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この作品の第一話を「コロコロコミック」誌上で読んだ時の衝撃は忘れません。
当時の連載していた作品の中でも、断トツで絵がうまく、アクションシーンも描け、ロボの書き込みやデザインも非常に凝っていました。ストーリーもシリアス。
要するに「超かっこよかった」んですね(笑)
夢中で読み返し、第一話の内容をずっと覚えていました。
しかし、ちょうどその頃は自分がコロコロを卒業するくらいの時期だった為別冊に移籍してた事もここで漫画登録するまで知りませんでした。
最近になってどうしても最後まであの「ランポ」を読んでみたいと思い、中古をさがしてようやく揃えました。
そして10年以上の間をあけて読んでみたのですが・・・
第一印象はキャラの顔!はじめは顔つきがデフォルメ調ないかにも「コロコロ」らしい顔でここが思い出補正との違いでした。連載後期はイケメンになってます(笑
ストーリーはいわゆるボーイミーツガールから、さらわれた姫をマリオのごとく救い出しに行く内容です。
絵の上手さに関しては思い出補正抜きにしても上手だと思います。
次に思ったのは「設定の凝り方」です。
どうみても児童向けじゃないし、漢字も難しいものが多く、これは小学生は読み飛ばすなぁと思いました。読み返してそこらの良さに気付けて良かったです。
ストーリーのまとめはちょっとイマイチ、というか駆け足に感じました。
作者の構想通りには描けなかったのだろうなと思いました。惜しい。
キャラは良し!ランポのいかにも主人公らしい性格と、そのライバルっぽい位置づけのローズもクールでかっこいい。
それ以上にロボットであるマスラオとかの性格の「人間臭さ」がとても良い。ダイの大冒険のキャラの様な武人っぷり。
帝国のロボ達の性格は一部除いてかませ、やられ役な奴ばっかでしたがw
昔の思い出の作品を年とってから読むと、「思い出ブレイカー」的な事になる事も多々あるのですが、この作品はそんな事ありませんでした。
今読んでもなお「かっこいい漫画だ」といえる作品です!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-31 15:54:14] [修正:2010-01-13 16:33:58] [このレビューのURL]
様々な「すこしふしぎ」な設定で物語が進行していく短編作品。
頭の中が凝り固まったときに読むと、頭の神経が解きほぐされる感覚を覚える。普段のものの考え方とは違った視点を提供してくれる。
食欲はおおっぴりにしてもよいが、性欲は恥ずべきことである
人は人を殺してはいけない
これらの自明の理(とされている)について、作者はこれらの価値観とは全く逆の架空世界を描き、この常識に対して疑問符を投げかけている(『気楽に殺ろうよ』)。話に出てくる医者の言い分も説得的だ。
「常識は常識、当たり前だ」、と思い、そこで思考停止しても生きてはいけるが、それでは人生つまらない。世間の常識に囚われず、新たな視点を手に入れるための頭の体操の場を与えてくれる作品―噛めば噛む程味が出てくるスルメ的作品―だと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-13 02:36:18] [修正:2010-01-13 02:36:18] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
まさに人生観を変えた作品。
後半の環境問題ばかりがクローズアップされて評価される嫌いがあるが、
環境問題はあくまで一つの事例に過ぎず、作者がこの作品で訴えようとしているのは
「人間とはなにか」であろう。
「自己を把握するためには他者の存在が必要である」
人間を相対化して把握するための大きな意味での「他者」として寄生生物を導入した、
と私は解釈している。
そして作者は新一の心情の変化を通じて作者なりの答えを作品全体を通して、説得力のある形で「人間とはなにか」という問に対する解答を提示している。
