「レト」さんのページ
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これまで読んだ短編集の中でも本作は上位に入ります。F先生の鋭い先見性と観察眼、アイロニーが盛り込まれほのぼのとしたタッチも作品のテーマをシンプルに浮き彫りにしています。当時から鋭い切り口を持ったSF作品は手塚治虫を始め数多く存在しますが、わかり易さと時代を越えた普遍性では随一だと思います。特に倫理観を扱った作品が好きです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-09 12:58:46] [修正:2011-03-03 01:16:16] [このレビューのURL]
9点 レベルE
『幽☆遊☆白書』でジャンプ編集部と対立した冨樫のガス抜き的作品。短編集であるため、話はあまり広がらず幽白の仙水編やハンターのキメラ=アント編ほど重くはない。「天才的な悪人」ではなく「天才的な意地悪」を主役にしてしまったところが素晴らしい(笑)。読者の予想を見事に裏切る展開や、無駄なシーンが無くテンポよく進んでいく展開はいかにも冨樫らしい。食人鬼編の切ないラストでありながらベタベタのお涙頂戴演出を行わずにサラッとどこか哲学的にまとめるあたりも藤子・F・不二雄を髣髴とさせる。しかし、本作や『HUNTER×HUNTER』を読む限り冨樫はとことん「少年漫画的」な展開を嫌う漫画家であることが伺える。だからこそ「少年漫画の殻を容易く打ち破る」作品を描くことが出来る、今のジャンプ(と読者)にとっては貴重な存在なのだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-03-03 03:34:12] [修正:2010-03-04 22:40:32] [このレビューのURL]
9点 HELLSING
勢いだけで突っ走るような漫画はあまり好きではないですが、これだけは別格です。わずか数人程度の登場人物の間でストーリーは進みますが、スケールは壮大で特にモブ描写とアーカードの強さの演出は圧巻です。洗練されたセンスといい、細部への拘りといいヒラコーは日本のタランティーノですね。
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[投稿:2009-09-26 20:50:46] [修正:2009-09-26 20:50:46] [このレビューのURL]
9点 幽☆遊☆白書
鬼才冨樫義博の漫画家としての成長が見て取れる作品。最初は「てんで性悪〜」を引きずったロマンスから入り(感動的なエピソードもあるが)、その後バトル漫画に移行。暗黒武術大会編で画力・演出が大幅に進化し、仙水編で完全に羽化したといった感じ。冨樫の持ち味であるキャラの魅力も十二分に活かされ、戸愚呂弟や仙水などの「器の大きい悪役」は他のバトル漫画と比べても頭一つ抜きん出た存在感を放っていた。ラストの中途半端な締め方は確かに残念ではあるが、それまでの勧善懲悪を否定する「人間と妖怪の和解」という結末を描いただけでも十分に「描ききった」と言えるのではないだろうか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2008-05-18 13:51:18] [修正:2008-05-18 13:51:18] [このレビューのURL]
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