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7点 殺し屋1(イチ)
漫画だから読めた本当のSM。
なんというか不覚にも萌えてしまう要素が
そこかしこにあるのは自分も性的におかしいのか
それとも人間誰しもSM素養をもっているということかなぁ
と思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-20 19:47:52] [修正:2007-01-20 19:47:52] [このレビューのURL]
7点 ホーリーランド
格闘理論で色々物議をかもしていますが、
現実ではまったくその手のものに接点の無い人なら
リアルに感じられておもしろいと思います(自分もそのクチ)
この漫画の一番の魅力は異種格闘技戦にあると思うけど、
重要な登場人物の過去を秘密にしておくなど、
ストーリーとして伏線になりそうなものを用意している
しっかりした作りの漫画です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-20 19:42:50] [修正:2007-01-20 19:42:50] [このレビューのURL]
7点 MONSTER
全編に渡ったドイツやチェコなど欧州を舞台にしたミステリー漫画。冷戦時代の東ドイツで行われた人間の人格改造によってうまれた殺人鬼こと怪物を巡る物語。
一人の出世意欲にまい進する日本人の脳外科医。その欲に満ちた人生に疑問を抱いて上司の意見を遮って助けた命が,自分の人生を大きく狂わせるという矛盾に満ちた悲劇。
序盤は極めて面白い。その助けた命はドイツ青年だが,謎めいていて彼の存在を一般の人間は誰も知らない。しかし,確実に彼は存在し,まぎれもなく人を殺していく。闇,ということばが漫画の中に何度か出てくるが,この青年自体が闇であることは,読者なら誰しも気づくのではないか?
感情表現を描くのがうまくない浦沢は,青年の不気味さを,顔で描くことはできなかった。しかしながら,青年の行動が,不気味なのであり,まさしくモンスターなのであることを教えてくれる。残酷描写は極めて控えめながら,漫画で起こる事実が読者にいいようのない恐怖感を与えるだろう。エンターテインメントとして一流であるゆえんだ。
だがいくつかアラも見受けられる。デザインのセンスに欠ける浦沢は,人間の顔に個性を植えつけることができない。これが小説だったらと思うことも少なくない。物語は悪くないのだから。だが,デザインのセンスに欠けているために,壮大な物語にケチをつける格好になっている。どれも皆同じ顔に見えてしまう。
特に,デザインのセンスの欠如が顕著に現れてくるのが,ニナ(アンナ)であろう。金髪のドイツ娘という設定だが,なにやらそこらの日本の若い娘に見える。あれをドイツ人に見立てられてもちょっと困るのだが・・・?たいして知的にも見えないし。設定がうわついて見えてしまうのだ。
物語は,悪くないといったが,徐々にしぼみはじめてしまっている。テンマが,何故モンスターことヨハンの命を狙おうとするのか?たしかにヨハンは冷酷無比だろうが,自分の全人生を賭けてまで何故?そこまでの動機がまるで見えてこない。自分の医者ないし医学者としての人生が,絶たれた訳でもなかろうに,少々理不尽な設定ではなかったか。家族が殺されるとか,なんらかのプライベートな理由がないと,感情移入するには至らない。
そういえば,テンマの家族はまるで物語に登場しないのだが,それも一体どういう理由でそうしたのだろう。
サブキャラクターのエピソードをつむいで物語の構成力を豊かにしていく手腕は,さすがといえる。その緻密かつ物語に不可欠なエピソードは,『MONSTER』という漫画を,複数の人間の感情が入り乱れる漫画に仕立ててくれている。
ドイツで指名手配となったテンマが,確かに無実の罪と判明したとはいえ,最終的には大学から招待されたり,医師団に参加したりと,なんだか適当になってしまった展開も非常に疑問である。
文化庁メディア芸術祭だとか小学館漫画賞だとか手塚治虫賞だとか主だった漫画賞を受賞した本作だが,まさにしかり,というような内容ではないと感じられた。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2006-08-08 23:46:47] [修正:2007-01-19 22:58:52] [このレビューのURL]
9点 沈黙の艦隊
非常にスケールがでかい作品。
潜水艦同士のバトルや大艦隊との死闘はとにかく凄い。
しかしこの漫画で一番面白いのは
政治家同士の言葉での戦い。
特に核シェルター内の密室で繰り広げられる
各国首脳の論議は無茶苦茶熱い。
色々と否定意見はあるみたい(ラストシーンなど)だけど
はっきり言って
これ程パワーに溢れ、勢いがある骨太な漫画は
今の漫画界には無い。
好き嫌いは関係なしに一度は読むべき。