マンガという、大胆な仮想世界を絵を通して明快、かつ劇的に表現することができる媒体を最大限に活かすことで、上記のような難解な哲学書で記述されるような普遍的な問題をエンターテインメントに仕立てたこの作品は実に素晴らしい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-13 01:20:01] [修正:2010-01-13 01:20:01] [このレビューのURL]
1点 フルーツバスケット
何と言うか肌に合わない漫画でした。
主人公が敬語ってのにも引きましたし、行動があざとく感じてしまいました。
絵も苦手です。ひねくれ者の僕には面白さが理解できない作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-12 23:33:51] [修正:2010-01-12 23:33:51] [このレビューのURL]
7点 えの素
ひどい漫画 ぶっちゃけ変ゼミより卑猥
いやらしい卑猥ではなくただ卑猥、お下劣。ちぎれて、発射して、もれて、もらして、そいつを飲んで・・・なんでもありのナンセンス具合です。
正直、ちんことうんこが出てきただけで笑うのはコ〇コ〇の読者の小学生たちだけかと思ってました。違った。
これはワンランク上のちんことうんこの漫画である。そして、それを笑うのは大人です。
中毒としかいえませんたまに猛烈に読みたくなります。
正直、部屋にあるのを異性に見つかったら、ふたりえっち級の核爆弾だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-12 16:27:21] [修正:2010-01-12 16:27:21] [このレビューのURL]
7点 QあんどA
幽霊になった実の兄。その兄にとりつかれた(?)弟。二人の織りなすどたばたコメディ。あだち作品。
大ヒット作品「タッチ」以降あだち先生の連載作品はいくつかのタイプに分類される。
タイプA、あだち的王道作品
早い話が、野球ラブコメ青春モノ。「タッチ」「H2」「クロスゲーム」など。あだち的王道にハズレ無し。アニメとかメディアミックスされまくる。まあ無敵。多くの読者も望んでいる期待どうりの漫画である。
タイプB、あだち的裏作品
先生が大いなる意欲を持って新ジャンルを開拓しようとした作品群。だが読者の持つあだち漫画へのイメージの違いや作風と内容との相性の問題により残念ながら一般受けはせず。賛否両論となる作品。
一応私もファンのはしくれなので作品名は控えさせていただくが、時代劇だったり超能力つかったりする作品である。
タイプC、あだち的準王道
基本はあだち王道のタイプAだが、野球以外のスポーツを題材にした作品。王道に比べて味わいを変えている部分も感じられる。シリアス部分を強くした「ラフ」や「スローステップ」「KATSU!」など。
ベースが得意分野なのでデキは総じて高い。
以上大きく3つのタイプに分けてみたが今回レビューの「QあんどA」見事に「タイプBあだち的裏作品」に分類される。わひっ。
始まったばかりだがこの作品が「タッチ」並みのヒット作品になるであろうなどとは、あだちびいきの私でさえも流石に言いにくい。
一般読者の方々には駄作扱いされそうで怖くも有る。
あだちは野球漫画描いときゃいいのにと言われるかも知れない。だが。
それは完全なる間違いだと言いたい。この作品は絶対必要なのだ。何故断言できるのか。
あだち先生は大御所と呼ばれて久しいが昔も今も挑戦者なのだ。
ベテランと新人が同じ土俵で評価されるマンガ家稼業の世界では守りに入ったら負けなのだ。作品は死んでいく。
新しいジャンルに取り組む姿勢。それを忘れない事。
これがあだち充が今も週間連載誌の第一線で活躍し続ける理由ではなかろうか。
しかも恐るべきは確実に人気を取り、読者を満足させる作品(クロスゲーム)を同時に発表しながら。
「QあんどA」が怪作として名をとどろかしたとしてもたいした問題ではない。
本当に恐ろしいのは作家がチャレンジ精神を無くす事なのだ。
そして私は待ち続ける。新しいタイプの作品が開花、大ヒットし「タイプD、あだち的次世代作品」という4つめの分類が出来上がる日を。
そしてその日は私の予想に反して意外にすぐ来るかもしれないのだ。
また亡くなられている元漫画家あだち勉氏。その実兄への想いがこの作品に大きく影響を与えているのが想像に難くない事を付記しておく。
