「とみー」さんのページ

総レビュー数: 18レビュー(全て表示) 最終投稿: 2007年01月21日

10点 ぼくんち

[ネタバレあり]

 見開き1ページで1つのお話がまとまってしまうので、映画のように盛り上げて盛り上げて最後に泣かせるというタイプが好きな人には不評なのかなと思います。
 
 もともと好みの分かれる作者ですので、得点のばらつきはしょうがないと思います。

 私は遠慮なく10点をつけさせてもらいました。 
 底辺の人間たちをみて、自分が恵まれているなぁ という現実よりも、その現実の中で自分は精一杯全力で「生きて」いるんかなぁとか思ってみたり。。。
 作者も別に共感なんかしてもらいたくはないんじゃないかな とか思ってみたり。。

 結局、批判賞賛形はどうあれ この作品について考えてみた人は読んだ価値があるんだと思う。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2008-03-11 21:01:21] [修正:2008-10-04 13:46:42] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

中盤の数々の名言、迷言はもちろん最終回が秀逸すぎます。古谷さんにしか描けない。

人生ってそんなもの。何で破局したのかなんて考えるのは野暮です。初恋の人と結婚というだけで現実でも話題になるじゃないですか。

大人になるってこういうこと。主人公荻野は自分が不幸のかたまりだといわれ傷つき、悩む。しかし、カレも大人になると気づいてしまう。俺だけじゃないと… 人類皆、他人と触れ合えば、幸せはもちろん不幸ももらってくると。そう「シガテラ」を人と接すればもらってしまうのだと。
そんなことに気づき、彼はそのような事を真剣に考えることをやめる。だから不安定じゃなくなる。そして、カレの言葉で言えば「つまらない奴」になった。

作品中、大人荻野が恋人に言った最後の言葉は「ずっと一緒にやっていこう」というものだったと思う。青春時代の「君をずっと幸せにするよ」ではないのだ。なぜらなば、彼は大人になったのだから・・・

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-07-26 00:28:44] [修正:2007-10-16 23:15:30] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 世の中絶対評価できる作品なんてごく少数と開き直って、比較させてもらいます。すみません

 私個人としてはアイズのほうがずっと好きだった。何でかって理由は簡単。このマンガ優柔不断の意味が違う。「あの子にしようかこの子にしようか」ってずっと迷うのって単にエゴイストなだけじゃないですか?
 対して完成度の高いめぞん一刻の主人公も優柔不断ですけど、それは他人に対して(本命じゃない人に気を使って突き放せない)であって、自分の気持ちになんの揺らぎも無いんです。ヒロイン一筋です。
 もっと言えば作者ですらも最後はどっちにも転べるように話をつくっている気がしてならない。
 

 あと、別に気にする事じゃないのかもしれないけど、無意味なパンチラ多くて非常に低俗に見えた。(それは初期アイズもだけどw)訳わかんないエロいハプニングとかもコメディとはまた似て非なるものであると思う。恋愛マンガではないです。週間連載用のお色気イラスト集

 ぜひ、めぞん一刻、(同じジャンプの)アイズなどを読んでみてください。 

ナイスレビュー: 3

[投稿:2007-02-21 23:56:01] [修正:2007-02-22 00:10:50] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 私は名作だと思います。古いことは認めますが。

 個人的にはなぜ学歴も収入も外見も負けている五代君を響子さんが選んだのかという答えはきっと五代君が優柔不断だから。総一郎さんを愛する響子さんを愛する事が出来るからじゃないのかなぁと納得しました。
 まぁ、単に恋心って理由のないものってものありだと思いますが。
 作者が最後には「優柔不断の「優」は「優しい」と書くよね」いうこと、「過去も今も切り離せるものではない=「不断」だよね」ということを本来の意味からちょっと違う解釈を伝えたかったんじゃないかな というのは深読みかな。。

 
 

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-05-13 22:16:21] [修正:2007-12-29 14:26:03] [このレビューのURL]

