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8.09点(レビュー数:319人)

作者井上雄彦

巻数31巻 (完結)

連載誌週刊少年ジャンプ:1990年~ / 集英社

更新時刻 2012-07-26 21:18:02

あらすじ 中学3年間で50人もの女性にフラれた高校1年の不良少年・桜木花道は背の高さと体格からバスケットボール部の主将の妹、赤木晴子にバスケット部に入部を薦められる。彼女に一目惚れした「超初心者」花道は彼女目当てに入部するも、練習・試合を通じて徐々にバスケットの面白さに目覚めていき、才能を開花させていく。(Wikipedia)

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SLAM DUNKのレビュー

点数別:
1件~ 5件を表示/全319 件

5点 まれらさん

[ネタバレあり]

主人公桜木はいきなり身体能力抜群として描かれ、バスケットボール初心者という点を除けば何らハンデを背負わない形で登場する。メンタル面での能力ならまだしも、いきなり身体能力抜群と言われても「それなら上達して当然でしょう」程度の感想しか抱けないし、トントン拍子で成長する話が繰り返されれば、古典的なスポ根を期待して読んでいたのでは肩すかしを食らってしまう。無論バスケを通して何らかのドラマを表現しようとするのなら設定として理解できるが、ストーリーは著しく試合偏重で進行し、読者に感情移入する隙を与えない。
さらには周囲のキャラクターもいずれ劣らぬ超人揃いであり、その主人公すら埋没しがちであっては、何のための設定かと思ってしまう。
バスケットボールを題材にしたという点で騙されてしまうが、例えば古典的な野球漫画で言えば「打率10割の打者」や「200キロを投げる投手」ばかりが登場する話を描くようなものであり、設定の凄さと漫画的な面白さが直結するかと言えば疑問である。
おそらく作者はバスケが好きなのであろうし、スーパープレイが見たいという心情も理解できるが、それがそのまま形になった様な漫画である。普通程度には面白いが、面白さの質はまさにスポーツ観戦の面白さに類似しており、漫画を使って表現する必要性はないように思う。
余談ではあるが、脇役扱いの木暮や安田の方に人間的魅力を感じてしまうのは、古い読み方なのだろうか?

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-02-15 01:19:43] [修正:2007-02-15 01:19:43] [このレビューのURL]

6点 amazonlyさん

井上雄彦氏の渾身の画力から描かれる迫力溢れる試合描写は唯一無二ですし、それは永久に評価されるべきだと思います。
ですが、
・才能>>>努力な傾向が強い主人公
・もし現実にいたら応援したくないであろうヤンキーキャラの美化
・どう考えてもやらかしてることが逮捕、退学もんのヤンキー時代の三井
・エースキラーとか言われてる豊玉の奴も傷害罪で逮捕しろ
・主人公補正のせいで蔑ろにされるメガネくんや他の1年生(弱い人の成長や活躍の方が感動するでしょ)
・ハルコさんがヒロインとして上手く機能してない
・最後の敵は国内最強校で誰もが負けると思ってたが奇跡の大逆転勝利!というあまりにもテンプレな最後
・あからさまな投げっぱなしエンド
・その他ひっかかる所
(赤木は何で強豪校に行かなかったの?何で安西先生はグレてた三井をずっとスルーしてたの?など)

こう言うところは今の価値観から見たらどうなの?って思わざるを得なく、まあ昔の漫画だからね?って許されてる感は正直否めないです。
あと試合で負けたのは選手のせいですし皆その重い責任を背負ってプレイしてると言うのに、田岡監督の「全て私の責任です!」は読者から陵南のキャラの評価を下げさせない為の逃げ、浅はかな思慮としか思えない。
なぜかネットではめちゃくちゃ持ち上げられてるけど。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2022-10-18 00:26:57] [修正:2023-01-15 18:02:59] [このレビューのURL]

7点 チーズカバオさん

スポーツ系の少年漫画としては超一級品であることは間違いない。作品の漫画としてのレベルやクオリティにケチをつける気はない。

ただ、個人的にこの作品の登場人物や、物語の根底の価値観はあまり好きになれない。
なんというか、メインキャラクターたちの行動、言動、思想その全てから、恵まれた人間のエゴが滲み出ているような気がする。
赤木のようなスポーツに勉強、私生活までストイックな漢はともかく、他の連中はとてもスポーツマンとは思えない幼稚な精神しか持ち合わせていないと思うし、最後まで大して成長しなかったように感じた。

本気でスポーツに向き合うことの素晴らしさは「肉体と精神を鍛え、厳しさと優しさを学び、人間的に成長すること」にあると思う。
そしてなんとも上手く言い表すことはできないが、この漫画で表されている成長や努力は、美しくて見映えの良い表層的なものに過ぎないような気がする。
スポーツというより、ゲームに必死に取り組んでいる少年たちの青春劇に見えてしまうのだ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2018-09-02 23:15:56] [修正:2018-09-03 00:46:10] [このレビューのURL]

8点 まっちょさん

あえて言うことはないと思います。
出てくる登場人物もそれぞれ個性あふれており、それぞれが違う形で好感が持てます。
私もこれを読んでバスケを始めた1人であります。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2010-09-15 00:52:47] [修正:2010-09-15 00:52:47] [このレビューのURL]

10点 ITSUKIさん

[ネタバレあり]

自分の中で「これ面白いよ!」と万人に薦められるマンガ第一位。
といっても知名度が高いのでそんなことする機会が自分の周りには無いほどですが。

友情、努力、そして勝利。
ジャンプの三本柱を見事に書ききった傑作だと思います。

ギャグが面白いのでキャラが敵味方問わず非常にたっていて、インパクト強いです。

ストーリーとしてはやはりメンバーが揃って大会がはじまる10巻以降が爆発的に面白いと思います。
しかし一試合一試合濃密に描く為、長ったらしいと感じる人も。
週刊でジャンプで読んでいた方はそう感じるのかもしれませんね。(自分は単行本派だったので感じませんでした)

また、絵の上達が非常にめざましく、はじめと最後でまるで別の漫画です。
最終巻における台詞なしで描かれる最後の攻防は必見です。


先生…続きが読みたいです…

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-08-10 02:51:56] [修正:2009-01-31 15:29:59] [このレビューのURL]

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