ホーム > 青年漫画 > 週刊ヤングジャンプ > LIAR GAME

6.71点(レビュー数:52人)

作者甲斐谷忍

巻数19巻 (完結)

連載誌週刊ヤングジャンプ:2005年~ / 集英社

更新時刻 2012-07-26 21:21:55

あらすじ ある日、突然送られてきた小包。その中にはゲームに選ばれた事を祝福する手紙と、現金1億円が同封されていた。それがライアーゲームのスタートだった…。平穏な日常に、突如現れた”人間不信”の連鎖…。『嘘つきは誰だ。』大金を前に揺れ動く、人間心理を描破した問題作!

備考 不定期連載。2007年および2009年フジテレビ系列でテレビドラマ化された。

シェア
Check

LIAR GAMEのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全52 件

5点 punpeeさん

独自性のあるゲーム、その設定を作る才能に長けています。
矛盾も感じられなかったので、そこにおけるクオリティは文句無しだと思います。

作家さんの作品に対する姿勢は真面目で、敬意を表したいです。
しかしこの作品は、素直な方こそ楽しめると思いますが、ひねくれた読み手には物足りなく感じるのではないかと思います。

私は後者であり、全体的にキャラクターに魅力が無く感じました。
ステレオタイプばっかりで、深みを感じなかったというのが正直なところです。
逆に言うと破綻も無いので、良い意味でも悪い意味でも裏切らない作家さんだと思います。
(最終回は賛否両論でしょうが)

ただ、驚きや意外性が予定調和になってしまっているのは、こういう作品では致命的ではないかなぁと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2016-03-10 20:31:22] [修正:2016-03-10 20:31:22] [このレビューのURL]

8点 gundam22vさん

頭脳戦漫画としてドラマがヒットしているのもあって有名な作品。興味はあったのですが完結後に読んだ方が良さそうと思い敬遠していました。結果的にそれで良かったと思います(ルールが少し複雑でテンポも途中からは少し良くないので
一気読み向き)。正直最初は絵のレベルの低さ、1回戦のオチが読めまくっていたバトルで拍子抜け感が酷かったです。

しかし次第にゲームの内容・画力も迫力不足という問題は抱えながらも上達して行きました。特にゲームは少数決から終盤に至るまでには独自のゲーム性、駆け引きと逆転の連続で展開の面白さに引き込まれました。単なる個人勝負じゃなく囚人のジレンマ的な団体戦要素があり、その辺の駆け引きは毎回面白かったですね。主人公である直の成長、パートナーの切れ者秋山、オカマだけど「良い女」キャラのフクナガ、ライバルのヨコヤなどキャラも立って来て盛りあげました。心理学的要素を入れた解説も勉強になりました。

しかしライアーゲーム関連のオチはある程度予想出来た部分はあったのですが(なんだかんだでヌルかったですし)、やっぱりラストゲームの盛り上がりの乏しさといい良い締めではなかったなとは思います。投げっぱなしよりはマシ
だとは思いますが。あとカイジ系のゲームと比べると演出、オチとも関連するんですが緊張感をやや欠いてはいます。それでも毎回のゲームのレベルは高く、頭脳戦を代表する漫画という
評価は揺らがないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-05-11 01:53:35] [修正:2015-05-11 01:53:35] [このレビューのURL]

4点 リアルさん

一言で言えば漫画をナメてる作品。設定に無理がありすぎる。一億円いきなり家に送られ奪い合えと言われ、どうすればいいかわからず面識もない出所したての天才詐欺師にお願いするヒロイン、報酬も聞かずそれを了承する主人公。ライアーゲーの主催者は100%損をする仕組み。ただの一般人(初老のじじい含む)から一億取り立てるなんてどう考えても無理。ライアーキングを決めたいとか言ってあれだけの資金力があるなら人選をもっと選べるしそもそも人集めにあんな手段は取らない。一億送られた全員警察に届けて終わり。身寄りのない奴は使い込む可能性すらある。明らかにカイジのパクリのこの作品、カイジみたいにしたいならもう少し流れを自然に出来ないのか?カイジのエスポワールへの挑戦はカイジ側にも船側にもしっかりとメリットがあり戦う理由がある。ライアーゲームにはそれがない。結果に至る過程の作りが甘すぎる故に現実感が皆無。漫画だからと言って何をやってもいい訳ではない。あとヒロインが毎回必勝法を見つけたとウザイ上に主人公含みキャラが薄すぎてゲーム以外何の印象にも残らない。幼稚な作品ではあるが大分目を瞑れば読めない作品ではないのでこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-22 23:58:29] [修正:2011-03-22 23:58:29] [このレビューのURL]

8点 ひいろさん

パズル的な論理や心理トリックが好きな人なら、この作品には間違いなく高評価をつけるだろう。

一つ一つのゲームのルールや登場人物のキャラクター設定、攻略の手口等がよく練られている。

特に「少数決」の決着のつけ方を読んだ時は、その鮮やかなまとめ方に心底舌を巻いた。
トリックをメインに据えた作品で、これほど完成度が高いものを見たのは初めてだ。

主人公ナオの性格に現実味がないという意見もあるようだが、徹底したバカ正直のお人よしという設定だからこそ、心理戦の巧妙さが際立って作品の面白さを支えているし、作品全体として性善説と性悪説のせめぎ合いのようなテーマ性をかもし出していると思う。


この手の作品にありがちなルールの穴や、登場人物がなぜこんなことに気づかないのか?といった矛盾がほとんどないところがこの作品の良さだったのだが、残念ながら10巻後半あたりから始まる「椅子取りゲーム」ではルール設定に無理があって論理破綻してしまっており、とても残念だった。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-11-22 08:52:47] [修正:2011-01-28 20:48:47] [このレビューのURL]

9点 いーらびさん

頭脳明晰で冷静沈着な秋山。お馬鹿で感情的な直。
真逆の性質の男女が、志同じく助け合う姿がいい。

ゲーム上でも精神的には常に2人セット。
負債を背負って、運命を共にする方法を選ぶところなんかも、
そこらの少女漫画よりよっぽど精神的結び付きが描けていると思う。
かといって馴れ合わず、一定の距離感のある微妙な関係。

直がお人好し過ぎてイラッとくる場面は多々あるものの、いやだからこそ、
それをどっしりサポートしてくれる秋山の魅力が光る。

しかし毎度毎度、よくこんな面白いゲームを。
密輸ゲーム?感染ゲーム?どこからそんな発想が。こんな椅子取りゲームは前代未聞。

ゲーム進行上刻々と変化する状況を、対戦相手の心理描写や策略も踏まえながら丁寧に追っていく
やり方は、単純に良く出来ていると思う。臨場感があって読者も楽しめる。

ついでにみんな「はあっ!?」の表情がイイ。
特にフクナガとヨコヤ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-10-05 18:05:07] [修正:2010-11-15 17:40:11] [このレビューのURL]

PR


<<前の10件
123456789

LIAR GAMEと同じ作者の漫画

甲斐谷忍の情報をもっと見る

同年代の漫画

週刊ヤングジャンプの情報をもっと見る