「電光石火」さんのページ

総レビュー数: 88レビュー(全て表示) 最終投稿: 2008年04月12日

8点 BECK

[ネタバレあり]

 グレイトフルサウンドのシーン。
今まで漫画を読んできてあそこまで鳥肌が立ったシーンはないかもしれない。音楽を題材にした漫画は素人からしても難しいのではないかと思われるが、音楽をやっている感動をリアルに感じさせるハロルドには脱帽。

 コユキと真帆のカップリングもすごく魅力的で、なんだかうらやましいなと思ってしまった。見ているとなんだか胸が苦しくなったりする。苦笑

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 22:25:22] [修正:2008-04-13 00:24:42] [このレビューのURL]

芸術祭参加作品のような綺麗な漫画。
世界設定や背景に手が込んでいるし、キャラも魅力的。

ストーリー性のなさに批判の声があるようだけど、
それを差し引いても全体としては美しい。
人に勧めることのおおい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-13 00:05:27] [修正:2008-04-13 00:05:27] [このレビューのURL]

 短いけれど心にずっしりくる深い作品。読んだあとの余韻がかなり残るストーリー。

 雰囲気も好きだし、荒いながら温かみのある絵柄も好印象。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 23:55:22] [修正:2008-04-12 23:55:22] [このレビューのURL]

 9点をつけるかどうか迷った。
いわゆるスポーツものだが、野球に詳しくないと描けない漫画で、野球好きにはたまらない。

 それぞれのキャラも魅力的に描かれているし、(何故だか腐女子人気が高いのが少しアレだが…)心情描写も細かくていい。負けたチームの選手が泣いているシーンでは思わずもらい泣きしそうになってしまう。

 作者のほかの作品もかなり秀逸なのでオススメ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 23:53:48] [修正:2008-04-12 23:53:48] [このレビューのURL]

 それぞれのストーリーごとに作者のテンションの高低差が如実に現れている作品。力を入れているストーリーは伏線も緻密だし、人間模様の描き方も素晴らしい。

 ただ、その場その場で思いつきで物語を作っているのではないかと疑わしい部分も多く、キャラクター一人一人の魅力としては過去の作品である幽☆遊☆白書のほうが勝っているように思う。

 それでも先が気になってしまうのが富樫作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 22:40:31] [修正:2008-04-12 22:40:31] [このレビューのURL]

8点 ヒミズ

[ネタバレあり]

 若い時代の毎日の気だるさや将来に対する不安をこれでもかってほどリアルに描いていると思う。漫画的なわざとらしい盛り上がりがないところもリアル。

 ハラハラする場面を書かせると彼の右に出るものはいないと思います。特に正造が住田君のために金を盗むシーン。どんどん先へ先へ読まずにはいられなかったです。

 そしてラスト。
少しばかり希望が見えてきたところで、やはり未来を信じられなかった住田君。最後の最後までリアルさを追及したあの裏切り方。余韻が残ったのを覚えています。

 最後の朝、隣に住田君が寝ていないことに気づいた茶沢さんが外に様子を見に出たシーン。あのときの茶沢さんの無表情がすごく好きです。
おそらく「どこいったんだろう?」という漠然とした不安と、それでも最悪の想像はしていないであろう、複雑な表情が絶妙に描かれていると思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 22:15:51] [修正:2008-04-12 22:15:51] [このレビューのURL]

 壮大。の一言。
凄まじい事件や悲劇が起こるわけではない、宇宙人と遭遇して戦争になるわけではない。言うなれば人類が木星にたどり着いた、というだけのこと。

 それなのに何故こんなにも余韻に浸れるのか。

 俺はまだこの物語に含まれたすべてのメッセージ性について理解し切れてはいない。まだまだ沢山の命題が詰まっているのかもしれないし、はたまた何一つ意味はないのかもしれない。
 
 それぞれの読者がそれぞれ何かを読み取ることができれば、この漫画を読む価値があると思う。

 俺にはまだよく分からない。何年後かに読み返したとき、違ったよさに気づかされるのかもしれない。読後にすぐ書いているが、全体を評価して7点。しかし限りなく8点に近いし、もしかしたら9点かもしれない。悩む。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2008-04-19 15:46:33] [修正:2008-04-19 15:46:33] [このレビューのURL]

 さすがハロルド、面白い。
面白いけれど、あえて苦言を呈させてもらうと少しだけ展開の分かりにくさを感じた。いわゆるフラグのようなものがどちらに転がるのか、悪い意味で掴みにくかった。

 うまくまとまったのかもしれないが、オチにもう一ひねり欲しかった。全体を評価してこの点数。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 19:31:25] [修正:2008-04-15 20:05:10] [このレビューのURL]

 作者の漫画の中で最高傑作だと思う。
連載中のジャガーさんもきれいにまとまっている感じだが、単行本を買おうとまでは思わない、ジャンプを読んでいるときの口直しという感覚。
 対してマサルさんは作者が何をしでかすかまるで分からないぶっとんだ漫画。

 点数でかなり悩んだ。この漫画はあまり他の漫画と比べるべきではないし、何か同じ数直線状に置けない感じがする。

 とりあえず読んでみて欲しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-15 19:59:25] [修正:2008-04-15 19:59:25] [このレビューのURL]

 絵も綺麗、ストーリーも秀逸。
碁が分からなくても読めるようにできているし、雰囲気で十分に楽しめてしまう。

 主人公であるヒカルが無闇やたらに強くなるわけではなく、要所要所で負けて悔しい思いをし、成長する。というか、大事な戦いではたいてい負けます。そのあたりがなんだかリアルだし、応援したくなってくる。

 ヒカルだけでなくほかのキャラクターたちも魅力的。個人的にはプロ試験あたりが一番好き。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-12 23:13:08] [修正:2008-04-15 19:49:43] [このレビューのURL]