「電光石火」さんのページ

総レビュー数: 88レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月12日

 アニメはどうか分からないが、コミックは全巻読もうとすると人を選ぶかもしれない。俺はもちろん大好きだが、ギャグがしつこいとか絵柄が変わりすぎているあたりで批判の声をよく耳にする。

 俺がこの漫画をリアルタイムに読んでいたとき中学生くらいだったと思うのだが、なんとなく毎日が面倒くさく勇者とククリのように気ままに冒険することに漠然とした憧れがあった。ゲームも好きだったし、剣と魔法の世界というのも興味があった。

 これを言うのは恥ずかしいのだが、俺は小さい頃から女の子にあまりもてた記憶がないので、無条件に尊敬と愛情を受けているニケという存在にも、現実では味わえない幸せのようなものを感じていたのかも知れない。と書くと痛いかもしれないが。


 確かに最後のほう、少しばかり締りがなくなってきているという意見には頷けるが、それを考慮しても魅力的なキャラクターたちのおかげで最後まで飽きずに読むことができた。

ナイスレビュー: 4

[投稿:2008-04-12 22:21:48] [修正:2008-04-12 22:21:48] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 早く続きが読みたい本ナンバー1。
作者の漫画に賭ける姿勢はすさまじい。


 やはり物語に引き込まれたのは「あのシーン」。一人一人のキャラクターに深い魅力があるにも関わらず、無残にも殺す。しかし、だからこそ衝撃は凄まじいものがあった。

 「見ないで」という台詞を見たとき、少し呆然としてしまうほどのショックに襲われました。凄まじい漫画。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-04-12 22:29:00] [修正:2008-04-15 19:46:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 初レビューになります。

何がいいって、何が起こるかわからないところ。

世に出る物語のルールというか最後の砦を 割と簡単に破るあたりがすごい。 俺の今まで呼んできただいたいの話は、読み進めていくにつれてだんだんと外堀が固まってきて、こういう方向性で話が進んでいくんだろうと予想できるんだけど、彼の作品はそこにちょいちょい予想だにしない毒が混入されている感じ。

シガテラは最後まで読んだら、うわーリアル…と思うしかない。
普通の漫画だったら、主人公が浮気じみた行動を取ったらその因果で、ばれて酷い目にあったり、金蔵とか新林のあたりは大事件として描かれたりするんじゃないのか。
特に金蔵。あれは…やるか普通?


でも、あえて物語的なわざとらしい盛り上がりを避けてリアルに描くことで、現実世界で起きたら多分こんなもんなんだろう、って逆に納得させられちゃうよね。

んでもってラストですわ。
描き方としては、直接的な場面を避けて匂わせておいて、最後の最後で登場人物たちのその後を読み手に知らせる、っていうオーソドックスな感じだったけど。やはり毒を混入してましたね。

あれだけ二人の歩みを描いておいて、
ここへきて!っていうね、うん。
もう何を言っているのか分からないね。
でもあのラストがあるから作品が評価されたんでしょう。

初めて恋人ができたとき、「この人と結婚して一生一緒にいるんだ」と思い込んでいた。それは数年後には儚い思い出に変わるけど、あのときの想いや言葉に嘘はなかった。
自分のことと重ねてしまう人も多いんじゃないかな。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-04-12 21:59:50] [修正:2008-04-13 00:22:13] [このレビューのURL]

 壮大。の一言。
凄まじい事件や悲劇が起こるわけではない、宇宙人と遭遇して戦争になるわけではない。言うなれば人類が木星にたどり着いた、というだけのこと。

 それなのに何故こんなにも余韻に浸れるのか。

 俺はまだこの物語に含まれたすべてのメッセージ性について理解し切れてはいない。まだまだ沢山の命題が詰まっているのかもしれないし、はたまた何一つ意味はないのかもしれない。
 
 それぞれの読者がそれぞれ何かを読み取ることができれば、この漫画を読む価値があると思う。

 俺にはまだよく分からない。何年後かに読み返したとき、違ったよさに気づかされるのかもしれない。読後にすぐ書いているが、全体を評価して7点。しかし限りなく8点に近いし、もしかしたら9点かもしれない。悩む。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-19 15:46:33] [修正:2008-04-19 15:46:33] [このレビューのURL]

 微エロに持っていく展開がベタベタ。
しかし公然とベタな展開をもってくるので次第に
それがテイストなのかと思えてくる。

 最初から読むと誰もが東条エンドを予想するのに、
人気投票での結果で西野にシフトチェンジしてしまうあたり、
どちらがすきかということを抜きにしてもどうかと思う。

 真の漫画家であれば、
メインヒロインが読者に好かれるように描くのが筋。
途中で主人公が寄り道したとしても、
やっぱりメインヒロインはこいつだな、と思わせる
エピソードを盛り込んでラストにもっていけたら、
もっと評価は上がっていたと思う。

 主人公以外の登場人物の成長はほとんど見られなかった点も難。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-19 12:18:09] [修正:2008-04-19 12:18:09] [このレビューのURL]

 世間の評価は高いようだが、今から読もうとする新規読者にたいしてはつらい作品だと思う。展開も遅めだし、少し読むのに疲れてしまうような気がした。

 正直なところ何故ここまで評価されているのかは、わからずじまいだった。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 20:47:44] [修正:2008-04-15 20:47:44] [このレビューのURL]

 プロのレベルに達していない。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 20:31:15] [修正:2008-04-15 20:31:15] [このレビューのURL]

 キャラ、画力、ストーリー全て秀逸。月間連載ということもあるが、ストーリーはかなり丁寧に作られていると実感する。読んでいて全く飽きず、次の展開も気になって単行本の発売が常に楽しみな漫画。

 はっきり言って、これと言って文句のつけようがないが、たまにキャラの台詞やしぐさがさぶいときがある。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 20:25:18] [修正:2008-04-15 20:25:18] [このレビューのURL]

 恋愛漫画の王道。しかしベタではなく、主人公たちの笑う姿、なく姿がすっと心に入ってくる。すごく優しい気持ちになれる漫画。

 もしNANAしか読んだことがないという人がいるのであれば、絶対に読むべき。ちなみに俺のNANAの評価は2点。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 20:15:13] [修正:2008-04-15 20:15:13] [このレビューのURL]

 古谷作品の世に出た順番を考えると
ヒミズやシガテラのようなインパクトはなかったと思う。

ただ彼の書くサスペンス性は他の追随を許さないと思う。
ドキドキハラハラする流れ、その非日常が
日常の中に違和感なく紛れ込んでいる感じ。
リアルな作品ですね。

ヒロインが魅力的。
特に俺はこの作品のヒロインである羽田さんが好きです。
冴えない男に美人、という古谷作品によくあるシチュは、
さすがに非現実的ですが、
そこは漫画ですから、夢を見させてくれる部分でしょう。

彼の作品の中では珍しいハッピーエンド(?)
少なくとも他の作品と比較すれば遥かに幸せなエンディングだと思います。

古谷実作品を読み漁るときは、
おそらく最後に読むべきだと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-12 22:07:14] [修正:2008-04-15 19:51:43] [このレビューのURL]

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