「赤い車の男」さんのページ

総レビュー数: 32レビュー(全て表示) 最終投稿: 2006年12月04日

10点 寄生獣

最後の最後で人間を否定したのが『デビルマン』。
それを下敷きに発展、追求し、とうとう真逆の真理にたどり着いたのが『寄生獣』だと僕は思う。

 ミギー大先生の最後の言葉は、僕の中でおそらく生涯ブレることのない価値観になっています。

恐れ入りました

ナイスレビュー: 2

[投稿:2006-12-12 05:20:04] [修正:2006-12-12 05:20:04] [このレビューのURL]

 すいません、所詮は古い漫画だと侮ってました。
 個人的には世界史の教科書では非人格者のように書かれているマリー・アントワネットに独自の解釈を加え、母としての苦悩や王女のプレッシャーをリアルに描いているところがすごく良いと思います。
 町並みや衣装から時代の空気を読み取れるのもおもしろい。
 間違いなく少女漫画の、いえ、日本の漫画史上の金字塔的作品。
 そして読めばオスカルに「様」をつけて呼んでしまうこと確実です(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-27 23:42:52] [修正:2006-12-27 23:42:52] [このレビューのURL]

あ、こんなAVありますよね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-25 02:21:40] [修正:2006-12-25 02:21:40] [このレビューのURL]

4コマ漫画なのに2ページで1エピソードになっているものがあったりするのが新鮮でした。
いがらしみきお『BUGがでる』『ぼのぼの』にも似た間の使い方がとてもいいです。
個性的なキャラクターにも味があります。『あずまんが』以降の萌え系漫画には「智ノリ」「ちよもどき」「大阪くずれ」「ゆかり先生似」などのキャラクターが溢れかえる結果となりましたね。
それらと比べればわかりますが、あずまきよひこのキャラクターセンスはずば抜けています。
見た目や性格を変にひねったりせずに、喋り方やテンポにそれぞれ別の個性をもたせることに成功している。
そんなバラバラの個性が『あずまんが大王』独特のグルーヴを生んでいるのでしょう。(この場合もちろん『あずまきよひこ』でも可)

シンプルで表現力のある絵など、4コマ漫画にとって大事なものをほとんど持っている作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-21 09:09:39] [修正:2006-12-21 09:09:39] [このレビューのURL]

10点 ぼくんち

僕が初めてこの作品を読んだのは、たしか高校一年生の頃だったと思う。
その時ははっきり言ってこのマンガのなにがいいのかさっぱりで、すぐに当時好きだったマンガ(派手なだけで今読むと・・・な)に手を伸ばしていた。

当時の僕は今よりもっとマンガに対して視野が狭かったんですね。絵が良ければ名作みたいな考え方でしたから。
セリフを噛み締めて読むなんてしたことすらありませんので、『ぼくんち』を理解するなんて到底無理な話です。
ほんわかした絵柄と雰囲気だけでダメだと決め付け、肝心の内容はほったらかしでした。

それからしばらく経ち、いろいろな良いマンガに触れ視野もそこそこ広がった高校三年の卒業シーズン。
三年という月日の中で僕なりにいろいろなことがありました。
女の子におもいっきりフラれたり、尊敬できる友人ができたり、身の丈に合わない難しいことを考えてみたりもしました。
そんな中、卒業アルバムの寄せ書きで見つけたある言葉に僕はとても感動した。
それを書いた友人によるとそれはなんとあの『ぼくんち』のセリフなんだとか!

「へー、こんな良いセリフがあったのか。どれ、もう一回読んでみるか。」
そのセリフがどのシーンのセリフかを聞き忘れたため、最初から最後まで、全セリフをじっくり舐めるように読んでいった僕は
気付けばジャバジャバ泣きながら『ぼくんち』を読み終えていた。


 幸せとはなんだろう
 大事な人が悲しんでいる時になんて言ってあげれるんだろう
 いっそ死んでしまおうか


もしそんなことを考えたことがあるなら『ぼくんち』を読んだほうがいい。
あなたは絶対になにかを感じられるはずだから。

まっすぐな顔をして笑っていた人が翌日に死んでいたりする非情な世界でも、そこで暮らす人たちは笑う。
そこには哀しい優しさがあり、優しい哀しさもある。
それらを感じられたなら、このマンガの底を流れるもっと大切なものを同時に感じられるはずだ。

もし『ぼくんち』を読んでもなにも感じなかった人がいたら、それは絵柄だけに目を奪われて、もっとも重要な「言葉」を読みとれていないだけではありませんか?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-12-11 02:55:29] [修正:2006-12-11 02:55:29] [このレビューのURL]

7点 YAWARA!

 渋めの前作『パイナップルアーミー』と、メジャーな作風の本作とのギャップがおもしろいですね。自分の好みは『パイナップルアーミー』ですけど。

 この作品はシンプルでわかりやすい青春ストーリーです。
浦沢直樹があえて大衆ウケする作品を描いたと言うだけあり、誰でも楽しめるような作品になってます。
魅せるシーンとコミカルなシーンのギャップがいいですね。
 ただ柔の試合シーンのほとんどって、彼女が強すぎるため、おもしろさの方向が似たり寄ったりなんですよね。
柔の心の動揺+勝利のカタルシス
みたいな。
だからど〜しても飽きてくる。
 ただまあ、その分浦沢直樹の演出の巧さがわかりましたけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-28 00:00:12] [修正:2006-12-29 14:28:41] [このレビューのURL]

4点 HAPPY!

 一言で言えば全部ベタですね。
色々な要素があるけど、ベタベタに設定されたそれらの魅力がわかりません。
 誰も彼もわかりやすい典型的な動きをするベタ主人公、ベタ悪役、ベタ天才、ベタお坊っちゃん、ベタ体育会系……。
恋愛のすれ違いもベタ。貧乏設定や借金額も読者をわかりやすく感情移入させるためのベタベタドラマ。
 たぶん全体的にベタにウケを狙いたかったんじゃないですか。
そういうのが好きな人にはウケた気がします。
だってこの漫画を読んだ感想って、くりぃむしちゅーの番組でやってる『ベタドラマ』と同じなんですもん。

別にこういう作品は他にも色々あるし、ちなみにどちらかと言うと好きなほうだ。
なのになぜ『Happy!』を素直に評価できないか。それは『YAWARA!』の後にまた同じベタドラマをやる必要性がみえないからである。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-28 00:22:18] [修正:2006-12-29 14:14:43] [このレビューのURL]

7点 PLUTO

 最近の浦沢作品すべてに言えることなんですけど、怖がったり悲しんだり、キャラクターが死んでしまう時の表現がショボすぎます。
 他の演出や話が良くても、そこだけ嘘クサイんで熱が冷めてしまいました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-28 00:28:38] [修正:2006-12-28 00:28:38] [このレビューのURL]

7点 MONSTER

話は長いけどおもしろい漫画だと思います。
まぁ大事なところで煙にまかれた感じもするんですけどね。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-28 00:08:21] [修正:2006-12-28 00:08:21] [このレビューのURL]

 複線が張り巡らされた展開でおもしろいんですけど、改めて複線を理解してから読むとどうも惹かれる要素が薄い気がします。
 もし最終章がアレだったらどうしよう。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2006-12-23 19:56:18] [修正:2006-12-23 19:56:18] [このレビューのURL]

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