 典型的なラブコメである事は否定できない。主人公はやたらもてるし、やたら都合よくおいしい目にもあう。

 しかし、この作品にあって、多くの他の作品にはないもの。それはリアリティ。何もストーリーに完璧なリアリティがあるとは言わないが、主人公である高校生一貴の精神が非常にリアルに感じられる。
 典型的ではあるが、愛情と高校生特有の性欲と理性とのジレンマ。そして、終盤での、自分に将来の夢がないことをコンプレックスに思い、思い通りにならない恋愛にもがき、それでも必死で相手の事を思いやる心。
 この世の中に、将来の夢を明確に持ちそれに向かって突き進んでいける人や(いわゆる遊びではなく)本当に愛する人との恋愛を何の苦悩もなく続けられる青年がどれだけいるというのだろうか?
 これが私にはこの作品がリアルだと感じられた理由である。

 それゆえ、冷めた高校生活を送った(もしくは現在進行形な)人、まだ人を本気で好きになることを知らない中学生には、駄作にもなりえてしまうでしょう。

面白いと感じるか否かの差は主人公に読者がどれほど感情移入、感情理解ができるかだと思う。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2007-01-21 01:03:43] [修正:2007-02-03 22:23:51] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 僕は、マンガがすきだからこそ自分なりに想いを持っている。マンガ家が自分で作った設定は絶対否定してはいけないとも思う。好き嫌いは言うけどそれは僕1人の勝手な価値観だし、その点を評価はできない。世界観、キャラクター達の設定は僕には到底生み出せないから尊敬すらする。
 
 だけど、自分で設定した世界観を自分で壊してしまうマンガ家は、マンガ家じゃない。ただの絵描きです。

 最近。(体質的に)心臓が複数ある敵やら何故か首切れて死なない敵やらが登場している。このマンガって修行した人間が忍術を使う話でしょ?違いますかね? 
 「死なない」って修行すると修得できるの?根本的に考えて心臓って増やせちゃっていいもんなの?っていう冷めた疑問
 「忍術」によって不老不死(体の取替えによる)や分身が可能であることは、問題ないんです。設定内ですから。でも、上2つは根本的にずれていると私は思います。

 たぶん、もう回復しないでしょう。このマンガはまだ目の肥えてないお子様向け。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-23 22:38:25] [修正:2008-10-04 13:35:45] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

 ナウシカという「人間」が「人類」の光と闇を持った存在なのだろう だからきっとこんなにも「ナウシカ」という像が考えれば考えるほどぼやけてくるのではないだろうか。

 問題提起にはじまり、正論解決に持っていかずしてきちんと話をまとめきったところに意味がある漫画だと思う。

 ただ、あくまで漫画なので絵の見づらさ読みにくさで−1点としました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-09 22:16:41] [修正:2008-03-20 00:05:33] [このレビューのURL]

1点 BLEACH

[ネタバレあり]

 最近の展開の流れ

 新敵キャラ登場→メインキャラ苦戦→(いつの間にか新技修得)→一発逆転ホームランで勝利

 あと、刀で切りあってる割に誰も絶命しない 錆てんの?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-02-23 22:48:02] [修正:2007-02-23 22:48:02] [このレビューのURL]

 あらすじがないというか、もはや最後の最後までオチがない漫画。
起承転結で言えば結がすぽーんと抜けてずっとくり返されていく日常感がすごい。

 考えてみれば、好きな人と付き合った瞬間とか初めてそういう行為をした時ってきっと人生の幸せピークなんじゃないかなんて当事者も思うんだけど、別にそれで人生終わりじゃないもんね。漫画っていう表現だとどうしてもそのピーク感を表現せざるを得ないところもあってっていうのもあるんだけど・・・

 個人的には、チアキ君の童貞喪失の相手がああで特に過剰な煽りもなく気がついたらそうなってて っていうのがすごいような気がします。 その恋の結末も含めて
終盤にもそういう安直な形でのオチで終わらせなかったことも、主人公が何も変わってないこともいいと思う。

 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2010-05-11 15:32:37] [修正:2010-05-11 15:36:29] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

 これほど面白いスポーツ漫画はない

 もちろん完成度が完璧だなんて思っていない。だが、10点をつけない理由にはならないと思う。

 あえてポイントを考えるとしたら、「まぐれ」が都合よく発生しない所が良くあるスポーツ漫画と違うんでしょうね。野球などと違ってバスケットボールという点を積み上げるスポーツ自体の性質もあるんでしょうけど。

 最後まで各キャラクターを支配し続けた作者に敬意を称したい 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2007-01-21 22:47:58] [修正:2010-03-26 15:31:10] [このレビューのURL]

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