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10点 SLAM DUNK
なんといっても山王戦が凄すぎる
最後の2巻で進んだ時間が10分程度ていう…凄まじく濃ゆい
この2巻は手に取った人のほとんどが途中で手を休められなくなるのではないだろうか?
井上氏はこの連載中の画力の向上が半端ない、たぶん相当努力してたんだろうな
バスケットを好きだから書いたっていうのも読んでみれば自然に頷ける
誰が何と言おうと傑作中の傑作
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[投稿:2013-12-25 16:44:04] [修正:2013-12-25 16:45:03] [このレビューのURL]
10点 ぼくの地球を守って
作品の見方そのものを変えられてしまった作品
人生に脇役なんてない、みんながみんな何かを抱えて生きてんだな、て改めて考えさせられたりした
この作品以降、脇役の設定が甘かったりおざなりだったりすると、もうその作品自体の興味が失せるという無意識下の枷を強いられてしまった
日渡早紀の他作品も読んだりしたがぼく球は別格、何か憑いてたんじゃないか?とさえ思えるほど深い心理描写は迫力が違う、この人はこれ以上のものは描けないと勝手ながら思う
深夜の東京タワーを背景に宙を舞う輪が「あれ、僕にくれない?」なんて科白を吐く、見てはいけない触れてはいけないものを見ているような不思議な余韻を演出する様に背筋がざわつく
次々明らかになっていく前世、どんでん返しといっていいストーリー、凄絶な愛憎劇、一度読んだだけでは理解しきれず読み返すのだが、その度に新たな伏線に気付いたり…不満な点もなくはないがそれらを超越するだけのポテンシャルをもっている
ジャンルを問わず多種多様な漫画を読んできたが未だこの漫画を超える衝撃は受けたことはない、好きな作品は?と問われ真っ先に浮かぶのはいつもぼく球になってしまうくらいに
ちなみに続編といわれる「ボクを包む月の光」は蛇足、読むに値しない
とはいえハマった人は絶対に気になるはずなので止めても無駄だろうが
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[投稿:2013-12-25 10:48:09] [修正:2013-12-25 14:37:55] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
食物連鎖の頂点に立つ人間。
世界人口は70億人を超えた。
動物を食べまくり、森林を切り開き、毒を撒き散らす。
そろそろ人間の間引きが必要ではないか?
そんな事を考えさせられる作品です。
1巻から10巻まで一気に読みましたが、最高でした。
その後2回、3回と読み直しましたが読めば読むほど心に響く作品です。
「死ぬまでに一度は読め!!」と薦めたい漫画です。
寄生獣がアニメと映画になる事が決定しました。
アニメはともかく、映画ですか・・・。
映画ね?・・・。
「失敗した・・・」「残念だ・・・」とならないよう祈ってます。
↑
ミギー風にww
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2013-12-25 04:38:50] [修正:2013-12-25 04:38:50] [このレビューのURL]
10点 藤子・F・不二雄 異色短編集
他の漫画家が30冊かけて表現する事を藤子先生は30ページで書ききる。
『ミノタウロスの皿』で味わった複雑な絶望感が素晴らしい!
絵がファニーだから中和されてるけど、とんでもなく残酷な話を描いている。
ブラックユーモアって仮面は被っているが、ありえない密度で人間の本質を切り込んでくる。
藤子先生って子供だけじゃなく大人も育ててくださるんだよなぁ
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-12-22 05:51:12] [修正:2013-12-22 05:51:12] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
この作品には人間が感じる全ての感情が集約されている。
無機質で、それでいて極めて効率的で正論を発する地球の意志とでも言える『寄生獣』の存在
じゃあ対する人間の存在意義ってなんなの?って壮大な話です。
作中で明確な答えは与えてくれませんが
田村涼子が子を守ろうと新一を呼びとめた手段
ミギーが新一との生活をいとおしく思い、死の孤独を感じた瞬間
人間は人間である以上、他の生物のモノサシでは考えられない と後藤にとどめをさす新一
言葉では足りないから、人は想いを音楽に乗せ、絵を描く。
この作品も芸術の域だと感じた。
安っぽいラブソングや、安易なグロ表現や、詐欺に使われている『絆』表現を吹き飛ばす圧倒的なメッセージを感じる。
心に余裕がある
人間って素晴らしい
人間の事を少し学んだミギーが最後にそう言った。
安っぽいけど結局は『愛』なんだなぁってなんか思った
なんでこの作品を映画化するのか謎で腹立たしい。
漫画であるがゆえに最高傑作な本作でしょう。
他のメディアでこねくり回して、本作の価値を落とすべきではないのよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-12-22 05:34:00] [修正:2013-12-22 05:34:00] [このレビューのURL]
10点 進撃の巨人
アニメ化もあり,人気が爆発的に伸びている作品です。実写映画化も予定されています。
内容についてですが,王道からは少し外れたような感じです。度々バトル漫画と勘違いされがちですが,少し違います。
100年以上前,突如巨人が発生します。そこで多くの人類は巨人に食い尽くされます。巨人には知能はなく,ただ人類を喰うという行為しかしません。生き残った人類は50mもの高さの壁の中に逃げ込み,100年の平和を手に入れます。しかし,主人公のエレンは壁の中だけの生活に不満を感じ,壁外の世界を探検することを夢見ています。
100年もの間安穏だったのですが突如体長60mの超大型巨人が現れ,壁が壊され,エレンは母や街を巨人に奪われます。それから数年後,復習を誓ったエレンは兵士になり,仲間と共に巨人に立ち向かいます。
私はこの作品を知人に薦められて読んだのですが,1巻を読んだだけでとても衝撃を受けました。それからは早く早く次の巻を読みたいと思うようになって,あっという間に全巻読み終えました。ハラハラする内容が私の好みにぴったりでした。
他の方がおっしゃるように絵は雑ですし,それほど上手くありません。
しかし内容はとてもおもしろいです。設定も細かいですし世界観・謎がかなり深いです。アニメは完成度が非常に高いですので,アニメも併せて見るといいでしょう。
年齢を問わずお勧めしたい作品です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2013-12-05 00:55:12] [修正:2013-12-05 00:55:12] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
絵があまりうまくない、って書き込みありましたが
自分にとってはこの作者さんは絵が相当うまいなぁと思います。
手の巧妙な描写、体の構造の描写、体の動き、角度感のある
飽きないアングルのつけ方などなど素晴らしいです。
グロテスクな絵も激しい戦闘描写も人体構造をよく把握してないと
なかなか描けないし、作者さんは絵の才能も十分相当あると思います。
でもキャラの表情は固いとは思いますが‥
この漫画を読んで、つくづく生きるということは他の命を
犠牲にしてしまっているんだなぁと感じます。
哲学的な漫画でもあるし、戦闘シーンもハラハラしますし、
こんなに斬新的で心に強く残る漫画はないですね。
岩明均さんは天才だと思います。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2013-12-02 01:19:27] [修正:2013-12-02 01:19:27] [このレビューのURL]