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊ヤングマガジンの情報をもっと見る