名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-18 18:40:57] [修正:2007-01-18 18:40:57] [このレビューのURL]
4点 シティーハンター
あまり心に残るものがなかった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-18 18:03:13] [修正:2007-01-18 18:03:13] [このレビューのURL]
8点 銀牙−流れ星銀−
動物を主人公とした作品としては最高峰だと思っております。
犬達が熱い会話をしていることにも何ら違和感は感じません。
むしろ「犬の世界は凄いなぁ」と感心させられてしまいました。
少年漫画に必要なキャラクターも揃っており皆それぞれ魅力があります。その中でも個人的にはリキと紅桜が際立ってました。
ただ・・・赤カブトで終わりにしても良かったのかなと・・・
それでもこの作品は充分楽しめます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-17 11:38:40] [修正:2007-01-17 11:38:40] [このレビューのURL]
5点 ボーイズ・オン・ザ・ラン
読んで持て「これは!!」と思いました。
別に感動したとかではなくまさにこの漫画は
現代の「非モテ」人口をターゲットにした
漫画だったからです。
みうらじゅんの作った言葉に「童貞をこじらせる」
というのがあるんですが、それはつまり童貞であることは
悪いことではないのにコンプレックスを感じて卑屈に
なってしまうことをあらわしています。
この漫画は非モテをこじらせた人達にとってはたまらない
のではないかと。一見ヒロインと思わせてくれたちはるちゃん
ですがとった行動はイケメンでモテる男とくっついた末妊娠して
捨てられるという非モテ男が抱く女への絶望そのもので
作者の内面は相当鬱屈した何かがあるとしか思えません。
非モテサラリーマンの現実とでもいいましょうか
対極にあるモテサラリーマンの島耕作とかサラリーマン
金太郎とかヒーロー的なものと異なり
田西はとことんみっともない。不器用でこれといって
秀でたものを持っていない。何をやってもうまくいかない。
そこが多くの非モテ層に支持を得ているのだと思います。
田西がなにかやりとげる、といったカタルシスが今後
物語の中にあるかどうかわかりませんがとりあえず
最後まで見守っていきたいと思います。
あと「宮本から君へ」と似ているという意見がネット上で
ちらほら耳にしますが、私は似てないと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-17 01:14:19] [修正:2007-01-17 01:14:19] [このレビューのURL]
4点 ドラゴンボール
みなさん知っての通りかなり面白い漫画。
が・・・、無駄に長く続けすぎ、設定も滅茶苦茶になっていくストーリー、終盤ではなんでもありのドラゴンボール・・・。
正直、ここまで評価されるのが私にはあまり理解できません。
最初の方がいくら面白くても、設定などを蔑ろにするのは好きじゃないです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-14 12:50:25] [修正:2007-01-14 12:50:25] [このレビューのURL]
今まで漫画を読んできて
ラストで泣いたのはこの作品だけ。
はっきり言って3巻までは普通の漫画です。
ところが4巻から劇的に化けた。
急激に面白くなります。
特にエピローグの素晴らしさは
筆舌に尽くし難いほど。
この漫画はエピローグを除けば6点が妥当なところでしょう。
しかしそれを補って余りあるラスト、
余りにも切なくて美しい。
個人的には今まで読んできた漫画の中でも
最高のエンディングではないかと。
1話?56話で6点、エピローグに10点。
7点。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-13 15:48:48] [修正:2007-01-13 15:48:48] [このレビューのURL]
9点 タッチ
やはり野球漫画として見てはいけない作品だけど、何回読んでも泣いてしまう作品。
登場人物がみんないいやつばかりで他人の事を本気で思える優しさを持っている。話としても特に破綻無く、最初から最後まで飽きずに読める。またあだち充の魅力である間の使い方やコメディの使い方も上手い。名作でしょう。
ただ、みなみちゃんでマイナス1点。まあ仕方ないと言えば仕方ないけど、和也の扱いはひど過ぎる・・・・・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-01-11 00:20:16] [修正:2007-01-11 00:20:16] [このレビューのURL]