「電光石火」さんのページ

総レビュー数: 88レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月12日

[ネタバレあり]

 早く続きが読みたい本ナンバー1。
作者の漫画に賭ける姿勢はすさまじい。


 やはり物語に引き込まれたのは「あのシーン」。一人一人のキャラクターに深い魅力があるにも関わらず、無残にも殺す。しかし、だからこそ衝撃は凄まじいものがあった。

 「見ないで」という台詞を見たとき、少し呆然としてしまうほどのショックに襲われました。凄まじい漫画。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-04-12 22:29:00] [修正:2008-04-15 19:46:07] [このレビューのURL]

9点 SLAM DUNK

20作以上レビューを書いているが、初めての9点。
アニメしか知らない人は、原作を読むべき。

すごく短い感想になってしまうが、
長く言葉にしてもおそらく全ては伝わらないほど感動が詰まっている作品。

とにかく読んでほしい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 23:25:06] [修正:2008-04-15 19:45:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 初レビューになります。

何がいいって、何が起こるかわからないところ。

世に出る物語のルールというか最後の砦を 割と簡単に破るあたりがすごい。 俺の今まで呼んできただいたいの話は、読み進めていくにつれてだんだんと外堀が固まってきて、こういう方向性で話が進んでいくんだろうと予想できるんだけど、彼の作品はそこにちょいちょい予想だにしない毒が混入されている感じ。

シガテラは最後まで読んだら、うわーリアル…と思うしかない。
普通の漫画だったら、主人公が浮気じみた行動を取ったらその因果で、ばれて酷い目にあったり、金蔵とか新林のあたりは大事件として描かれたりするんじゃないのか。
特に金蔵。あれは…やるか普通?


でも、あえて物語的なわざとらしい盛り上がりを避けてリアルに描くことで、現実世界で起きたら多分こんなもんなんだろう、って逆に納得させられちゃうよね。

んでもってラストですわ。
描き方としては、直接的な場面を避けて匂わせておいて、最後の最後で登場人物たちのその後を読み手に知らせる、っていうオーソドックスな感じだったけど。やはり毒を混入してましたね。

あれだけ二人の歩みを描いておいて、
ここへきて!っていうね、うん。
もう何を言っているのか分からないね。
でもあのラストがあるから作品が評価されたんでしょう。

初めて恋人ができたとき、「この人と結婚して一生一緒にいるんだ」と思い込んでいた。それは数年後には儚い思い出に変わるけど、あのときの想いや言葉に嘘はなかった。
自分のことと重ねてしまう人も多いんじゃないかな。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-04-12 21:59:50] [修正:2008-04-13 00:22:13] [このレビューのURL]

9点 レベルE

 たった3巻なのにここまで読むのに時間がかかった作品は他にない。謎解きやサスペンスやゲームのような世界が大好きな作者が、これでもかってほど自分勝手に暴れまくった作品。全ての話が秀逸です。

 9点ですが、俺のレビューのなかでは最高得点です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 22:43:11] [修正:2008-04-12 22:43:11] [このレビューのURL]

 今読んでも、素晴らしく絵が綺麗な漫画。
 アニメだけ見て漫画は見たことがないという人も多いけれど、是非読んでほしいと思う。クオリティの高さは計り知れない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 22:33:00] [修正:2008-04-12 22:33:00] [このレビューのURL]

 休みの日、半日かけて読破しました。
最終巻だけは少し評価できないけれど、それ以外はパーフェクト。

 漫画のところどころにあるメッセージにチープさを感じないし、真剣に考えさせられるような内容。
トシの母のエピソードで一気に引き込まれた。後半のトシの父の演説も良かった。

 全てのメッセージにわざとらしさがない。ただ語るだけなら誰でもできるけれど、作者は漫画の中でメッセージに込められたものを再現した上で語っているからだと思う。

 残酷描写があるが、いろいろな漫画を読んでいると特に気にならない。他にもただ残酷なだけの漫画はいくらでもある。大量殺人というテーマを描くには必要不可欠でもある。現実にそういう残酷な殺され方をしている人もいるだろうし、この漫画は一つの大きな架空の事件の、ドキュメントとして見てほしい。

 犯人・警察・加害者の親、色んな視点から描いている点からしてもドキュメントと言えると思う。


 ただし最初に言った最終巻を除けば。
 それまでの流れと最終巻あたりの物語が違いすぎる。視点が個人個人からバードビューのように変わった。
 おそらく読者としてはトシ・モンが出てくるところを見るのが一番楽しい。だからトシがつかまってモンが行方不明になったあたりで、物語は収束に向かうべきだったように思う。

 そのあとの世界情勢だとかそのあたりは申し訳ないが少し流し読みしてしまった。あとヒグマドンという設定はこの物語に必須だったのだろうか?

 さまざま思うことはあるけれど、全体を通して素晴らしい作品であることは間違いない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-20 22:02:04] [修正:2008-04-20 22:02:04] [このレビューのURL]

 キャラ、画力、ストーリー全て秀逸。月間連載ということもあるが、ストーリーはかなり丁寧に作られていると実感する。読んでいて全く飽きず、次の展開も気になって単行本の発売が常に楽しみな漫画。

 はっきり言って、これと言って文句のつけようがないが、たまにキャラの台詞やしぐさがさぶいときがある。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 20:25:18] [修正:2008-04-15 20:25:18] [このレビューのURL]

 古谷作品の世に出た順番を考えると
ヒミズやシガテラのようなインパクトはなかったと思う。

ただ彼の書くサスペンス性は他の追随を許さないと思う。
ドキドキハラハラする流れ、その非日常が
日常の中に違和感なく紛れ込んでいる感じ。
リアルな作品ですね。

ヒロインが魅力的。
特に俺はこの作品のヒロインである羽田さんが好きです。
冴えない男に美人、という古谷作品によくあるシチュは、
さすがに非現実的ですが、
そこは漫画ですから、夢を見させてくれる部分でしょう。

彼の作品の中では珍しいハッピーエンド(?)
少なくとも他の作品と比較すれば遥かに幸せなエンディングだと思います。

古谷実作品を読み漁るときは、
おそらく最後に読むべきだと思います。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-12 22:07:14] [修正:2008-04-15 19:51:43] [このレビューのURL]

 読者の心を揺さぶる精神世界を描くのは、作者の画力なくしては不可能。他の作者には絶対に真似のできない漫画。

 最初は少しばかり展開の遅さが気になったが、漫画の面白さは「動」だけでなく「静」でも表現できるということに改めて気づかされた。

 今連載が最も楽しみな漫画の一つ。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-15 19:42:15] [修正:2008-04-15 19:50:16] [このレビューのURL]

 まず、設定が面白い、そしてこの先何が待ち受けているのか分からないという、雰囲気を楽しむ漫画だと思う。まんまと作者の作った世界にハマり、恐怖も感じた。

 エンディングで評価が分かれるようだが、主人公たちが問題を解決したり登場人物が死んでしまったりするよりよほどリアルで、印象的だと思った。

 主人公が東京にたどり着いた時には思わずじーんときた。8点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 19:13:37] [修正:2008-04-15 19:13:37] [このレビューのURL]

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