さあ行け。QあんどAよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-11 21:20:39] [修正:2010-01-12 03:10:24] [このレビューのURL]
3点 ペンギン娘
漫画の世界では、古くから(美)少年同士の同性愛的関係を描いた作品が、主として女性ファンによる二次創作作品などで多く発表され、それらは隠語的に「やおい」と呼ばれてきた。(近年ではボーイズラブということも多いけど)
腐女子の皆様方の活躍もあって現在ではかなり一般への認知度も高まってきたやおい文化だが、この言葉の語源は、一説では
ヤマ無し(山場無し)
オチ無し
意味無し
というニュアンスから来ているのだという。美少年同士の絡みを描くことを最優先し、物語的な必然性とか意味とか、そういう要素は二の次である事への自嘲であろう。
さて、この「ペンギン娘」だが、本作はそういう言葉の真の意味において紛れもないやおい作品である。
なんか「ペンギン」とか「択捉」とか「イルカ」とか言う名前の美少女達がセクハラしあう”だけ”の内容であり、山場は少なく、落ちにも欠け、無論のこと意味など求めようとすること自体無意味である。
それでもギャグが面白かったりすればまだいいが、本作に関しては、それすら。清々しいほどに何も残らなかった。
ついに我々は、美少年同士でなく美少女同士でもやおいを成立させられる領域に来てしまったのだ……!
いや、それで充分だろ、他に何かいるの?という境地で読めば、まぁ楽しめなくもないかも知れない。無意味であっても無価値ではなかろうが、今の自分にはまだ無理な話だである。色々な意味で修行が足らないというかまだ青いというか。
同じチャンピオンの海洋生物娘漫画である「侵略!イカ娘」はあれほど気に入ったのに、この違いは一体?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-11 23:19:39] [修正:2010-01-12 00:43:20] [このレビューのURL]
3点 ふたりエッチ
平均点が異様に低いですね。
男なら大概の人はお世話になったことがあるんじゃないですか?
僕もわざわざ電車賃払って遠くの古本屋に行って、この本を3冊200円で買ったことがあるのですが、今はいい思い出です。
ストーリーは、真と優良のエッテ日記を13年にわたって書いているだけですので、ストーリー性は皆無です。
疑問なのが、この二人が子づくりに励んでもう何年になるのでしょうか?
これだけやっても子供ができないならもうあきらめるか、病院に行くしかないと思うのですが、二人には何の問題もないようです。
休日にブック〇フに行くと、たいてい小学生数人がこの本を立ち読みしています。
それを見ると、やっぱりこの本は男なら一度は通る道なんだと思います。
どんなに甘くつけても1点ですが、思い出補正で3点とします。
もし、10巻あたりで子供ができてその後家族は幸せに暮らしました、と終わっていたのなら名作になれていたかもしれないのに、残念です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-10 19:47:13] [修正:2010-01-10 19:47:13] [このレビューのURL]
昔から何度も読み返してしまう漫画です
とにかく中盤から後半はドラゴンクエスト
を越えたと言っても過言ではないと思います
ポップの成長物語でもあるし
ハドラーの成長物語でもある
善悪を超えた生き様を教えてもらった気がします
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-10 02:56:53] [修正:2010-01-10 02:56:53] [このレビューのURL]
8点 ヨリが跳ぶ
ヒマツミノルの描くスポーツマン主人公は、原則”長嶋茂雄”風天才肌+典型B型人間だあ。ヨリもこの原型から脱皮していないが、私は個人的にはスーパースターが好きなので、飽きません。
女版レジーを主人公に、周囲を飾る個性的な仲間やライバル達とのコミカルな交流が本編の最大の魅力。
私は好きです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-01-09 18:08:15] [修正:2010-01-09 18:08:15] [このレビューのURL]