「赤い車の男」さんのページ

総レビュー数: 32レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年12月04日

8点 火の鳥

『火の鳥』や『ジョジョ』みたいに各部ごとで構成されてるマンガって点数つけるの難しいね。
基準が全体の平均か最大瞬間風速かによってけっこう違ってくる。

この『火の鳥』は特にそう。
まず鳳凰編,未来編は10点満点ではとても収まりきらない。
かたや乱世編のように個人的にはそんなになものもあれば、異形編のように味わいある短編まで様々。
ジャンルも尺も思い入れもバラバラでどうしたものか悩んでしまう。


というわけで僕なりに評価の方法を考えてみました。
その方法は、これらをまとめて『火の鳥』というタイトルの壮大な交響曲だと捉えるというものです。
「第1章 黎明編」でゆるやかに始まり、「第2部 未来編」で最初の山場を迎えると同時に【生命】の終わりと始まりを表現することで作品の核が云々云々・・・・・

さぶっ!書いてて恥ずかしくなってきた。やめ。(笑)
ロックのアルバムなんかで、コンセプトや全体のトータル性も含めて評価されてるものもあるじゃないですか?(THE BEATLES『サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』とか)
つまりそういうことが言いたいんです。

あー、ちゃんと言いたいこと伝わってるんかな?不安や。
それによく考えたら、他の皆さんもそういう評価方法なのかもしれんし。まぁいいか。

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[投稿:2006-12-14 03:44:46] [修正:2006-12-14 03:44:46] [このレビューのURL]

8点 リアル

6巻の話がとてもよかった。
井上雄彦が描く闘う人間は貪欲なまでに生きる力で満ちていて、悔しくて嫉妬してしまいそうです。

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[投稿:2006-12-12 16:18:52] [修正:2006-12-12 16:18:52] [このレビューのURL]

1巻を読んだとき、正直あまり好きになれなかった。
「洗脳」「復讐」「心理」「宗教」
いかにも中学生の頃の僕がが反応しそうなB級サスペンス的な内容になんだか恥ずかしくもなったせいだ。
絵もヘタだったし、キャラクター作りも荒い。

それなのにこのマンガにそれなりの評価をしているのは、早い話、2巻がおもしろかったからだ。

2巻のおもしろさは、自分を見失いつつあるいじめられっ子にスポットを当て、1巻の主役二人が脇役に回ったところにある。
このいじめられっ子の少年が感情を爆発させる姿は間違いなくこの作品全体を通してのハイライト。
まるで中学生の頃の僕の心の内をそのまま表現したんじゃないかと思うぐらい心に響いてきて共感し、ちょっと感動してしまった。
(このシーンのために『黒い羊は迷わない』を読む価値はあると断言」してしまいます。) 

惜しむべきは今後の話のパターンや方向性が見えてきた途端に、作品自体がどうやら打ち切られてしまったこと。
(ヤングサンデーは時々こういったアホなことをするから嫌いなんだ。)
少なくともあと4巻は続けられたはず。残念だ。

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[投稿:2006-12-10 22:26:42] [修正:2006-12-10 22:26:42] [このレビューのURL]

今だから笑える実体験マンガ。
あっけらかんとした笑い話です。

仕事と家族を捨てて失踪した自分の姿や、本当に死にかけた過酷な体験も、吾妻ひでおにかかればこんなにライトで愉快なマンガになるのだ。
もし自分が同じ体験をマンガにしても、それはきっと、ただ暗くて笑いのない、元アル中・ホームレスの身勝手なお説教にしかならんのやろなぁ。
このマンガが評価されるのも、なんとなくわかる気がするわ。
ただライトなだけじゃない、いろんな毒を昇華したうえでの軽さ。なんかそんな感じ。
僕はすごく好きです。

世間でかなり高い評価をされましたが、一方でそのことが作品の敷居を不必要に高くしてしまったように感じます。
「賞をとった漫画だから」だなんて構えて読まないほうがきっとおもしろいですよ。

僕の好みで言うなら、もう少し毒を残してほしかった感もありますが、十分におもしろいマンガ。

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[投稿:2006-12-09 14:40:10] [修正:2006-12-09 14:40:10] [このレビューのURL]

スピリッツを読んでいるときは、フリが長いなぁ、ぐらいの感想だった。
だけど単行本で読むとちゃんと芯のある作品になっていておもしろかったです。
ボクシングを描きたいんじゃなくて、なぜ主人公がボクシングをするのかというところが大事なんですね。

情けない男を描かせたら今一番アツイのはこの作者でしょう。

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[投稿:2006-12-09 14:24:28] [修正:2006-12-09 14:24:28] [このレビューのURL]

正直に言うと嫌いです。
猟奇シーンが不謹慎だとか、子供に悪影響だとかは言うつもりはないし、まったく思ってもいません。
僕が嫌なのは10年近く経っても進展しない話です。
謎が謎をよぶサイコ・サスペンスと書けば聞こえがいいですけど、ここまで引っぱられると単なる先延ばしにしか思えません。

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[投稿:2006-12-09 14:13:04] [修正:2006-12-09 14:13:04] [このレビューのURL]

このマンガって食わず嫌いしてる人が結構いてそうな気がします。
絵柄も話も、日常の出来事にふと目線をやる感じの、どちらかといえば地味めなものがほとんどですし。
そういうのに興味がない人には縁のないマンガかもしれません。

しかし僕はあえてこのマンガをそういう人に薦めています。
なぜなら何気ない風景に興味がないのと、嫌いなのとは全然違うからです。

季節の移り変わりや受け継がれる文化、目的もなく道を歩くことの楽しさを知っているのと知らないのとでは、毎日のおもしろさがまるで違うのだということを僕はこのマンガに教えてもらいました。

どうでしょう?今まで気づかなかった素敵なものを探してみませんか。
なんちゃって。

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[投稿:2006-12-09 02:27:26] [修正:2006-12-09 02:27:26] [このレビューのURL]

僕はサッカーにはまったく疎いんですけど、このマンガはアツくてよかった。

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[投稿:2006-12-09 02:00:45] [修正:2006-12-09 02:00:45] [このレビューのURL]

『のだめカンタービレ』でしか二ノ宮知子のギャグやノリを知らない人に是非とも読んでもらいたいです。
このマンガは作者自身の酒にまつわる失敗談や武勇伝をネタにしたものなんだけど、これがメチャメチャおもしろい。
はっきり言って笑いの爆発力でいえば『のだめ』なんて目じゃないぐらいで、酔っ払ってヤ〇ザの車にイタズラする話なんて僕は爆笑してしまいました。
なにより二ノ宮知子の友人知人が異常に個性的な方々ばかりで、また笑ってしまいますね。(これは読んで確かめてみてくださいね)
結論
二ノ宮マンガの変人達は現実にも存在しうる人達である。

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[投稿:2006-12-09 01:55:05] [修正:2006-12-09 01:55:05] [このレビューのURL]

女子プロレスラー 兼 一児の母である‐藤かおる‐が周りから叱られたり呆れられたりしながら頑張ったりする漫画。
この漫画を読むと、逃げ出すことがいかにカッコ悪くて、どれだけ周りに迷惑をかけるかを改めて理解できますね。
藤さんを見てるとまるで人事とは思えません・・・
なんて言うか、お母さんがいっぱいいるみたいな漫画です。

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[投稿:2006-12-06 16:10:18] [修正:2006-12-06 16:10:18] [このレビューのURL]

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