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10点 大市民日記
このマンガは相当ヤバい、狂気のかたまり。
よく暴力性が高くてキャラがまくしたてるように喋るマンガ(たとえばヘルシングとかワールドイズマイン)に対して「狂気」っていう言葉が良く使われるけど、あれは正確な表現ではないと思う。
「気が狂ってる」とかじゃなくてただテンションが高いだけだろ、作者はわりと計算して書いてるよ。
だいたい「狂気」なんて自分をカッコよくみせるために使われるいわゆる「厨2病」的単語だろ、恥ずかしいな。
なんて思ってた自分でも使いたくなってしまう。
このマンガは狂気のかたまりだ。
詳しくは画像検索でもしていただければいいんだけど、ここに詰まっているのは「人生ってのは意味がないんじゃないか」と読む者に思わせる圧倒的な虚無感であり、孤独感であり、マンガへの行き詰まり感だ。
「孤独」×「頑固」×「酒」の組み合わせは、人をここまで荒廃させることができるのか。
この人の周りにはきちんと注意してくれる人がいないのか、こんな物を描いてるのに止めてくれる人がいないのか。
一応は何度もヒット作を排出しているはずだろ。
家族はどこだ、友人はどこだ、慕ってくれる人はどこにいるんだ。
読んでる人間の心をヒリヒリさせてくれるような「狂気」を感じたいなら是非読んでいただきたい。
ただし、全然おもしろくない。
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[投稿:2016-09-23 17:55:57] [修正:2016-09-23 17:55:57] [このレビューのURL]
10点 喧嘩商売
よく見ればとても変な絵だし、話も冷静になってみるとご都合主義すぎる感じがする。盛り上げどころでナレーションを多用するのも個人的には違和感ある。あと最近は無くなったけどギャグとシリアス時の雰囲気が両極端すぎてぶっちゃけキャラクターが崩壊してる。
なのにこんなに夢中になって読んでしまうのはなぜなんだ。
BSマンガ夜話で「ガラスの仮面」について「話は超ご都合主義だし、絵も描写力なくて変なシーンが多い、でもそれを超越した魅力がこのマンガにはある」てな事をいしかわじゅん辺りが言ってた気がするんだけど、それと同じ感覚なのかな。
とにかくホント先が楽しみ過ぎてツライ。
文さんが負けちゃったらどうしよう。俺泣いちゃう…(26歳男性)
※よく「木多がこんなにおもしろい漫画描くなんて!」みたいな感想を見るがそれは失礼だと思う。「幕張」の頃からトンデモナイもん描く人だったんだから、そういう可能性を見抜いて無かった人が悪い。ちなみに俺は見抜いてなかった。
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[投稿:2016-09-15 17:11:47] [修正:2016-09-15 17:11:47] [このレビューのURL]
10点 HUNTER×HUNTER
最近ジャンプのマンガ、というか少年マンガに盛り上げ所でくどいばかりにナレーションとかモノローグを多用するという演出をやるものが多くなった気がする。
そういうの読む度に、「うぜぇなあ」、「絵を見りゃ分かるんだから黙ってろよ」、とか思っちゃう。マンガの描き方の教科書とかに「何でも文字で説明するのはやめましょう」とか書かれてた気がするんだけどなあ、とか思っちゃう。マンガ描かないけど。
でもある時ふと、これってもしかして富樫のマネしてるのかなあと気づいた。そういえばハンターにはやたらとナレーションとか多い。キメラアント編からやたらと多くなった気がする。
ハンターハンターは超絶おもしろいマンガだから、みんな影響を受けて、富樫のカッコよくて一番マネしやすい部分をマネしたのかなあ。
だとしたらみんな面白いモノが描きたくてこの演出を取り入れて、結果的にサムイことになってんのかなあ。だとしたら呪われてるな。とかなんとか思ってしまう。
なんか、この人の文章が持ってる特殊さって、普通の人が目指してるものと違う気がする。なんというか詩的なんだよな、ポエム的というか。
(ポエムって言ったら昨今バカにされるけどさ、あれは間違ってると思う。)
少ない言葉でこちらの想像力を引き立てることが出来る言葉の使い方というか、そういう才能があるからあの演出も許される、様になってるのであって、普通の人がやってもダメだよなあ、なんて思った。
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[投稿:2016-09-15 16:30:02] [修正:2016-09-15 16:30:02] [このレビューのURL]
10点 BLEACH
1点か10点かで迷ったけど、敬愛の意を込めて10点!
ネット等では散々ネタにされている、所謂『オサレ』漫画の先駆だが、もう既に遥か地平で金字塔を打ち立ててしまっている偉大な漫画。
このセンスに追いつける作品は恐らく、今後のジャンプでは出てこないのではないだろうか。正に魂を揺るがすめいさくだった(人生には絶対影響しないが)!
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[投稿:2016-08-02 14:47:31] [修正:2016-08-02 14:47:31] [このレビューのURL]
10点 トライガンマキシマム
究極のアクション漫画。
序盤はガンアクションとして、中盤はアメコミ風能力者バトルとして、終盤はSFとして、全てが過去にないスタイリッシュな展開と表現技法で読者を魅了する。
デザインセンスやアクション描写の特異性に目を奪われがちだが、何気に心理描写や回想の入れ方が神がかり的に上手い。最低限の描写で最大限に印象に残る名シーンを量産しているのが、この作品を名作たらしめている理由の一つだと思う。
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[投稿:2016-07-25 08:16:17] [修正:2016-07-25 08:16:17] [このレビューのURL]
10点 血界戦線
一流の脚本家を何人も抱えているんじゃないかと思ってしまうような、毎回コンセプトが異なりながらも完成度の高すぎるシナリオが魅力。
残念なのは、読者側にも相応の漫画や映画的経験値、センスが無いと、面白さが全くわからないことだろうか。
トライガンの時より抑えられているとはいえ、ライトな層の漫画読みにはやはり敷居の高い表現技法が多すぎると思う。
ついてこれる奴だけついてこいみたいな、かなりピーキーな作風だが、だからこそ到達出来る漫画の面白さの神髄がここにある。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-25 08:04:24] [修正:2016-07-25 08:04:24] [このレビューのURL]
10点 からくりサーカス
キャラ ストーリーが最高だった 表情をよく描かれている
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[投稿:2016-07-02 01:09:49] [修正:2016-07-02 01:09:49] [このレビューのURL]