「カメオ」さんのページ

総レビュー数: 50レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年04月24日

幼稚園児のころからこの漫画を読んで育ってしまった僕は、案の定しんのすけの影響をもろに受けてしまった。
この漫画が僕という人格の基盤を作ってしまったといっても過言ではないと思う。
そのせいで今までの人生で損をしたことも確かにあったが、良かったことの方が多いと思う。
まあとにかく僕はクレしんが大好きなわけだ。
大好きでよかった。僕にクレしんを与えてくれた両親に感謝したい。

まあ私の話はこのへんにして、漫画としての感想をひとつ。
最近読み直しましたが、ギャグセンス高ぇなー。
内容は「大人」なので、小さいころ分からなかったギャグなどが今になって初めて理解できて何かお得な気分でした。
下品下品と言われてますが、しんのすけというキャラクター自体は上品なので、嫌悪感を感じるということはあまり無いと思います(最近のムトウユージ監督のアニメの方は普通に下品ですが)。

クレヨンしんちゃんにはこれからも「笑って泣ける」メディアとして成長していってほしいです。



追記:臼井先生が亡くなりました。
びっくりして涙が出て悲しくなって、まるで心にポッカリ穴が空いたようです。

「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品」

なんだ、

10点じゃないか。

ナイスレビュー: 7

[投稿:2006-04-29 20:17:00] [修正:2015-11-04 11:11:01] [このレビューのURL]

熱くなる漫画の条件はやはり「期待を裏切らないこと」と教えてくれる、
まさにそんな漫画である。

魅力的なキャラクターたちが「魂のこもったゲーム」を作るために
がむしゃらに、愚直に、わがままに、ぶつかりながら、
楽しみながら、そして泣きながら、自分の信じることをする。

”魂があっている”から突き進めるのだと語り掛ける。



自分もそんな仕事がしたいと思わせてくれる、大きな熱量を持った作品なのだ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-02-13 19:52:27] [修正:2015-11-01 13:15:35] [このレビューのURL]

戦災復興、黒魔術的な技術革新、超能力、騎士、バーサーカー

この漫画を形作るピースをいくつか挙げてみる。
絵柄にあまり重厚感がないこともあり、一見すると薄っぺらいファンタジーのように見えてしまう。

が、読んでみると分かる。
前述のテーマを読者に多少強引ではあるが心地よく飲み込ませる、
非常に『説得力』のある漫画であるということが。
すこしでも踏み外せば茶番になってしまうところを”間違える”ことなく、
丁寧に、丁寧に描いているからだ。

戦災復興という、根幹となっているテーマに対して全く手を抜かないことが、
この漫画をブレない強い漫画にした。

似たような表現でしつこいかもしれないが
パッと見以上に「本当に、本当に、よくやっている漫画」なのだ。


ぜひ読んでほしい唯一無二の作品の一つである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2015-11-01 12:49:11] [修正:2015-11-01 12:49:11] [このレビューのURL]