SLAM DUNKのレビュー
7点 チーズカバオさん
スポーツ系の少年漫画としては超一級品であることは間違いない。作品の漫画としてのレベルやクオリティにケチをつける気はない。
ただ、個人的にこの作品の登場人物や、物語の根底の価値観はあまり好きになれない。
なんというか、メインキャラクターたちの行動、言動、思想その全てから、恵まれた人間のエゴが滲み出ているような気がする。
赤木のようなスポーツに勉強、私生活までストイックな漢はともかく、他の連中はとてもスポーツマンとは思えない幼稚な精神しか持ち合わせていないと思うし、最後まで大して成長しなかったように感じた。
本気でスポーツに向き合うことの素晴らしさは「肉体と精神を鍛え、厳しさと優しさを学び、人間的に成長すること」にあると思う。
そしてなんとも上手く言い表すことはできないが、この漫画で表されている成長や努力は、美しくて見映えの良い表層的なものに過ぎないような気がする。
スポーツというより、ゲームに必死に取り組んでいる少年たちの青春劇に見えてしまうのだ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2018-09-02 23:15:56] [修正:2018-09-03 00:46:10] [このレビューのURL]
8点 まっちょさん
あえて言うことはないと思います。
出てくる登場人物もそれぞれ個性あふれており、それぞれが違う形で好感が持てます。
私もこれを読んでバスケを始めた1人であります。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-09-15 00:52:47] [修正:2010-09-15 00:52:47] [このレビューのURL]
9点 dieseraieさん
スポーツ漫画の頂点の一つ。
飛び散る汗の一つ一つにも迫力がある。テンポの緩い会話で笑わせ、全く無言の試合会場で得も言われぬ緊張感を描き出す。
井上雄彦氏の生み出すキャラ一人一人に味があり、何度読み返しても常に変わらぬ爽快感がある。
私もこの漫画の影響でバスケを始めたクチだが、試合前はチームメイト間で回し読むのが定番だった。大学で出会ったバスケ友達にも同じ習慣があったと知り、氏の影響力を感じずにはいられなかった。
いつか氏が書いていた、この本を読みバスケを始めた人がNBAで活躍でもしてくれたら俺は泣くだろう、という願いは、日本にこれだけ「バスケットボール」というスポーツを浸透させたという意味で、既に達成されたのではないだろうか。
興味のある方は「スラムダンク 黒板カード」で検索すれば、氏が黒板に書いた続編が見つかるので、手に入れて読んでみて欲しい。
幾つかのコマが既存のNBA等の写真をトレースしたものであるという事で、騒がれていることもファンなら知っていてもらいたい。
「エデンの花」との折り合いも考えて−1点。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-12-19 06:04:54] [修正:2005-12-19 07:23:19] [このレビューのURL]
9点 コステロガーデンさん
スポーツ漫画のエポックメーカー的作品。
バスケット漫画を描くと
「人気が出ない」「打ち切りになる」
といわれ、タブーされた時期に
その法則をブチやぶるかのごとく
連載当初から抜群の面白さとかっこよさで
今だにトップレベルの人気を誇る秀作。
バスケをあまり知らない人でも、
所々に入る解説のおかげで、物語に自然にのめりこんでいけます。
ひと試合がやたらと長いので、
当時、週刊で読むのはかなり辛いものがありましたが、
バスケ特有の臨場感と細かな描写を駆使することで
だらけたり、飽きたりといった
散漫した内容になることはありませんでした。
逆にこの作品をスピーディーに読みたいと思い、単行本を買うに至る訳です。
ラストが個人的には気に入りませんが、
それはきっと連載終了することが残念で残念でならなかったからでしょう。
このレビューをご覧になっている方達は
ほとんどの方がもう読んでいる作品ではあると思いますが、
もう一度、読み返してみるのも一興かと。
◇この作品の個人的価値=全31巻で 12000円也
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-07-24 16:37:52] [修正:2005-09-21 21:45:56] [このレビューのURL]
10点 afro_hedgehogさん
井上先生、本当にスラムダンクを描いてくれてありがとう。
バスケに出会えたのも、漫画にどっぷりハマったのも井上先生のお陰です。
スラムダンク奨学金で現実の桜木花道を期待してます。
漫画のレビューになってないですね(笑
とにかく読んでみろ!素晴らしい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-04-05 07:59:49] [修正:2015-04-05 07:59:49] [このレビューのURL]
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