「大富豪ボックス」さんのページ

総レビュー数: 72レビュー(全て表示) 最終投稿: 2012年08月17日

いままで麻雀漫画をたくさん読みましたが、純粋に麻雀の描写で勝負している漫画は数えるほどしかないんじゃないでしょうか。その中でもこの漫画が1番でであると思います。

ノーマーク爆牌党が他の漫画と決定的に違うところは、麻雀を「1人vs1人vs1人vs1人」でやっているところです(たいていの麻雀漫画は「敵vs味方」という構図をとっています)。
最終決戦に残る5人はいずれもキャラがたっていて、見るものを飽きさせない闘牌をやってくれます。全9巻なんですが、前半はギャグパート、後半はシリアスパートとなっています。

この漫画は読んだ人なら誰しもが絶賛するでしょうね。
麻雀を知っている人が読んだら絶対面白いし、麻雀を知らない人はそもそも読まないのだから。

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[投稿:2012-08-17 01:31:42] [修正:2012-08-27 20:24:42] [このレビューのURL]

近代麻雀にたまに連載されている読切作品。コンビニ本で一部の話がのっているものが刊行されたが、今後単行本はでないであろう。
内容は「世にも奇妙な物語麻雀Ver.」

自分のなかで麻雀を題材にした短編集のうちNO.1がこれ。
一つ一つの話が独立しているのだが、そのうちいくつが有機的に重なりあっていてオムニバスというのとはまた少し趣向が違う。

特にオススメの話は12話目の「占星」。30P程度だが構成力が半端ない。

竹書房は何でこの作品の完全版を出さないのか?
アカギ・ムダヅモ・兎にはボロ負けするとしても、片山・押川レベルには売れると思うのだが?

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[投稿:2012-09-16 23:03:34] [修正:2012-09-16 23:06:25] [このレビューのURL]

結構ボリューミーな作品。
内容はボーイミーツガール+SFみたいな。

舞台は第3次世界大戦終結後の日本。
序盤から一貫してヒロインの志乃を救出するという目的のもと主人公狂四郎が動いているので読みやすい。
設定も男の子がわくわくするような感じのもので面白い。

最後の章ではかなり大きい風呂敷を広げたが意外にもあっさりしたラストだった。経緯は作者のあとがきに書かれているがなるほどねーっといった感じ。

エンターテイメントとて純粋に面白い作品。

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[投稿:2012-11-18 01:16:59] [修正:2012-11-18 01:16:59] [このレビューのURL]

監督系野球漫画の走りとなった作品。

あらすじ:
高校球児である浅井キャプテンは母校である鷲ノ森がいつも1回戦敗退であったため、なんとか1回戦は勝ちたかった。そのため桐野高校を甲子園へ導いた黒木監督(クロカン)を招聘するのであった……。

大きく分けて3部構成(序章桐野高校編・鷲ノ森坂本編・鷲ノ森備前編)となっているのですが、オススメなのが最後の備前編と浅井キャプテンの選手宣誓シーン。
特に備前編では影の主人公と噂される備前が大暴れします。

クロカンもいちいち発する言葉に含蓄があります。
「ノックを受けたきゃ金を出せ」とか「甲子園の雰囲気を味方につけろ」とか。同じ作者の「砂の栄冠」でもおんなじこと言ってますね、なんか元ネタがあるんでしょうか?

