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8.1点(レビュー数:321人)

作者井上雄彦

巻数31巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1990年~ / 集英社

更新時刻 2012-07-26 21:18:02

あらすじ 中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道は背の高さと体格からバスケットボール部の主将の妹、赤木晴子にバスケット部に入部を薦められる。彼女に一目惚れした「超初心者」花道は彼女目当てに入部するも、練習・試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めていき、才能を開花させていく。(Wikipedia)

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SLAM DUNKのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全283 件

6点 amazonlyさん

井上雄彦氏の渾身の画力から描かれる迫力溢れる試合描写は唯一無二ですし、それは永久に評価されるべきだと思います。
ですが、
・才能>>>努力な傾向が強い主人公
・もし現実にいたら応援したくないであろうヤンキーキャラの美化
・どう考えてもやらかしてることが逮捕、退学もんのヤンキー時代の三井
・エースキラーとか言われてる豊玉の奴も傷害罪で逮捕しろ
・主人公補正のせいで蔑ろにされるメガネくんや他の1年生(弱い人の成長や活躍の方が感動するでしょ)
・ハルコさんがヒロインとして上手く機能してない
・最後の敵は国内最強校で誰もが負けると思ってたが奇跡の大逆転勝利!というあまりにもテンプレな最後
・あからさまな投げっぱなしエンド
・その他ひっかかる所
(赤木は何で強豪校に行かなかったの?何で安西先生はグレてた三井をずっとスルーしてたの?など)

こう言うところは今の価値観から見たらどうなの?って思わざるを得なく、まあ昔の漫画だからね?って許されてる感は正直否めないです。
あと試合で負けたのは選手のせいですし皆その重い責任を背負ってプレイしてると言うのに、田岡監督の「全て私の責任です!」は読者から陵南のキャラの評価を下げさせない為の逃げ、浅はかな思慮としか思えない。
なぜかネットではめちゃくちゃ持ち上げられてるけど。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2022-10-18 00:26:57] [修正:2023-01-15 18:02:59] [このレビューのURL]

7点 チーズカバオさん

スポーツ系の少年漫画としては超一級品であることは間違いない。作品の漫画としてのレベルやクオリティにケチをつける気はない。

ただ、個人的にこの作品の登場人物や、物語の根底の価値観はあまり好きになれない。
なんというか、メインキャラクターたちの行動、言動、思想その全てから、恵まれた人間のエゴが滲み出ているような気がする。
赤木のようなスポーツに勉強、私生活までストイックな漢はともかく、他の連中はとてもスポーツマンとは思えない幼稚な精神しか持ち合わせていないと思うし、最後まで大して成長しなかったように感じた。

本気でスポーツに向き合うことの素晴らしさは「肉体と精神を鍛え、厳しさと優しさを学び、人間的に成長すること」にあると思う。
そしてなんとも上手く言い表すことはできないが、この漫画で表されている成長や努力は、美しくて見映えの良い表層的なものに過ぎないような気がする。
スポーツというより、ゲームに必死に取り組んでいる少年たちの青春劇に見えてしまうのだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-09-02 23:15:56] [修正:2018-09-03 00:46:10] [このレビューのURL]

8点 まっちょさん

あえて言うことはないと思います。
出てくる登場人物もそれぞれ個性あふれており、それぞれが違う形で好感が持てます。
私もこれを読んでバスケを始めた1人であります。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-15 00:52:47] [修正:2010-09-15 00:52:47] [このレビューのURL]

9点 dieseraieさん

スポーツ漫画の頂点の一つ。
飛び散る汗の一つ一つにも迫力がある。テンポの緩い会話で笑わせ、全く無言の試合会場で得も言われぬ緊張感を描き出す。
井上雄彦氏の生み出すキャラ一人一人に味があり、何度読み返しても常に変わらぬ爽快感がある。
私もこの漫画の影響でバスケを始めたクチだが、試合前はチームメイト間で回し読むのが定番だった。大学で出会ったバスケ友達にも同じ習慣があったと知り、氏の影響力を感じずにはいられなかった。
いつか氏が書いていた、この本を読みバスケを始めた人がNBAで活躍でもしてくれたら俺は泣くだろう、という願いは、日本にこれだけ「バスケットボール」というスポーツを浸透させたという意味で、既に達成されたのではないだろうか。

興味のある方は「スラムダンク 黒板カード」で検索すれば、氏が黒板に書いた続編が見つかるので、手に入れて読んでみて欲しい。

幾つかのコマが既存のNBA等の写真をトレースしたものであるという事で、騒がれていることもファンなら知っていてもらいたい。
「エデンの花」との折り合いも考えて−1点。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-12-19 06:04:54] [修正:2005-12-19 07:23:19] [このレビューのURL]

スポーツ漫画のエポックメーカー的作品。

バスケット漫画を描くと
「人気が出ない」「打ち切りになる」
といわれ、タブーされた時期に
その法則をブチやぶるかのごとく
連載当初から抜群の面白さとかっこよさで
今だにトップレベルの人気を誇る秀作。

バスケをあまり知らない人でも、
所々に入る解説のおかげで、物語に自然にのめりこんでいけます。
ひと試合がやたらと長いので、
当時、週刊で読むのはかなり辛いものがありましたが、
バスケ特有の臨場感と細かな描写を駆使することで
だらけたり、飽きたりといった
散漫した内容になることはありませんでした。
逆にこの作品をスピーディーに読みたいと思い、単行本を買うに至る訳です。
ラストが個人的には気に入りませんが、
それはきっと連載終了することが残念で残念でならなかったからでしょう。

このレビューをご覧になっている方達は
ほとんどの方がもう読んでいる作品ではあると思いますが、
もう一度、読み返してみるのも一興かと。

◇この作品の個人的価値=全31巻で 12000円也

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-07-24 16:37:52] [修正:2005-09-21 21:45:56] [このレビューのURL]

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