「白い犬」さんのページ

総レビュー数: 116レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年12月06日

現実感、浮遊感、夢、乖離、服従、嘘、真実、邂逅、離別、日常、
空虚、破壊、終末、そしてエロス。
これらフラグメンツ(断片)によってこの漫画はできていると思った。

ナイスレビュー: 6

[投稿:2006-05-01 21:30:42] [修正:2006-05-01 21:30:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

単身赴任からお父さんが帰ってきたら家は不良のアジトになっていて
母はアル中長女は薬漬けで性的玩具と化し次女は自慰行為を不良に
写真にとられて、としょっぱなから救いがない。
で、お父さんが命を張って我が家の平和を取り戻す・・・という
お安い話にならないのが山本直樹。
一応不良は追い出したもののお父さんががんばって家族を再生しようと
すればするほど家族の絆というものが幻想であることがわかってきてしまうという、深いよ山本さん。
連載当時作家の柳美里が絶賛していたのが印象に残っている。
彼女も家族の絆に振り回された生き方をしていたからであろう。
家族の再生をあきらめてそれぞれ家族が好きなことやってときどき集合して旅行いったりしたりしはじめたときにお父さんは死ぬ。
最期の言葉は「ありがとう」。このためのタイトル。
山本直樹に完敗。

ナイスレビュー: 7

[投稿:2006-05-01 02:17:36] [修正:2006-05-01 02:17:36] [このレビューのURL]

ああ、志村貴子だ。
収録の作品をざっと読んでいくと志村作品の核となる性別のあいまいな境界線や「家族」と「自分」の関係や思春期のゆらゆらとした恋心、その他もろもろが垣間見える。まるで豪華幕の内弁当。ごちそうさまです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-01 02:01:21] [修正:2006-05-01 02:01:21] [このレビューのURL]

6点 銀魂

最初見たとき絵が下手で週刊で漫画描いて大丈夫?と
思ったほどですが巻数を重ねるうちにほんの少しづつだけど
絵がうまくなってきてます。
この作品の最大の魅力はセリフのセンスとテンポですね。
あとときどきどうしようもない下ネタが笑いのツボに
クリティカルヒット。
人情ものの話とかたまにはいるけれどしょぼいコントみたいな
話のときのほうが好きです。ついでにコミックスの作者のつぶやきがなんか妙に痛々しくて好きです。何だ、自分銀魂結構すきじゃん。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-05-01 01:52:15] [修正:2006-05-01 01:52:15] [このレビューのURL]

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