とにかく漫画ゴラク連載とは思えないほどのストーリー性を持った漫画です。一読の価値あり。

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[投稿:2012-09-10 01:42:36] [修正:2012-11-18 00:47:20] [このレビューのURL]

7点 真剣

麻雀プロ佐々木寿人のドキュメンタリー漫画。

麻雀を打つ上での心構えみたいなものが書いてあります。それもよくある牌効率みたいな基本的なものではなく超実戦的なことを。

曰く、ポンチーされてもムカムカするな。
曰く、発声優先なんだから鳴きたい牌が出たらすぐに鳴け。
曰く、東1役あり満貫聴牌だろうがオーラストップ目だろうがリャンメンならかっぱぎリーチをかけてチップをかせげ。
……

「流れ」みたいなよくわからんオカルトではなくちゃんとした精神論を描いてくれた部分が面白かった。

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[投稿:2012-09-30 01:33:32] [修正:2012-09-30 01:33:32] [このレビューのURL]

同時期やっていた同じテーマの「ブラックジャックによろしく」より断然面白い。

この辺は個人の好みになると思うが、以下のような理由からそう感じた。
・「BJによろしく」は主人公が熱(青)すぎて若干うざい。
・「医龍」は登場人物それぞれにエピソードがあり、一種の群像劇となっている。特に凡人代表キャラの霧島が好き。
・「医龍」には権力争いみたいな描写があってそこがツボだった。

絵もクセがなくおすすめ。

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[投稿:2012-09-16 16:44:19] [修正:2012-09-16 16:44:19] [このレビューのURL]

子供のときよく読んだ。
手塚治虫ってかなりの数の作品をかいているだけあって、その内訳も玉石混交なんだけどこれは面白い部類に入ると思う。

テーマは「性+戦争」、たぶん。
内容も読む人によって、深く考えながら読むこともできるし、短いのでぱらぱらと流し読むこともできる。ベトナム戦争の間にかかれたものなので少なからずその影響を受けているはず、当時私はまだ生まれてなかったから知らんけど。
絵のタッチはアトムみたいな丸っこい感じでなく、風刺漫画みたいで細くて荒々しい。

ちなみに実家に親父が買ったと思われる手塚治虫の漫画が何冊かあったんだけどそのラインナップが「火の鳥」「きりひと賛歌」「ムウ」そしてこの「人間ども集まれ」だった。どういうチョイスだったんだろう……?

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[投稿:2012-09-09 22:31:16] [修正:2012-09-09 22:32:04] [このレビューのURL]

7点 奈緒子

名作です。なんでこの漫画が小学館漫画賞を受賞しなかったんでしょう?不思議でなりません。
自分も高校時代陸上長距離をやっていたのでいろいろ共感できるところがあります。臭い言葉で言えば「絆」とか「愛」とかそういのをテーマにした作品です。
中学駅伝編や高校駅伝編について走っているランナーの回想シーンは圧倒的です。どいつもこいつも涙流しながら走っていて、アンカーである雄介になんとかタスキを渡そうとしている姿は読んでいるこっちまで涙腺が緩みます。
不満もありますが(本田さんをもうちょっと活躍させろとか短距離編ボクサー編不要だろうとか)感動できる作品としておすすめです。

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[投稿:2012-08-19 22:28:20] [修正:2012-08-19 22:28:20] [このレビューのURL]

高校野球漫画。

全6巻でしかないんだけど、1巻と最終巻のテンションのギャップがすごい。
当初はギャグ漫画だったんだけど、徐々にシリアス化。
だんだん人間関係が壊れていくが、ラストは予定調和的というかうまく締めくくった。
人が涙流しながら壊れていくのは、やっぱ見てて面白い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-29 00:39:24] [修正:2012-10-29 00:39:24] [このレビューのURL]

学生麻雀という超ニッチな舞台の漫画。
元祖「咲」的な作品ともいえる。

よくまあいろいろキャラを思いつくなあと感心する。
麻雀漫画でキャラ付をしようと思ったらどうしても打筋で差別化する必要があると思うのだが、この作者は結構な数の漫画を描いているはずなのに、あんまりかぶってないのがすごい。

一押しキャラは「芥川泥之介」かね。自分の生い立ちから学んだムリ仕掛け「濁流」を操ります。

ラスト付近はコンビ打ち勝ち抜き戦をやっていて結構盛り上がった。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2012-10-04 00:49:53] [修正:2012-10-04 00:49:53] [このレビューのURL]

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