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7.42点(レビュー数:21人)

作者高橋ツトム

巻数19巻 (完結)

連載誌月刊アフタヌーン:1992年~ / 講談社

更新時刻 2011-01-12 12:56:12

あらすじ 高橋ツトムのデビュー作。
新宿警察署の刑事・飯田は日本、そして海外を舞台に凶悪犯罪に立ち向かう…
凶眼の刑事・飯田響也が見据える人間の”生”と”死”、そして”犯罪”という”本能”??。

備考 文庫版の一巻には幻のデビュー作が収録されている。

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地雷震のレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全21 件

8点 とろっちさん

凍てつくようなその眼光が見つめる先は、歪んだ世界と心の闇。

登場人物は皆とにかく眼に力があります。眼に力があるから作品全体に力強さがあり、
ひいては作品としてのリアリティをも感じさせます。
驚異的な画力と圧倒的な雰囲気とで「魅せる」作品。
そんな本領が発揮されるのは8巻ぐらいから。初期作品だけに、それまでは我慢。

主人公の冷徹な表情の奥深くに潜む、押し付けがましくない優しさが好きです。

ちなみに、自分は当時「幽☆遊☆白書」でこの作品を知りました。そんな人も多いのでは。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-06-20 23:35:04] [修正:2010-06-21 00:03:27] [このレビューのURL]

9点 souldriverさん

ある重要人物の死を境に前半と後半でかなり話の見せ方が変わっており、それに伴って話の主題も変化している特殊な作品。(ちなみに絵柄も同じ時期を境にかなり変化している)

前半は主人公である飯田が積極的に捜査に関与しているため主観的に話が進んでおり、また扱う事件も犯罪者の異常心理や麻薬、催眠といった「犯罪色」の強いものが多い。
この時期の事件内容自体は比較的ありがちとも言えるが、飯田が犯人を追い詰める過程にハードボイルド小説的な面白さがある。

後半は飯田が捜査そのものに絡むことは少なくなり、犯罪者自身やそれに関わる第三者を中心として、より客観的に事件が展開する。扱うテーマは連載当時の時代背景を反映した「社会問題」が意識的に取り上げられており、作者の関心の高さが伺える。
虐待が虐待を呼ぶ悪循環、いじめ問題、自殺の美徳化、酒鬼薔薇聖斗事件を思わせるような未成年者による惨殺事件、脳死や魂の在り処…といった非常に現実味のある問題が独自の切り口で描かれている。
特にこの後半に多く見られる「セリフ」ではなく「空気」にものを言わせる描写の鋭さは圧巻の一言。

どのエピソードも重い内容ながら、少なからず現代社会に身近に存在する「心の闇」について考えさせられる。一見大人向けの作品だが、ぜひ高校生ぐらいの人に読んでもらいたい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-06-21 06:57:34] [修正:2007-06-21 06:57:34] [このレビューのURL]

8点 デビルチョコさん

基本的に1巻毎の短編ストーリー。

面白さの起伏が激しいが、全体的にストーリーは良く出来ていた。
しかし何か物足りない。。

大きな事件を1つ追いかけながら、様々な事件を解決していくという
ストーリー設定だったなら、もっと面白かったと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-02-13 10:55:11] [修正:2015-03-17 23:23:18] [このレビューのURL]

4点 gundam22vさん

クール主人公は良いんですが額に銃口突きつけられて、どう考えても殺されるって状況で弱み晒さず強がってるって訳でもなく、「殺すんなら殺してみな。別に構わないよ」って感じなのがガチなのは格好良いより感情移入出来ないです。犯人も言ってみれば類似した変態だらけだし個人的に厳しい漫画でした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2014-11-06 23:11:52] [修正:2014-11-06 23:11:52] [このレビューのURL]

6点 pazzoさん

主人公かっけーを地で行くマンガ。
ひたすらハードボイルドな主人公が格好良く事件を解決していく。

変にストーリーを持たせず、短編でまとめていったのもプラスだと思う。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2013-08-29 09:41:18] [修正:2013-08-29 09:41:18] [このレビューのURL]

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